職人技に触れてみよう! 伝統技術宮大工編①

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1 1.はじめに

この記事は文部科学省から許可を得て、文部科学省動画チャンネル上の「文化財のプロフェッショナル」を掲載させていただいております。以下のURLとあわせてご覧ください。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL76F2B447B13008E4

2 2.概要

宮大工は、日本古来の木造建築を手がける大工のことです。その任務は経年劣化から日本の伝統建築を救うことであり、世界が認めた珠玉の日本建築を蘇らせることでもあります。本記事を通し、普段めったに触れることの出来ない日本の伝統的な職人技について知ることで、少しでも日本の伝統技術に興味を持ち、深めていただけると幸いです。また、こうした職人の熱意を目の当たりにし、働くということについて考えるきっかけとなることを願っています。以後、宮大工の歴史や知恵、登場する職人について紹介した上で、宮大工という仕事とその職人技について動画を用いながら紹介していきます。

3 3.宮大工とは

日本いろは文化事典のホームページから引用させていただきました。合わせてご覧ください。
http://iroha-japan.net/iroha/B07_work/02_miyadaiku.html

宮大工の歴史

日本の宮大工の歴史は飛鳥時代に朝鮮から来た慧滋(えじ)と慧聡(えそう)という僧侶が飛鳥寺を建てた事に始まります。これと同時期に聖徳太子も朝鮮から来たこの二人の僧侶から教えを受け、法隆寺などに代表する歴史的建造物を建立したと言われています。今でも宮大工の間では聖徳太子は神様として拝まれています。このように昔は僧侶が自身の寺社の建築や修理にたずさわり、宮大工の仕事をしているケースが多かったようです。

宮大工の知恵

伝統的な日本の建造物は、昔から日本の風土に合った構造で建てられています。日本は世界的に見ても地震大国です。したがって日本の建造物には、地震の揺れに耐え得る工夫が施されています。昔の宮大工は、釘をほとんど使わずに建物を建てていました。これは木に釘を打ち付けるよりも木を組み合わせた方が、地震などの自然災害に耐え得る耐震性をもっていたからです。

また、「礎石(そせき)」という石を建造物の土台にしてその上に柱を立てていました。こうすることによって地震の揺れに対する反発を抑え建物の崩壊を防ぐ事ができます。また地面から木材に湿気が吸い上がるのを防ぎ、木材を腐りにくくする工夫でもあります。この他にも屋根や軒の曲線の美しさをもつ伝統的な建造物は、宮大工の多くの知恵によって建てられています。

4 4.職人の紹介

NPO法人日本伝統建築技術保存会会長を務める西澤政男さんです。「古の工匠の技術は使う人の心をつかむ美しい構造と姿を作るためのヒントが沢山つまっています。それを文化財から学ぶのです。」という考えのもと、仕事をされています。

5 5.宮大工に迫る

慈尊院の修復

http://edupedia.jp/entries/show/1051

構造の謎

http://edupedia.jp/entries/show/1019

過去からの手紙

http://edupedia.jp/entries/show/1014

伝統建築の保護

http://edupedia.jp/entries/show/1015

6 6.おすすめサイト

 
==== ○ShopMasterのひとりごと
http://sugakun.exblog.jp/i9/
本動画に登場する宮大工とは異なる宮大工が登場するブログです。多くの写真も掲載されているため、宮大工の日常により分かりやすく触れることが出来るかと思います。

○和歌山県九度山町慈尊院

http://www.town.kudoyama.wakayama.jp/dd.aspx?menuid=1407
慈尊院が位置する和歌山県九度山町の役場のホームページです。慈尊院について写真付きで解説されています。

○組み物の各部の名称

http://www.sukima.com/words/kumimono/kumimono.htm
古建築の軒を飾る組み物を構成する部品の名前を具体的に図示されています。

7 7.編集後記

宮大工は建築物を修復する大工であり、はるか昔の建築家が残した暗号や想いを読み解く探偵でもあります。会ったこともない建築家の暗号や想いを読み解き、それを現代で具現化、そして未来に残す宮大工は過去と未来をつなぐ役割を果たしていると言えるのではないでしょうか。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 井上頌美)

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