学年通信(4~3月)【子育てワンポイント・アドバイス②】77文例集(後半40~77)

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作成者: 滋賀のタカブーさん

1 はじめに

前半1~39の続きです。なお、前半の記事のアドレスは以下のとおりです。
http://edupedia.jp/entries/show/1172

おうちの方へ 40

家でも、子ども本人以外の、全員で、子どもに、同じことをほめてあげます。同じことを、いろんな人にしかられるのは、うんざりしますが、同じことを、いろんな人にほめられるのはうれしいものです。ほめられることが少ない子ほど、しかられることが多くなります。そういう子どもこそ、しつこく言いますが、「忙しいで助けて」「手伝って」→ちょっとでもやろうとしてくれたら
「ありがと、ありがと、ありがとう」「最高に助かったでぇ」「超うれしいわぁ」を、毎日くり返して、してあげることこそ、子どもの心を【その気・やる気】に、そして、【根気強く】するための、3つの言葉なのですから。

おうちの方へ 41

人との人間関係でストレスをためないためにも、アサーション・トレーニングとか、ソーシャル・スキル・トレーニングという方法が、都道府県や市町村の主催で、地域住民にも体験できる講座がふえてきています。保護者のみなさんも、職場でも、地域でも、チャンスがあれば、一度体験してみることをおすすめします。それは、「キレやすい子にしない方法は、キレやすい親にならないこと」だからです。

おうちの方へ 42

子どもが
「行ってきます」「ただいま」を言う時に、家にいてあげることができない状況のおうちの方は、
「行ってらっしゃい」「おかえり」のメモが、とっても効果的です。それは、短いメモであっても、子どもが何度でも読み返して、おうちの方の気持ちを確かめることができるからです。
「行ってらっしゃい。クルマに気をつけてね」「行ってらっしゃい。元気よく行っておいで」のような、ひと言メモは、子どもを【お守り】のように、力づけます。帰って来た時のメモは
「お帰り。おやつは、たなの中だよ」「お帰り。何時ごろには帰るからね」というメモがあれば、子どもは元気づけられて、大きな声で
「行ってきます」「ただいま」が言えると思います。大切なのは、いつも、おうちの方に自分は思ってもらっているな、と実感できるようにしてあげることではないでしょうか。子どもは、こづかいを求めているのはありません。何か買ってもらうことを求めているわけでもありません。おうちの方に愛されていることを確かめたいのです。

おうちの方へ 43

「行ってらっしゃい」「お帰り」が直接言える方は、ふだんはメモは必要ありません。でも、例えとしてはよくないのですが、いざという時の、とっておきの秘密兵器になると思っておいてください。親子げんかをした時などです。子どもが9割わるい時でも、親だって1割は言い過ぎてしまうものです。お互いに気まずくなるなと感じた時に、親が心をこめて子どもに手紙を書いてあげます。もめごとの事情はさまざまでも、子どもを非難するのではなく、子どもの気持ちをくんであげることと、子どもを大事に思っていることだけを素直に書いてあげたらよいのではないでしょうか。そんな手紙をもらったら、子どもの心にズーンと響きます。そして、たいてい、子どもは泣きます。自分がわるかったと思っているからです。親の愛を感じるからです。そしたら、抱きしめてあげてください。

おうちの方へ 44

わが子が泣いて帰って来たら、まず、わが子に
「おまえはね、友だちからバカにされるような子どもじゃないよ。おまえはね、決してダメな子じゃないからね。私の自慢の子だよ」と言ってあげてください。そして、さらに、言えるなら、
「おまえのよいところはね・・・・だよ」と、つけ加えてくださったら、最高ですよね。ということは、わが子のよいところを3つ、5つ、7つと言える親になりたいですね。10個言えたら、もう日本一の親です。

おうちの方へ 45

きょうだいげんかや、友だち同士の単なるけんかには、親は口出しせずに見守りましょう。きょうだいならそれぞれの言いぶんを、友だちとのけんかなら、いきさつと、くやしかった気持ちを聞いてあげてください。
「そうかいそうかい、それは悔しかったねぇ。よしよし」それが、ぼく(わたし)の気持ちをお父さん(お母さん)はわかってくれはった、という安堵感になります。それが、けんかでショボンとしていた子どもが、元気を取りもどす元気玉にもなるのです。

おうちの方へ 46

親の役目は、目の前にいるわが子に対して、
「ありがとな」「ありがとね」「ありがとうさん」と、毎日、言ってあげることです。親は子どもに
「ありがとう」と言うように要求することは多いのですが、子どもに言ってあげることは、意外と少ないような気がします。何もしてくれなかったら、子どもに手伝ってもらって、
「アリガトウ。うれしかったで」と言えばよいでしょう。これが、子どもの成長の土台(パワーの源)になると言っていいくらい、すっごく大事なのです。今日から、さっそく始めましょう。

