けん玉「剣先を穴に」を成功させる

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目次

1 「とめけん」のポイント

けん玉 (大型本)丸石 照機 他(著)

生活科の昔遊びでけん玉をすることは多いでしょう。

小学生にとって、剣先を穴に入れるというのは、とりあえずの大目標になると思います。この技は「とめけん」と言われるそうです。

これが成功させることは、授業を盛り上げることになります。詳しいことは

「<NPO法人> 日本けん玉協会 」http://www.kendamakyokai.com/

「けん玉“こだわり”どっとこむ」http://kendama.com/

などで調べてください。実に詳しく解説が載っています。

とりあえず、「とめけん」成功続出の重大ポイントを3つ書いておきます。

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  1. 大皿・中皿・小皿を確実にできるようにさせること。・・・・・腕の力を使って玉を上げるのではなく膝を使って玉を上げる技を習得させる。これで、腕の力が少なくなり、腕がブレなくなり、結果、けん玉本体のブレが抑えられます。
  2. ちょっと反則ですが、玉を垂らした状態で手で回して糸をねじっておきます。構えた状態のとき、ねじれた糸が元に戻ろうとして穴を中心に玉が回ります。玉が回っている時にやってみると、入りやすさが倍増します。試してみてください。
  3. 教師ができるようになっておくこと。・・・・・まず、教師ができれば、子供たちは教師を「すごい」と思いますし、教師に追いつき、追い越すことが大きな目標になります。追い越された時には、「負けたー。○○さん、すごいねー!」と、オーバーに褒めてあげましょう。

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数人が入り出すと、グーンと全体のモチベーションが上がり出します。「もしかめ」や「日本一周」などができる子供が出てくると面白いですね。

Youtubeなどでものすごい技も見られます。こういった技も、パソコンを通して見せてあげるといいかもしれません。

2 伝承遊びとして

2年生になって1年生に昔遊びを伝承するように学年間交流カリキュラムを組んでいる学校なら、2年生が1年生に尊敬されるいい機会となるでしょう。こうした技の習得を年々確実に積み重ねておくことによって、教師から1・2を教えてもらうのではなく、1年生と2年生の間で「教える・教えられる」の遊びの伝承のサイクルを作り出すことにもなります。縦関係を育てるためにも、その種を蒔いておくといいですね。

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