子供達にコンピュータを操作させるにあたっての難関は、日本語入力の習得ではないでしょうか。大人でもタイピングがうまくいかないでコンピュータに馴染めない人が多いように思います。文章がすらすらと打てるようになれば、できたような気分になってハードルが下がり、できることも多くなるように思えるのですが・・・
ローマ字入力時に机上にローマ字入力表があると便利ですが、コンピュータ環境があるならば、ファイルを共有フォルダに置いておくとか、ディスクトップの壁紙をローマ字入力表にしておくとかすれば、便利です。
エクセルと画像ファイルを添付していますのでよろしければお使い下さい。
小学生に日本語入力をさせること自体がよいのか悪いのか、議論が分かれるところではあります。
- 各学年でどれくらいできればいいのか。
- かな入力なのか、ローマ字入力なのか。・・・・・1年生からローマ字入力をさせている学校もあるそうです。
- 指はきちんと5本使えるように教えるのか、人差し指でいいのか。
できれば各校、きちんと議論をして、各学年での目安を決めて、卒業時にどれだけできるようになることを目指すのかを決めておくとよいでしょう。1年間での大幅な上達はなかなか難しいので、各学年で少しずつ積み上げていくことが大事だと思います。鍛えれば小学生でもほとんどの子供がタッチタイプができるようになります。後々のことを考えると、ローマ字入力が好ましいと思います。
各学年での達成目標の例
1年
- マウスが使えて、一部キーボードが使えるといいのでは。一太郎スマイルに付属のATOKはマウスでクリックして日本語が入力できる機能がついていて便利。
2年
- 1年と同様のレベルで日本語を入力できればいいでしょう。
- 文字キー以外に、矢印キーやdelete・backspace・変換・スペース・Escキー等のキーボードの使い方が分かってくればいいでしょう。
3年
- ローマ字を教えてしまいましょう。ローマ字を教えて1文字〜単語を入力できるようにしましょう。
- ローマ字を教えてしまいましょう。ローマ字を教えて1文字〜単語を入力できるようにしましょう。
4年
- 3年でローマ字入力を教えることを前倒しにできたら、4年は単語・文章入力に進めます。
- 短い分から始めて、自分の作文を入力させてみましょう。文集作りです。
- 長めの文章を入力させようとすると、どうしても個人差がでてきて遅い子供がなかなか終わりません。そんなときは、早くできた子供に手伝わせましょう。最後の段落(文章)を早い子供に任せます。
5年
- 文集作り。
- 通信ソフトがあれば、掲示板やメールをやらせてみましょう。
6年
- 5年生までで十分な入力ができるようになっているのであれば、タッチタイプを教えてもいいでしょう。
- ホームページ作りやレポート作りをさせてもいいでしょう。
ソフトを使って
タイプ練習ソフトはいろいろあります。おそらく学校のコンピュータに入っていることだと思います。一太郎スマイルに添付されたタイプ練習ソフトなどは優秀だと思います。あんまりつまらないソフトを使うと、子供たちの興味が薄れて上達が促進されません。
最近のソフトならフリーのものでもたいていタイムアップ機能やレベル別練習機能が付いていると思いますが、そういうのを使わなくても、国語の教科書の文章を示して、「三分間でこの段落を入力できたら合格。」などと基準を決めて取り組ませるのもいいかもしれません。
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