おうちの方へ 47

新米保育士・新米教師でも、子どもにとっては、先生です。親の方が年令は先輩であったとしても、おうちの方の言葉や態度で、子どもは先生の言うことを聞くようにもなるし、聞かないようにもなります。子どもにとって、大切な1年間です。先生の言うことが聞けない子は1年間、他の子より、すごく損をすることになります。多少じれったいところがあっても、わが子を傷つける言動がないかぎりは、温かく見守ってやってください。子どもも、担任も。

おうちの方へ 48

「しんどい」「えらい」「つかれた」と言う子どもが増えてきました。おうちでも、わが子が、帰宅したとたん、そんなことを口にしたら、まず、睡眠不足を解消したら、その疲れがとれるか、みてあげてください。つまり、早く寝る、小学生なら9時、中学生なら10時、高校生なら11時が目安です。週に4日以上、塾・習い事に通っている子どもの半数以上の子は、疲労状態が続いていると思った方がいいでしょう。逆から言えば、子どもは週に最低でも4日以上は夕方から夜までの間、自由に過ごせる時間(お手伝いはOK)が必要だということになります。早い話が、塾・習い事は多くて週3日以内にするのが望ましいということです。もちろんゼロでもかまいませんが、ご家庭の事情がゆるす範囲内で、本人の希望が親の希望より優先されることが大切ではないかと思いますが・・・。

おうちの方へ 49

わが子が真面目なタイプでしたら、
「ああしい、こうしい」「あれやりな、これやりな」という親の指示をへらしてあげると、疲れがとれてくる場合が多いですよね。つまり、学校や園で多くのストレスをためて帰宅してくるからです。疲れを翌日に残してはいけません。そのために親がしてやれることのひとつが、指示する言葉をへらすことなのです。

おうちの方へ 50

学校や園でも可能なかぎり配慮はしますが、目が充分いきとどかないこともあります。子ども同士のトラブルもあります。そんな時は、まず、わが子の言いぶんをよーく聞いてあげてください。継続的なイジメではなくて、一時的な意地悪・けんかだと感じた時は、
「ふーん、どうしてイジワルするのかな?そうだ、きっといっしょに遊びたくて、それで、イジワルみたいにしてるのかも知れないね」
「ふーん、キライなの。キライになるのって、いやだよね。今日はキライだったけど、明日はきっと、ちょっとだけキライじゃなくなるかも知れないね」などと言ってあげましょう。これが、不思議に意外と、子どもを力づけちゃうのです。親が直接介入してしまうすると、うまく解決するケースは皆無で、余計にこじれてしまうケースがほとんどです。継続的なイジメの予感がしたら、担任の先生に相談してみましょう。どちらにしても、親がどっしりかまえていてくれる方が、子どもは安心感がアップ↑します。親があたふたしてカッとなり、学校や園に電話で怒鳴ってしまうと、子どもは不安↓になってしまいます。先生(複数)の支援で、子ども同士の解決ができるように、精一杯させていただきます。(「いじめ防止対策推進法」の成立を受け、文章表現は要検討です)

おうちの方へ 51

登下校時の不審者対策として、小学校では「学年集団下校」や「5校時で終わる学年の集団下校」など、さまざまな工夫がなされています。それで複数の子どもがかたまって下校しますが、途中から徐々に解散するような形で、子どもたちは1人ひとりになって帰る下校路(友だちと別れてから家までの下校時間帯)ができます。「秋の日暮れは、つるべ落とし」と昔から言われていますが、12月の冬至に近づくにつれて、日没時刻がどんどん早くなります。中学校では、日没前が最終下校の学校が多いので、自宅が遠い生徒が帰宅するのは日没後になります。各地域(集落・町内会)ごとにある小中PTAでも、地元の自治会や老人会に、上記の中学校みたいに、途中から1人っきりで帰ることになる児童・生徒の下校路で、農作業、犬の散歩、立ち話(井戸端会議)等、見守りに積極的な協力をお願いしてみてはいかがでしょうか。(中学校の大規模校で実施しておられました)

