一人一人の歌唱力を高めるための工夫

25

朝日新聞の連載記事「花まる先生」で紹介された朝日新聞の連載記事「花まる先生」で紹介された長岡節先生の実践です。
紹介された記事はこちらから http://www.asahi.com/edu/student/teacher/TKY200811020065.html

1,ねらい

合唱の良さは、発声が多少良くなかったり声が小さい生徒でも、その声が全体の響きの中に溶け込んでさえいれば成立し本人も気持ちよく歌うことが出来るというところにあります。しかし、次の段階としてより表現の豊かな合唱を目指すためには、生徒一人一人の歌唱力を伸ばすことが必要になってきます。では、個々の歌唱力をあげるにはどのようにすればよいのでしょうか?長岡先生による合唱指導の個別化についての実践研究を紹介します!

2,具体的な方法と研究経過

【重要ポイント】独唱させる
しかし授業時間内には中々機会を設けることが難しい⇒各学期に歌のテストを実施しコンサート形式で発表させる。

【懸念事項】緊張や恥ずかしさから思うように実力を発揮できないのではないか?
⇒1年間に渡る授業の長期的計画の必要性(1学期には重唱、2学期には独唱という風に)
⇒1学期の始めに、生徒に授業の流れを説明しておくことが大切。

【1学期の歌唱指導】
重唱=それぞれのパートがしっかり自分の音程を覚えておく必要がある。
⇒自分のパートに責任を持たせて歌わすことが基本になる。

実践例紹介「花」 作詞 武島羽衣 作曲 滝廉太郎 

【2学期の歌唱指導】
独唱させる際の留意点・・・教材の選択
←生徒の声の質、音域、好みがそれぞれ異なるため
⇒1つの教材では無理があるので三曲から選択させる。

実践例紹介
1. 「帰れソレントへ」 作詞 天龍明子 作曲 クルティス
2. 「夢見る人」訳詞 津川圭一  作曲 フェスター
3. 「追憶」 作詞 古関 吉雄 スペイン民謡

添付ファイル

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次