大造じいさんとガン~大造の気持ちが変わったのはいつか

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作成者: シリウスさん

残雪に対する大造じいさんの見方が変わったときがいつであるか、物語のクライマックスについて検討をおこなった。

大造じいさんの残雪に対する気持ちが「いまいましい奴」→「ライバル」に変わったのはいつなのでしょう。子どもたちから、6つの意見が出された。たくさんの意見が出されたので、おかしいものから消していった。



 A:いつのころからか、この残雪が来るようになってから
 B:が、なんと思ったか再びじゅうを下ろしてしまいました
 C:ただ、救わねばならぬ仲間のすがたがあるだけでした
 D:残りの力をふりしぼって、ぐっと長い首を持ち上げました
 E:大造じいさんは強く心を打たれてただの鳥に対しているような気がしませんでした。
 F:おおいガンの英ゆうよ

この中で一番おかしいものはどれですか

Aがおかしい
-
まだ大造じいさんはいまいましいやつと思っているからAはおかしい
この文の後に「いまいましい」と出てくるからAはおかしい
最初は6つの場面が出されたが、だんだん次の2つに絞られていった。

B  12人
-
なんと思ったか再びじゅうを下ろしてしまいました。

E  21人
-
大造じいさんは強く心を打たれてただの鳥に対しているような気がしませんでした。

B :再びじゅうを下ろしてしまいました。
-
Eでは「強く心を打たれた」と書いてあるけど、Bのところでも弱心を打たれたと思う。ここから大造じいさんの心が変わり始めたんじゃないか
残雪が仲間のために戦っている姿を見ているうちに、けがをしているときにひきょうなまねで取りたかあないぞと思った。
大造じいさんはただじゅうを下ろしただけじゃない(気持ちが変わったと思う)
もし大造じいさんも気持ちが変わってなければ、このとき残雪を打っていたはず。
じゅうを下ろしたときに残雪はあらためて頭領なんだなと思った。
気持ちが変わってなければなぜここでじゅうを下ろしたのか説明ができない。

E :強く心を打たれてただの鳥に対しているような気が〜
-
「強く心を打たれた」と書いてあって大造じいさんはここで感動した。
じゅうを下ろしたのところで気持ちが少し変わっているんだけれどBのところで大きく変わったから。 「残雪をとるのはやめよう」と思ったのがこの「心を打たれた」ところだと思う。 その前のところで「努力しているように見えました」という文がある。その残雪の姿を見たときに大造じいさんの気持ちは変わったのではないか。

話し合いはこうちゃく状態になった。どちらだが正しいとはっきり結論を出せないのである。そのうち、BでもEでもない新しい考えが出できた。BとEの中間。すなわち、銃を下ろした後で強く心を打たれる前という意見である。

G :残りの力をふりしぼって、ぐっと長い首を持ち上げました。そしてじいさんを正面からにらみつけました。
-
残雪にぐっとにらみつけられて、大造じいさんは強く心を打たれたのではないかな。 BでもEでも決められそうもない。AとBの間にある「せめて頭領としてのいげんをきずつけまいと努力しているようでもありました」のあたりではないかと思った。 大造じいさんはBからEの間にだんだん気持ちが変わっていた。急に変わっていない。
残雪がけがをしている姿を見て心が変わったと思う。
最終的な考えを聞いてみると、次のような人数分布になった。

B 12人→14人   E 21人→4人   G 0人→14人

最後に教師の解釈を説明した。

|先生は G のにらみつけたところだと考えます。 Bのじゅうを下ろしたところで、残雪に対する気持ちが変わりはじめ、 Eの強く心を動かされたところではもう完全に心が変わっています。 B では早すぎるし B では遅い。  B と E の間にあって心が変わるきっかけになる残雪の行動はこのにらみつけたことだから G のにらみつけたと言うところで変わったと考えます。 |

出典:シリウス/静岡教育サークル http://homepage1.nifty.com/moritake/index.htm

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