小学校での学級会の進め方

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学級会を上手に進められるようにするために

学級会を中心とした話し合い活動がスムーズに行われるように、「学級会の進め方」というプリントを作り、添付しました。

学級会の進め方 低学年.docx

学級会の進め方 高学年.docx

光村図書4年生の国語の教科書に「よりよい学級会をしよう」という単元があります(H11年度版)。国語の中でもコミュニケーション活動が重視されており、教科書には学級会運営に関する参考事例が載っています。
ところが、教科書には添付したようなプリントが用意されているわけではありません。ですから、教科書を学習しただけでは学級会がうまくなるわけではありません。

上手な学級会をすると、子そもたちは民主的なクラス作りに努めるようになるし、その反対になった時は、学級全体に話し合い活動に対する倦怠感が漂ってきます。

不味い学級会

  • 発言者が決まっており、多くの子供が外野になってしまう。
  • 言葉がきつく、言い争いになる。
  • 司会ばかりがぺらぺらしゃべる。
  • 参加していない子どもが勝手にしゃべる、遊び出す。
  • テーマから話がそれる。
  • 不公平な議決がまかり通る。あるいは議決事項がすぐにひっくり返される。
  • 発言の内容がほとんど不満や自分中心な内容。

たかが学級会とたかをくくって子ども任せにしていると、上記のような不味い雰囲気になります。そんな時、「自治活動すらできない子どもたちだ」とか言って嘆いているだけではいつまでたっても事態は好転しません。はじめの数時間、司会を止めながら丁寧に指導をしていけば、上手になってきます。

学校全体で改善を

学校全体が上記添付のプリントのような「共通の形式」を元にした話し合い活動を進めていれば、学年が上がっても子どもたちは共通の流れで話し合い活動ができます。このプリントを各校・各学年・各学級の実態に合わせて改変し、クラブや委員会といった児童活動の場でも、スムースに議事を運ぶことができます。

できれば、学級会係だけではなく、たくさんの子どもに司会をするチャンスを与えてあげてください。司会の立場になってはじめて、みんなで話し合う事の難しさがわかるようになると思います。誰が司会をしても、大丈夫な子どもたちを育てられるといいですね。

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