地図を書かせて
じいさまとばあさまの家、ちょうじゃどんの家は、どのような位置関係にあるのか検討する授業をおこなった。
ちょうじゃどんの屋敷とじさま、ばさまの家の場所を道路もつけて絵に描いてみよう。文をよく読むと証拠の言葉が見つかるよ。
子どもたちは文をよく読み、次のような絵を描いた。一番おかしいものから検討していくことにすると、まず(4)をあげられた。
(図:略)
<(4)がおかしい>
「そりはちょうじゃどんのやしきの方にはいかず、こっちに近づいて来るではありませんか」と書いてあるから、(4)ではいきなりじさま・ばさまの家に行ってしまう。
<(2)がおかしい>
「じさまの家はどこだ。ばさまのうちはどこだ」と言っていて迷っているみたい。
じぞうさまが迷っていないからおかしい。
町へ続く道がない。
<(1)がおかしい>
道が多すぎるからおかしい
「どこだ、どこだ」と言って迷っている。
←でも、じぞうさまは初めて、じさま・ばさまの家に来たからいいんだ。
<(3)がおかしい>
本では「じょいやさ、じょいやさとそりをひくかけ声がしてきました。耳をすまして聞いていると…」と書いてあるから、(3)だとじさま・ばさまの家が遠すぎて、じぞうさまの声が聞こえないと思う。
声が聞こえるのは、分かれ道から近いところだと思う。
最終的に、(1)、(6)、(7)はよいだろうと言うことになった。一番多く支持されたのは、(1)の20数名であった。その根拠としてあげたのが、次の理由である。
- じぞうさまが近づいてくること
- 迷っていること
- 音が聞こえてくること
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