暗記事項を忘れさせない 反復・語呂合わせで授業にメリハリを (1) (早稲田アカデミー 牛嶋孝輔先生)

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

授業において、内容を理解することや楽しむことは非常に重要ですが、社会や理科などの科目では語句の暗記も同じように大切です。せっかく学んだことを忘れないようにするためには、反復・語呂合わせを使い授業にメリハリをつけて体に染み込ませるのが効果的です。本記事では反復を授業へどのように組み込むか、早稲田アカデミーの牛嶋孝輔先生に伺いました。

なお、語呂合わせの用い方は、右記URL( http://edupedia.jp/entries/show/1078 )で紹介しています。あわせてご覧ください。

2 意識すべきポイント

語呂合わせを使うには、3つの重要なポイントがあります。

  1. 体で覚えるまで反復させる。(連呼もその一例)
  2. 重要なキーメッセージは重要なキーメッセージは比喩で映像化させる。
  3. 「まとめ」で駄目押し。

単に語呂合わせをするだけでなく、比喩を使い映像として記憶できるようにすると、より記憶が定着します。

3 授業の流れ

実際に授業はどのような流れで行うとよいのか、中学一年生の英語の授業を具体例に説明いただきました。(導入部分の10分を抜粋しています。)

授業で覚えさせたいテーマ 三単元のs

  1. 元気な挨拶(生徒のやる気を引き出す)
  2. 最初は前回の授業内容であるbe動詞の復習をする。主語とbe動詞の関係を確認。
  3. 次に、単語と人称の対応の確認をする。私(1人称)、あなた(2人称)、それ以外(3人称)それぞれしっかり確認をする。生徒にあてながら、人称を反射的に答えさせ、クラス内で復習内容を共有する。
  4. 教科書を確認し、「Be動詞がisになるときの主語」では一般動詞にSが付くことを確認する。
  5. 一般動詞の疑問文・否定文の確認。

ここで反復を用います。一般道詞の否定文・疑問文は忘れやすいポイント。授業内でいかにインパクトを残すかが忘れないための鍵となります。三人称以外と一、二人称の否定文・疑問文をまとめて反復させる例を紹介します。

 
You play baseball. (板書)
「一般動詞の疑問文、Doと?でサンドウィッチ!」(クラス内で唱和)
Do you play baseball? (板書)
You play soccer. (板書)
「一般動詞の否定文、動詞の前にdon’t(ど~んと)おけ!」(クラス内で唱和)} You don’t play soccer.
「さて、動詞にSが付いているときは~?」(クラス内で唱和)
「一般動詞の疑問文、Doesと?でサンドウィッチ!」(クラス内で唱和)
「動詞のSは取ってね・・・」(ささやくように)
「一般動詞の否定文、動詞の前に」(クラス内で唱和 そして、「ハイ」の合図で)
「doesn’t(ダズント)おけ!」
「その通り! それからそれから~?」
「動詞のSは取ってね!」(ささやくように)(クラス内で唱和)

このように反復させると記憶が定着しやすくなります。また、視覚を刺激するように「サンドウィッチ」などの比喩を用いるとより忘れにくくなります。

まとめ:板書をしてダメ押しをしましょう。

以上のように反復を用いると効果的です。それぞれのクラス・授業内容にあわせて応用してみてください。

4 編集後記

私も、声を出し何度も繰り返した百人一首は今でも覚えています。反復の有用性は誰もが感じていることでしょう。本記事を参考に授業に組み込んでみてはいかがでしょうか。授業内容を覚えるだけでなく、子どもたちが成長した後も授業風景を思い出してくれるかもしれません。
(編集・文責 EDUPEDIA編集部 徳川龍一)

5 講師プロフィール

牛嶋孝輔 (うしじま こうすけ)

早稲田アカデミーで25年間勤務。教育事業推進部事業推進課上席専門職「教師力養成塾」チーフインストラクター。授業開始時3分間の重要性を「学習する空間づくり」という形で、小・中・ 高・大や私塾での指導に力を注いでいる。社内外の研修、講演活動等を担当。NPO法人Teach For Japan 研修開発部顧問。


教師力養成塾e-講座(http://youseijuku.jp/) 

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〜2014年度年主な協働の履歴〜

東京都足立区初任者教員研修年間サポート(http://bit.ly/19gImkH
東京都その他の区でも初任者教員夏期宿泊研修や校内研修を担当

大阪市スキルアップ講座(http://bit.ly/1EpnH7d

大阪府立佐野高等学校校内研修(http://bit.ly/19gH9tr

沖縄女子短期大学教育方法論(特別講義)(http://bit.ly/1DKvkEX

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