目次
1.1 グーチョキパー評価とは
1つ1つの活動のあとに、
活動のねらいに対してどの程度達成できているか
教師がたずね、
~こどもが
- グー(ぐぐっとがんばろう)
- チョキ(もうすこし)
- パー(パーフェクト)
で自らの成果を示すというものです。
1.2 グーチョキパー評価をおこなう目的
- 子どもが目標をもって活動に取り組むことができるため。
- 活動を行う学級全体で、活動のねらいを理解するため。
- 活動に対するこどもの意識を教師が確認するため。
- 活動を重ねていく中で、こども自身の評価が
グーからチョキへ、チョキからパーへ変わることにより達成感を味わえるようにするため。
1.3 グーチョキパー評価の使い方
例えば、合唱の授業を行うとします。
授業の中で同じ曲を何度も繰り返して歌うことになるのですが
同じことをただ繰り返すのではなく、
1回1回の活動に意味を持たせることがとても大切です。
1回1回の活動のねらいは、教師とこどもでしっかりと共有します。
「自分のパートをしっかり歌う」
というねらいであれば、
活動の前に、次に歌う時はここに気を付けて歌いましょうと指示をします。
活動を終えたら(1回歌い終わったら)
「先程のねらいに気を付けて歌えましたか。」
「パーフェクトのひとはパー、もう少しだというひとはチョキ、
これからもっとがんばろうというひとはグーをだしてください。」
と言い、「せーの」で、こどもに片手でグーチョキパーのどれかを作ってもらいます。
ここでこどもの自己評価の様子を把握します。
次にもう1回歌う時に、
「今の○○なところに気を付けて歌いましょう。」
と、注意点をあげて、
「全員がパーをだせるように練習しましょう」
と言います。
こどもは、パーになるようにと努力します。
パーになったときにおもいきり褒めてあげると
達成感を得て、もっとやる気になります。
はじめはグーが多くなりますが、だんだんパーが増えていく活動内容を、
教師は考える必要があります。
- こどもの評価があまく、すぐにパーを出してしまう場合は
「今のは○○なとこらがあったからまだチョキ(またはグー)ではないかな。」
などといい、パーになるために努力する過程を作ってあげるとよいでしょう。
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