分数のかけ算(算数 指導案)

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1 計算の仕方を筋道を立てて説明する事例

 この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル

単元の目標

 乗数や除数が分数である場合の乗法や除法の意味やその計算の仕方について理解し,それを用いる能力を伸ばす。

本時の目標

 (分数)×(分数)の計算の仕方を,既習の分数の意味や計算の仕方を基に考えることができる。

本時の評価規準

【数学的な考え方】
1/3 ,2/3 言葉や数,式,図,数直線を用いて, をかける乗法の計算の仕方を基に, をかける計算の仕方を考えている。

主な学習活動

      • ◎指導計画における本時の位置づけ(全14時間)

第一次 分数のかけ算(5時間 )
第二次 分数のわり算(5時間)
第三次 分数倍(3時間)
第四次 学習内容の定着とまとめ(1時間)

【指導事例と学習指導要領との関連】

 小学校学習指導要領・算数の第6学年では,内容「A数と計算」「(1)分数の乗法及び除法の意 味についての理解を深め,それらを用いることができるようにする。イ 分数の乗法及び除法の計 算の仕方を考え,それらの計算ができること。」を示している。また,「[算数的活動](1)ア 分 数についての計算の意味や計算の仕方を,言葉,数,式,図,表,数直線を用いて考え,説明する 活動」を示している。

○計算の仕方を説明することで,既習事項をもとに筋道を立てて考えることができるようにする。

 本事例は,算数的活動にあるように,分数の乗法の計算の仕方を,言葉,数,式,図,数直線を 用いて考え説明する言語活動である。児童にとって初めて見る分数×分数の計算の仕方を筋道を立 てて説明することを通して,一般的に「分数の乗法は,分母同士,分子同士かけ合わせるとよい」 という計算の仕方を導くことをねらいとしている。

【言語活動の充実の工夫】

○伝え合い活動を通して,多様な答えの求め方ができるようにする。(*1)

 本事例の児童は,自分なりに一通りの考えで答えを求めることができるが,2通り目の考えを考えつかない児童が多い。また,面積図では考えられるが,数直線や式で考えることが苦手な児童も多い。そこで,全体での話し合いの際,友達の考えを自分のものにするために,まず自分のノート に友達の考えを写し,更に隣の児童にその考えを説明する言語活動を取り入れた。全体での話し合いをただ聞いているだけでは,多くはすぐに忘れてしまう。友達の考えをノートに書かせることで, 理解を深めることになる。しかし,何も考えずノートに写すだけの児童もいる。そこで,本当に理 解できたのかどうか,隣の児童に説明させるのである。本事例において,理解させたい考え方は, 次の3通りである。

○友達の考え方を基に類題を解くことで,自分ができる考え方が広がったことを実感させる。(*2)

 授業の終わりに,本時の主問題と類似の問題を提示し,この場合も同じ考え方ができるかどうか を確認する時間をとった。実際に友達の考え方が自分でも使えるものになったのかを確認させた。 分数のかけ算の計算の仕方を,友達の考えから学ぶことで理解できるようにしたいと考えたからである。
 このように友達の考えを学ぶことと活用することの繰り返しの中で,考えることが苦手な児童も, 少しずつ多様な考え方ができるようになっていった。


引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm
添付ファイル

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