雪に埋もれているじぞうさまを見つけ、売り物のかさをかぶせてあげる場面を学習した。
まず”おきのどくにな”という言葉に注目をした。
じぞうさまが、お気の毒とわかるのはどの言葉ですか?
- おつむの雪
- ほおべたにしみ
- はなからつらら
- ぬれてつめたい
いくつもの言葉を見つけることができた。これらの言葉を使って、じぞうさまの絵を描かせても面白い。
じいさまは、このときどんなことを思っていたでしょう。
- 売れ残ったかさが少しでも役立つように
- じぞうさまの方がもっと冷たいよ。
- おらも寒いが、じぞうさまは、もっと冷たいだろう。
- ばあさま、ごめんね。
じいさまは、一言で言うと、どんな人ですか?
優しい人
- おつむの雪を かきおとしました
- かたやら せなかを なでました
- 「かさこを かぶってくだされ」
- しっかり あごのところで むすんで
- 「おらのでわりいが こらえてくだされ」
- つぎはぎの手ぬぐいを とると
- 「これでええ。これでええ」
じいさまのたくさんの優しさが見つかった。このじいさまの優しさは、あとで、ばあさまにも向けられる。
じいさまの心の中は、ばあさまと自分のどちらのことをたくさん考えていただろう?
これも前と同じように、ハートマークを描き、そのうちのどれほどの割合で、じいさま・ばあさまに区切られるのか、区切り線を入れさせた。じいさま部分が大きければ、自分のことを考えていたし、ばあさま部分が大きければ、ばあさまのことを考えたいたこととが分かる。子どもたちの描いたハートマークは、じいさま・ばあさま、半分半分のものがほとんどだった。
同じくらい大切にしている
- 心の中で、ばあさまに「すまん、ごめん」と思った。
- 傘をあげていいか?と聞いた
- 傘が売れなかったらじぞうさまにあげてもいいか、と聞いたかも
このように、ばあさまに対して申し訳ないと思っていると感じたようである。
出典:シリウス/静岡教育サークル http://homepage1.nifty.com/moritake/index.htm
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