目次
1 授業内容と目的
本授業を地震の揺れの伝わり方を知ることを目的としています。
地震のビデオを見て、わかることを発表しあい、地震の起こり方のポイントを押さえます。実際にバネを使って、地震の揺れ方の仕組みを理解します。地震の波形を使って初期微動や主要動のメカニズムに置き換え、理解します。
2 導入
(1)地震のビデオを見て、感想を発表する。
→最初は揺れが小さいが、後から揺れが大きくなることをおさえる
【動画-05】2009年駿河湾を震源とする地震発生直後の様子[1:13]
※権利の関係で掲載できません。ご了承ください。
(2)本時の学習課題「地震の揺れの伝わり方を理解しよう」を説明する。
3 展開
(1)バネを使って、揺れ違いを見せる。
①大きくバネをゆらす(縦揺れ→主要動)
②1回目より早くゆらす(横揺れ→初期微動)
【使用するもの】バネ
(2)初期微動と主要動の違いを説明する。
→初期微動:揺れは小さいが、速く伝わっていく
主要動:揺れが大きくが、伝わる速度は遅い
(3)地震の波形を使って、初期微動と主要動の動きを確認する。
【資料-04】2009年駿河湾を震源とする地震の波形
(4)地震のビデオを再び見る。
【動画-05】2009年駿河湾を震源とする地震発生直後の様子[1:13]
4 まとめ
(1)本時でわかったことをプリントに記入する。
【print-42】地震津波メカニズム
(2)感想等を発表し、今日の学習をまとめる。
→初期微動を感じた後、何ができるかを考えてみる
5 確認
(1)地震の初期微動と主要動の違いを理解することができたか?
(2)地震が起きたら何をすべきか考えることができたか?
詳しくは以下のPDFをご覧ください。
添付ファイル
6 講師プロフィール
片田 敏孝
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻 教授
広域首都圏防災研究センター長
岩手県釜石市の小中学校における津波防災教育を指導。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、地震や津波の甚大な被害を受けた釜石市では、片田先生による子どもたちへの日頃からの防災教育指導の結果、多くの子どもたちを津波の被害から守ることができた。
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