県の特色を地域の資源の保護・活用から探る (社会 指導案)

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作成者: EDUPEDIA運営部 (Edupedia編集部)さん

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。添付ファイル

1 課題について構想を立てて提案する事例

単元の目標

県内において地域の資源を保護・活用している地域の人々の生活の様子を調べて,調べたことを 基に地域の資源を観光コースとして結び付ける活動を通して,県の特色を考えるようにする。

教材

本単元のねらいは,地域の資源を保護・活用している地域の調べを通して,県の特色を考えることにある。県の特色をつかませるために,県のよさが伝わるようなガイドブックをつくろうという課題を設定した。

まず,2つの事例地の様子を学び,その知識を活用して,県内の5つの事例地を 課題選択して学んでいけるよう,単元の工夫を行った。

また,県の特色をはっきりとつかませるために,2泊3日という設定の中で,県の特色をつかむために必要と思われる5つの条件(自然環境, 交通網,伝統や文化,産業,人の営み)を満たす観光コースを3日分つくることとした。

このことにより,今まで学んできたことを有機的につないで県のよさがはっきり分かるコースができるのではないかと考えた。

また,本時の終末にまた,本時の終末にコースの紹介文を書くという言語活動を取り入れることで思考力の育成を図ることをねらった。

主な学習活動

  • 県の地理的位置について調べ,日本地図に表そう。
  • 県の特色を紹介するガイドブックをつくる計画を立てよう。
  • 地域の資源を保護・活用してまちづくりをしている丸亀市,小豆島町について調べよう。
  • 地域を広げて調べ,県のよさを伝える観光コースをつくろう。
  • 県は他の地域や外国とどのようにつながっているのか調べよう。
  • 地域を広げ香川県のことをもっと調べよう。

言語活動の充実の工夫 —観光コースを考え,そのよさを紹介する—

児童は,前時までに五人一組になって観光コースを考えてきた。この五人組は,課題選択で五つ の町を調べた際,それぞれの町を調べたものが一名ずつ集まって構成している。 観光コースを考えさせるに当たっては,次の二点を工夫した。

○次の五つの条件を踏まえることを条件とした。

  1. 香川県らしい自然環境のよさを感じられるか
  2. 伝統や文化のよさを感じることができるか
  3. 香川県らしい産業のよさが感じられるか
  4. 地域の資源を大切に保護し,それを活用している人々の取組が見えるか
  5. 交通網を利用することで見学ができるか

○「思考図」を使って考えさせた。

五つの条件により,どのように組み合わせればよいのかという思考が働く。その組み合わせに活用したのが, 下の写真バブルマップである。中央に自分たちの調べた市や町の名前を入れ,そこから外に向かっていろいろな情報を書き出しておく。その情報は,五つの条件に かかわったものである。そして,七つの市や町のカードがそろった段階で,組み合わせていく。

このことにより, 何となく組み合わすという状況から脱却し,条件に基づいて組み合わせるという思考操作を経て,観光コースを つくることができた。右の写真は,前時までに子どもたちがつくりあげたコースである。

本時では,二つのグループが交流し,よりよいコースをつくることを目的にする。同じようなコースを考えているグループを交流させることによって,自分たちの考えるコースの充実が図れるよう工夫した。

前時の終わりに,一日のコースの紹介文をノートに書かせてみたが,順を追って書かれていたものの,主張したいことが明確になっておらず,羅列的になってしまった。

そこで,本時では「さあ, 書きましょう。」といっていきなり書かせるのではなく,授業の中で,思考図を取り入れながら,一日のコースを考え,授業の終わりには,その思考図を使って,コース紹介を書くという授業を構成した。その際に活用したのが,下の写真のような思考図である。そこで,本時では「さあ, 書きましょう。」といっていきなり書かせるのではなく,授業の中で,思考図を取り入れながら,一日のコースを考え,授業の終わりには,その思考図を使って,コース紹介を書くという授業を構成した。その際に活用したのが,下の写真のような思考図である。具体的な事実から自分たちで上位概念を生み出し,構造的な文章が書けるように支援した。

これによって,単なる観光地の羅列的紹介文ではなく,地域のよさをアピールする紹介文に することができた。社会科において言語活動の充実を図るためには,このように児童が事実を並べながら思考を深めるツールが必要であると考える。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

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