1.1 はじめに
本記事は、建物の総合安全性と快適な居住空間をテーマに研究をしている日本女子大学石川孝重研究室によって執筆されました。「総合的な学習の時間」で行う防災教育として、特に小学校高学年生を対象とした実践を紹介しています。
下記のURLから基の実践をDLし、教材として使用することができます。
また、この実践では実際に防災袋を作成します。本実践に入る前に、まずは
防災袋についての学習(日本女子大学 石川孝重研究室) | EDUPEDIA
をご覧ください。
1.2 学習のねらい
考えたことを日々の生活に生かし、学びと生活を直結させる。
1.3 児童の思考
自宅にあるものでも防災袋が作れる。自宅も作ってみよう。
1.4 学習のながれ
1.5 必要なもの
各自持ち寄ったもの、教師が自宅にあるものを利用して作った防災袋。
1.6 学習内容の詳細
防災袋についての学習(日本女子大学 石川孝重研究室) | EDUPEDIA
において、授業の最後に班内で持ち寄るものを各自決めておく。今回で防災袋の中身で必要なものの解説を行うため、「防災袋についての学習」で児童の発表時に補足を行う必要はなく、児童の自主性を重んじて持ち寄らせる。
導入
(1)本日の学習について知る(5分)
防災袋についての学習(日本女子大学 石川孝重研究室) | EDUPEDIA
で考えた防災袋の中身を実際に作ってみることを伝える。
展開
(2)防災袋の作成(15分)
〇各班で持ち寄ったものを防災袋に詰めて、完成させる。
〇中に入れたものと、持ち寄れなかったものをワークブックのP.24でチェックしておく。
(3)発表(20分)
〇班の一人が防災袋を背負って登場し、全員で以下の項目を発表する。
- 中に入っているもの
- 工夫した点
- 足りなかったもの
○教師の防災袋の発表
最後に教師の作成した防災袋を発表し、児童の防災袋で足りなかったものを補足する。
まとめ
(4)本学習のまとめ(5分)
感じたことや学んだことを振り返りシートに記入させる。
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1.7 学習指導案
1.8 ワークブック
児童に配布し、授業の展開を補足するためにお使いください。
この実践はP24に対応しています。
▽ダウンロードはこちらから
1.9 編集後記
この実践は防災袋について学習するにとどまらず、実際に自分の防災袋を作る学習となっています。この学習を通して、学びが生活に結びつくことを児童が実感できるのではないでしょうか。クラスの防災袋を作ってみるのもいいかもしれませんね。ぜひ取り組んでみて下さい。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 佐藤睦)
1.10 協力団体紹介
日本女子大学家政学部住居学科 石川 孝重研究室
建築物の構造安全や防災、住教育を専門とする石川孝重教授の下、建物の総合安全性と快適な居住空間の確立をテーマに、建築物の設計や性能、安全性、防災のほか、建築法規、建築物の維持管理まで、多岐にわたる研究を行っている。
また、研究成果の情報発信や防災教育の普及にも取り組んでいる。
●今回ご紹介した内容はこちらをご参照ください
https://mcm-www.jwu.ac.jp/~jyu-ishi/isikawa/bosai_sogo/index.htm
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