授業のはじめと最後の確認と振り返り(港区立青山小学校)

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この記事について

港区立青山小( http://www1.r4.rosenet.jp/aoyama-ea/)にICTを活かした授業の見学に伺った際に、国語のベテラン教員がされていた取り組みです。
たった30秒ほどの時間で可能ですが、授業内容の確認や要約力の向上のためにとても効果的です。

目次

1.1 実践内容

・授業開始時に日直に、授業の内容を言わせる。
前の授業の最後に「次は○○をします。」ということが分かっているので、「今日の授業は○○をします。」と言わせます。

・授業終了後に、授業の内容・感想を話させる。
終了後には思ったことや、分かったことなど、感想は何でも良いです。
できるだけ子どもに話させたい、話すことを大事にすることがこの取り組みの根本です。

またまた毎日変わる日直をこの実践の担当にすれば、全員が授業の確認と感想を言う機会を得ます。

1.2 実践の目的・効果

・授業前後で内容を確認させることで、より深い定着が可能。
・話す子どもも、聞いている子どもも授業内容を振り返ることができる。
・友達の感想を聞くことで、多様な意見を知り、自分の感想や意見と比較ができる。
・自分の感想をしっかりと聞いてもらえる。
・要約させることで、要約力の向上がはかれる。

1.3 実際に児童(小学校五年生)が話したこと

(※教材:「千年の釘に挑む」白鷹さんは主人公)
先生が「これで授業を終わります。」と言った後、
日直が「姿勢を正しくしてください」と言った後にそのまま続けて、
「今日は、三段落の白鷹さんの生き様について考えました。」(拍手)
→授業内容の確認

「私は、この三段落にはちょっと切ない部分だと思ったけれど、少しだけ前向きな文章があって、その文章から考えを広められたと思いました。」(拍手)
→授業内容への感想

より良い実践にするために

活用してみて、うまくいかなかった点や改善策があれば、以下のコメント欄に書いて蓄積し、より良い実践にしていきましょう!

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