1.1 神話・伝承などの読み聞かせを聞いたり発表し合ったりする事例
この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル
単元の目標
神話や伝承の読み聞かせを聞いたり読んだりして親しみ,おもしろかったところを友達に発表することができる。
教材
「でいだらぼっちのお話」「いなばのしろうさぎ」「やまたのおろち」「海さち山さち」 他 神話や伝承を取り上げた本や文章
主な学習活動
1. 単元計画(全4時間)
2. 本時の学習
1. 「いなばのしろうさぎ」の読み聞かせを聞く。
○教師が,「いなばのしろうさぎ」の絵本の読み聞かせをする。
2. 読み聞かせ後の感想を交流し合う。
○どこがおもしろかったかなどについて感想を発表させる。
3. クイズをする。
○クイズをして伝統的な言語文化としての神話に興味をもてるようにする。
- 登場人物やその人物の行動,場面の様子やあらすじなどにかかわるクイズを出す。
- 難易度の高い問題は3択にするなど,全員が参加できるように配慮する。
4. おもしろかったところ,興味をもったところを発表し合い,本時のまとめをする。
【言語活動の充実の工夫】
1. 「読み聞かせを聞く」言語活動との組み合わせで親しみを増す
伝統的な言語文化には,口づてに伝承されてきたものも多い。独特の語り口調を味わ うには,読み聞かせが効果的である。また,読み聞かせを聞くことで,より多くの昔話 や神話・伝承に触れることが可能となる。児童が伝統的な言語文化に親しむことができるようにするためには,できるだけ多くの作品に触れていく中で自然に興味をもてるようにすることが有効である。
2. 面白いところ,好きなところを選ぶ場を設定する
伝統的な言語文化に親しむ上で,自分がおもしろいと思ったところ,好きなところを見付けて読んだり,読み聞かせを聞いたりすることが大切である。「C読むこと」の指導と関連させて指導することによって,指導の効果を一層高めることが考えられる。
3. 地域に伝わる昔話や神話・伝承の教材化
地域には昔話や神話・伝承が様々に伝わっている場合も多い。そうした伝統的な言語文化を教材化することによって,一層親しみをもてるようにすることが可能となる。
なお,読み聞かせには,地域の語り部の協力を得られるようにすることも効果的である。語り部からお話を聞くことで,地域の言葉を生の声で聞くことができる。さらに地域への愛着を育て,興味をもって地域の民話を楽しむことができるようになる。
引用元
文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm
コメント