スキャナ(ADF)を使って資料をデジタル化

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1 たくさんの文書

学校現場には多くの文書が出回りますので、手軽にスキャナをとって共有する環境があれば、仕事はかなり楽になるのではないかと思います。例えば、研修案内の文書などは、掲示してもなかなか見てもらえないことが多いと思いますので、スキャニングして「国語 大造じいさん ○○小学校 11月10日(木)」などとファイル名をつけて同じフォルダに入れておけば、必要な人に届きやすいと思います。(その前に、学校現場に文章を早くデジタル配信・共有するシステムをきちんと整える必要がありますが…早く、デジタル環境を整備してほしいものです)

今までコピーや印刷をして紙媒体で共有していた文書を、スキャナー→共有フォルダに保存(あるいはメールで添付送信)という流れができれば、仕事時間の短縮とペーパレスを実現する事ができます。

また、教科書や資料を読み込んでしまえば、授業でプロジェクターを使って大写しができます。簡単なデジタル教科書です。教科書をOHCで映すのもひとつの方法ですが、ピント・明暗・映す範囲を調節する手間は結構面倒です。それに比べて鮮明な画像がすぐに得られるという点では、スキャナで読みこんでデジタル資料にしてしまうことにはメリットがありますし、活用方法は広がると思います。

スキャナには、フラットスキャナとADF型(複数枚の資料を自動読み込みする機能)のスキャナがあります。両方の機能が付いているものもあります。

学校現場で使用する場合、スキャナはそれほど性能がいいものは必要ではないかもしれません。ADF機能がついていると、読み込む作業はかなり楽になります。

2 ADFスキャン機能もついたプリンタ複合機

上の動画はCANON PIXUS MX870のADFスキャン機能でカタログを自動的に読み込んでいる様子です。裏表両面を自動的に読み込みます(両面読み込みはA4のみでB5ができないのが残念!)。100dpi(低画質)なら20秒程度で両面が読み込めます。600dpiでもその2倍程度です。

プリンタを買い替える時には複合機(スキャナ・FAX・コピー等の機能が付いたもの)を購入するのをお薦めします。スキャナやコピー機能がついているのに、それほど値段が高くなるわけでもないので、お得です。いろいろな機能がついていると、大きくなってしまうのは何点ですが、それぞれの機能が付いた機器を3つ置くよりもスペースを省くことができます。

特にスキャナー部はフラットスキャナに加えてADF機能が付いたプリンターが出てきていますので、専用のフラットスキャナやADF型スキャナを買うことを考えるとお得感があります。

ついでに言うと、コピーを取るのもボタンひとつででき、たいへん楽です。

ブラザーからは、MFC-6490CN・MFC-6890CNという小型でADF機能がついて、A3のプリントアウトとA3のスキャニングができる複合機が発売されています。かなり価格が下がってきているのが実感できるシリーズです。

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