ワードカウンターを利用した指導方法(小学生編)

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作成者: 森俊郎さん

1 小学校での指導

ここでは、ワードカウンターを利用した小学校での指導法を紹介させて頂く。

小学生でもできるのか?ということが言われるかと思うが、私自身の実践から言えば、小学生4年生からは確実に可能である。

ワードカウンターは、先の概念編で紹介させれている通り、「流暢さ」を育むものである。

実践のきっかけ

私の出会った小学生は、そういった「流暢さ」に課題を持っていた。
小学校での外国語活動では、コミュニケーション能力を育もうとしている。
しかし、自分から話ができない子、言葉で全く表現できない子がいた。

コミュニケーションとは当然、言葉だけではない。しかし、全く言葉が出てこないということに指導者として危機感を持った。

とくに小学校での外国語活動では、コミュニケーション能力を育もうとしている。その一つの基礎になってほしい、言葉を発することに自信をつけてほしいと思った。

実践

私の場合、年間通じて、授業の前半部分で行うことがほとんどだった。とくに言葉を定着させたい時に用いた。

例えば、「ランチメニューをつくろう」では、子どもは「What would you like ?
」と尋ね、「I like ~~」と答える。その際、用いた単語は、
fruit, sandwich, sausage, fried egg, fish, tea, curry and rice, hotdog, fried chicken, cheese, hamburger, spaghetti, pizza, rice, soup, bread, salad, juice, milk, cereal, omelet, croissants, yogurt, namul , kimchi, natto, miso soup を挙げた。

ワードカウンターを行う前に、電子黒板を用いて、十分に聞いた上で行った。
時間はペアを作り、お互い30秒で行った。

ワードカウンターに取り組んでいる時、小学生は本当に必死である。
話し手は、自然と身ぶり手ぶりを加わってくるし、前のめりになる、聞き手は、鉛筆を持って目が真剣である。

年間を通じて実践した結果、実践最初の平均語彙数は、5程度であったが、実践後では、平均が40となった。強者は、自分で英語の早口言葉を調べてきて、「She Shell」をマスターするようにもなっていった。言葉を発することに抵抗を示す子はいなくなった。
ワードカウンターは、話す・聞くが同時にできること、個の練習量の確保ができる。

実践のポイント

実践を振り返ってみて、小学生での指導のポイントを数点あげたい。

・「正確さ・文法はとくに気にしない」

自分の実践の場合、とくに言葉を発するということを大事にした。そのため、単語の正確さや文法といった問題は、基本的に取り上げていない。とくに小学校段階で正確な表現にこだわり過ぎるのも疑問である。

・「ペアは固定した方がいい」

異なったペアでもやってみたが、聞きとることが十分でない小学生にとっては、聞く相手によって測定差が激しなってしまう。本人が自分は成長した!と感じることができるように聞きなれた相手の方が前の自分の記録と比較できる。もちろん、これも児童の実態によるだろう。

・「励まし続ける」

先に述べたように、小学生は本当に一生懸命に取り組むようになる。その分、記録が下がった時は落ち込むものである。

下がった時でも、「こないだはOne two threeっていう簡単な数字だけだったけど、今回は、難しい言葉もあるから下がってしまうこともあるかもしれないね。でも、必ず上がるから大丈夫だよ。Yes!We can☆」と声をかけておく。

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