誰でも楽しめるリズム学習・ボディパーカッション入門 (山田俊之先生)

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作成者: 山田俊之さん

山田俊之(福岡県久留米市立小森野小学校教頭・NPO 法人ボディパーカッション協会理事長)

1 「ボディパーカッション」とは?

「パン!」(手拍子)、「タン!」(おなかをたたく)、「パチン!」(ひざ打ち)、「ドン!」(崖踏み)、「ペシッ!」(お尻をたたく)など。
「ボディパーカッション」は、体全体を打楽器(パーカッション)にして、リズムを奏でる音楽です。楽器がなくても、読譜や歌が苦手でも楽しめます。使うのは、体一つという素朴さと、誰でも気軽に楽しめるのが大きな魅力です。しかも、何人か集まれば、複雑なリズム・アンサンブル(合奏)のおもしろさが味わえます。学級におけるグループ・アンサンブルはもちろんのこと、全校アンサンブルのような大規模なアンサンブルも可能です。

2 ボディパーカッションの特徴

  • 誰でも取り組めます。
  • 特に、歌唱や器楽に苦手意識をもっている子どもでも、楽しく活動できます。
  • 自分自身の体でリズムを表現するので、リズム感が自然に身につきます。
  • アンサンブルの基礎が感覚的に身につきます。
  • ボディパーカッションに伴うリズム学習やリズム表現活動により、記譜力・読話力、創作力などが高まります。(「楽しむ」ことを使先したいので、導入期には楽譜を使いませんが…)
  • 一体感が生まれるので、集団づくりに適しています。

・表現教育、障害児教育、社会教育など、様々な場で幅広く活用できます。

今回は、低学年でも楽しくできる手拍子を中心にしたリズム遊びを紹介していきたいと思います。
これらのリズム遊びは、今から16年前頃、私は授業になかなか集中できない子どもたちに何とか集中力をつけたいと願っていました。そこで、「山ちゃんの楽しいリズムスクール」コーナーを作り、(私が山田ですので「山ちゃん」)音楽の授業の導入や「朝の会・帰りの会・学級会・ゆとり活動」の中で行ったものです。ネーミングは「体→ボディー、太鼓→パーカッション」の造語です。ですから、体一つでどこでも行うことができます。
また、これらは先生を見ていないと参加できませんので、自然とクラスの子どもたちが先生に集中するようになります。

3 プロフィール

山田俊之(やまだ・としゆき)
福岡県久留米市立小森野小学校教頭。九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻修士課程修了。NPO 法人ボディパーカッション協会理事長。1986 年小学校4 年生を担任し、あるキレル子どもをきっかけに、友達同士でリズムアンサンブルを創り上げる「ボディパーカッション教育」を考案する。
その後、小学校、養護学校、聾学校、適応指導教室(不登校施設)、精神科入院病棟でボディパーカッション教育の実践を重ねる。
2001 年、2004 年、2006 年、NHK交響楽団第一コンサートマスター篠崎史紀氏との共同企画で、N響トップメンバーと聾学校生徒(聴覚障害)・小中学生によるボディパーカッションの共演を指導、その指揮を勤める。主な著書「ボディパーカッション入門」(音楽之友社)他多数。
現在、九州大学大学院博士後期課程で次世代の教育者へ伝えるため「子どものコミュニケーション能力を高めるボディパーカッション教育」をテーマに理論研究を行っている。

参考書籍
 「ボディパーカッション入門」(2000、音楽之友社)
 「楽しいボディパーカッション①リズムで遊ぼう」(2001、音楽之友社)
 「楽しいボディパーカッション②山ちゃんのリズムスクール」(2002、音楽之友社)
 「楽しいボディパーカッション③リズムで発表会」(2004、音楽之友社)
 「ザ・ボディパーカッション ほかほかパン屋さん」(2007、音楽之友社)
 「ザ・ボディパーカッション ケチャ風お茶漬け」(2007、音楽之友社)
 「ザ・ボディパーカッション B 級グルメパーティ」(2010、音楽之友社)
 「ボディパーカッションdeクラスづくり」(2011、明治図書)
 特別支援指導用教材「楽しいボディパーカッション」(2011、音楽之友社)

4 引用元

小学館発行「教育技術」誌より引用

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