新聞の読み方を考えよう(国語 指導案)

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目次

1.1 編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読む事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標

目的に応じて,見出しなどに着目したり,記事の種類や紙面の構成の仕方に注意して読 んだりして,効果的な読み方の工夫を考えることができる。

教材

児童が理解しやすい内容の新聞記事

主な学習活動(単元の指導計画(全6時間)

【指導事例と学習指導要領との関連】

小学校学習指導要領・国語の第5学年及び第6学年「C読むこと」の指導事項「イ 目 的に応じて,本や文章を比べて読むなど効果的な読み方を工夫すること。」を取り上げて 指導するものである。

「C 読むこと」の言語活動例「ウ 編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読むこと。」を通して指導することにより,指導の効果を高めている事例である。

【言語活動の充実の工夫】

多様な「効果的な読み方」を押さえることができるようにするための工夫

高学年になると,読む目的や情報収集の範囲が広がっていく。それに応じて本や文章の読み方を広げていく必要がある。「効果的な読み方」としては,例えば,比べ読み,速読, 本や文章全体を概観しながら必要なところを選んで読む摘読,重ね読みや並行読書など多 様なものが挙げられる。 新聞は,様々な種類の記事が編集されて紙面を構成している。本事例では,こうした新 聞の特徴を押さえて読むことで「効果的な読み方」を,目的に応じて工夫して読む能力を一層高めることができるようにしている。

新聞記事の特徴を押さえた指導の工夫

新聞を読む言語活動を通して「効果的な読み方」を工夫できるようにするため,本事例ではまず,新聞の特徴を明らかにして学習を進めていくことができるようにしている。例えば,次のようなものが新聞のもつ特徴として挙げられる。

  • 新聞記事の内容 社会・経済・政治・産業・国際・教育・文化・スポーツ・子ども向けの情報コーナー など多岐にわたる。
  • 新聞記事の種類 5W1Hなどの要素を押さえて書かれた事件や出来事の報道記事だけでなく,社説・ コラム・解説などがある。また,連載されている記事もある。
  • 新聞記事の構成上の特徴 結論を見出し出先に示し,リードから本文へと次第に詳しく記述していくものや,文 章だけではなく,図や写真,グラフ,キャプションなどを組み合わせているものもある。
  • 紙面構成 複数の記事を効果的に配置する割り付けがなされている。 新聞によって,各号とも紙面のどこにどのような記事を置くかが決まっていることが多い。

目的に応じた効果的な読み方について考えることができるようにするための工夫

本事例では,目的に応じて効果的な読み方を工夫して行えるようにするための基盤とし て,様々な状況や目的を想定して,効果的な読み方の工夫を考えるようにしている。第二 次で押さえた新聞の特徴を基に,多様な目的に応じた様々な読み方の工夫があることに気 付くことができるよう指導を工夫したものである。

また,単元末には,今後自分が新聞をはじめとして,様々な本や文章を読む際に,目的 に応じた読み方を工夫できるよう,自分が取り入れてみたい読み方について考える場面を位置付けている。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

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