けがの防止~犯罪被害によるけがの防止~(体育 指導案)

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1.1 犯罪被害によるけがの防止について,グループの話合いやブレインストーミングを行い,思考を促す事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標(指導のねらい)

けがの防止について理解できるようにし,身近な生活において健康で安全な生活を営む資質や能力を育てる。

教材

本単元では,けがの防止には,周囲の危険に気付くこと,的確な判断の下に安全に行動すること, 環境を安全に整えることが必要であることが理解できるようにすることが大切である。そのために は,交通事故,水の事故,学校生活の事故,犯罪被害などを取り上げる。また,けがの簡単な手当 についても学習する。こうした個人の行動だけでなく安全な環境にもかかわる内容については,とりわけ話合いなどの言語活動を通して,様々な意見を踏まえ理解を深めることができるような教 材が求められる。具体的には,安全な生活に関する課題がわかるグラフや表,身近な生活において危険が予測できるイラストや学区内の写真,事故の事例などが考えられる。

主な学習活動

(単元の指導計画)(全5時間)

(本時の学習)

(1)目標 犯罪被害によるけがの防止について,学習したことを自分の生活と比べたり,関係を見付けたりするなどして,それらを説明することができるようにする。

(2)本時の展開

  • 学校生活におけるけがの防止(前時)の学習内容について確認する。
  • 犯罪被害の起こりやすい場所について考える。
  • 犯罪被害によるけがを防止するにはどうしたらよいのかを話し合う。
  • 話し合ったことを発表する。
  • 犯罪被害によるけがの防止についてまとめる。

【指導事例と学習指導要領との関連】

小学校学習指導要領 第2章 第9節 体育第2〔第5学年及び第6学年〕G保健の(2)に, 「けがの防止には,周囲の危険に気付くこと,的確な判断の下に安全に行動すること,環境を安 全に整えることが必要であること。」,第3の2の(6)に,「保健の指導に当たっては,知識を活用 する学習活動を取り入れるなどの指導方法の工夫を行うこと」と示している。ここでは,犯罪被 害によるけがの防止についての知識を習得するとともに,習得した知識を活用する学習活動を積 極的に行うことにより,安全についての思考力・判断力等を育成することが大切である。

解説では,犯罪被害の防止については,犯罪の起こりやすい場所を避けること,犯罪に巻き込まれそうになったらすぐに助けを求めることなどを取り上げることが示されている。本事例は, 学校生活によるけがの防止について学習した知識を,犯罪被害によるけがの防止に活用したり, 犯罪被害の起こりやすい場所の共通点を見付けたりする場面である。この場面で資料を基に自分 の生活と比較したり,身近な生活との関係を見付けたりするなどして考えたり,話し合ったりすることが犯罪被害によるけがの防止について理解を深めることにつながった。

【言語活動の充実の工夫】

○「教材の工夫によるポイントを絞った話合い活動」

本時では,下校中の2枚のイラスト(同じ場所で,一人で 帰り,周りに誰もいないイラストと集団で帰り,地域の人々 がいるイラスト)を比較して,どちらが危険だと思うかその 理由について話し合った。様々な意見の中で特に重要なポイ ントは何かを話し合った結果,「近所の人」「お店の人」「友 達」など自分以外の人がいないことが危険と考えた。つまり, 犯罪被害の起こりやすい場所は,危険から守ってくれる人が いない場所だと考えた。

○「身近な教材によるグループの話合い活動の活性化」

このことを踏まえて,地域の身近な公園,駐車場,林,住 宅地などで犯罪被害が起こりやすい場所はどこなのか,グループで話合い活動を行った。その際, グループの中で一番危険と思われる場所と一番安全だと思われる場所を選び,その理由について 話し合い,カードに記入したことを全体で発表し,共通理解を図るようにした。身近な場所なの で,生活経験なども交えて話し合えた。林など,人気の少ないところが多かったため,公園の2 枚の写真(昼間人がたくさんいるものと夕方誰もいないもの)を提示した。その教材の提示によ り,同じ場所でも時間帯によって危険から守ってくれる人がいるときといないときがあることに 気付くことができた。

○「ブレインストーミングの活用」

前時の学習では,「学校生活におけるけがは『人の行動』 と『環境』がかかわって起こるので,その防止にはこの二つ の面で気を付ける」ことを学んだ。本時では,前時で学習したことを犯罪被害によるけがの防止に活用する活動を行った。

犯罪の起こりやすい場所を避けることについては各自で理解できたが,それ以外の防止策についても話合いによって見 付けることにした。その際,ワークシートを工夫し,前時で 学習した「人の行動」と「環境」を視点に考えるようにした。 それぞれについてグループでブレインストーミンをし,代表的な意見を黒板に掲示し,それをもとに話し合った。特に「環境」については児童から意見を出すのは難しいと思ったが,前時で施設面の安全の管理について学習していたので,それらを確認 することで防犯灯や子ども見守り隊,子ども110番の家を活用するなどの意見が出た。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

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