おうちの方へ 52

実は、子どもたちが以前の子どもたちとは、ずいぶんかわってきたことに(個人差はありますが)、先生方も対応しきれていないというのが、正直なところではないかと思います。おうちでは、どうでしょうか。親子の会話がスムーズにできているでしょうか。会話しないで、子どもはゲーム、親は携帯メールということはありませんか。同じ部屋にいるだけでは、子育てをしていることにはなりません。学校では、友だちや先生との会話が成り立たないケースが増えてきています。全体的に幼くなってきていて、授業でも
「なんでせなあかんの?」「そんなの、やりたくない」「入試に関係あるの?」「テストに出ないなら、やらない」
と反応する子が、小学校でも中学校でも出現してきています。会話というのは、言葉のキャッチボールですから、相手の気持ちを理解するためにも、いっしょに生活したり、いっしょに学習を進めるためにも、欠かせないものです。会話がスムーズにいかない子どもには、ゆっくりと短い言葉でしゃべってあげること、抽象的な言葉は使わずに具体的なわかりやすい言葉でしゃべってあげること、笑顔とジェスチャー(両手で表現すること)で伝えようとすること、そして子どものたどたどしい言葉に耳をすまして、ウンウンとうなずいてあげることが必要です。ちょっと言ってくれたら、その言葉を親も真似して(くり返して)言ってみましょう。すると、子どもは次をしゃべることもありますよ。毎日おうちでも意識してくり返すことは、その子が学校での集団生活になじめるためにも(自立へ向けて成長するためにも)大事なことだと言えるでしょう。

おうちの方へ 53

学校では、先生方は、この子に今は甘えさせてあげよう、この子に今は甘やかしたらいけない、という判断をその都度しながら、教育を進めています。おうちの方も、この2つの区別をしっかりと見分けてくださることが、子育ての大事なポイントだと思ってください。この子に今は甘えさせてあげよう、というのは、子どもにとって親子の愛着を確かめるためにも、安心基地(親そして家)を確認するためにも、大切なことです。たとえば、ギューッと抱きしめてあげたり、弟妹がうらやましくて赤ちゃん返りをした時はひざに乗っけてあげたり、まだ1人でできないことをいっしょにしてあげたり、訴えてきたことは充分聞いてあげたり、などです。この子に今は甘やかしたらいけない、というのは、お世話(できることを親がしてしまうこと)をしてしまったり、お店で子どもの言いなりにお菓子やおもちゃを買い与えてしまったり、お小遣いを約束事(わが家のルール)なしに、好きなだけ渡してしまったり、つまり、今はガマンさせる必要があると親が感じた時なのに、根負けして子どもにガマンさせないことなどです。家で親がそうしていると、子どもは学校でも、好き放題やりたい放題をしてしまうことになります。でも、怒鳴ったり、たたいたりして言うことを聞かしても、子どもの心は育ちません。ですから、ここで甘やかしたらいけないと決意したら、「ダメなものはダメよ」で通して、それを子どもが受け入れたら、即ほめる、ということだけは忘れないでください。「ダメ」だけで終わらず、「ほめる」ことまで親にしてもらっている子どもは、伸びます。

おうちの方へ 54

おうちで子どもがつぶやくひと言で「ヘルプ・サイン」だと思ってあげてほしのは、
「どうせ、お兄ちゃん(お姉ちゃん)の方が・・」「どうせ弟(妹)の方が・・」「どうせぼく(わたし)なんか・・」という投げやりな言葉です。このひと言が出るというのは、親がきょうだいを比べて小言をくり返す時や、子どもが
「もっとぼく(わたし)の気持ちをわかってよ」と願っている時です。めちゃめちゃ傷ついている状態になってしまっているから、こういうひと言しか言えなくなっているのです。素直に気持ちが言えないくらい傷ついてしまっているのです。自分の存在を認めてほしい、自分にも「~があなたのよいところね。すごいやん」とほめてほしい、自分のことを愛してほしいという、親への「ストレートなメッセージ」なのですから、わが子の切ない思いにハッと気づいて、あったかく応えてあげてくださいね。

おうちの方へ 55

子どもは成長していく途中に、幼い頃の反抗期、思春期の頃の反抗期を、個人差はありますが、さまざまな形で親にぶつけてきます。基本的には「自分でしたい」という形で『自立』に向かっていくために必要なことではあります。しかし、親はある日いきなり、わが子が反抗期に入ったら、めんくらってしまいます。
「子どものくせに」「親に向かって」と怒鳴りたくなるところですが、まずは一呼吸おきましょう。
「お母さん」を「うるせぇババア」と言い、
「お父さん」を「ムカつくオヤジ」と言う親子関係にならないで、反抗期を過ごしていくためです。それは、大人になりきれていない大人に、わが子がならないためです。ひと言で思春期の反抗期と言っても、学校でおもしろくないことがあったり、ストレスを抱えたまま帰って来たり、親が口うるさく(親の思いどおりに子を動かそうと)言いすぎていたり、自分でも理由がわからないイライラ感があったり、1人ひとり違うはずですから、こうしましょうと安易には言えません。思春期の反抗かなと感じたら、ひとまず親の指示語・命令語をへらしてみるのがいいでしょう。

おうちの方へ 56

わが子が、イタズラやヤンチャをしたという連絡を受けて、わが子も「やっちゃた」と全面的に認めた時の対処についてです。迷惑を受けた相手がいる場合や、こわしてしまった物がある場合は、相手方に連絡をとり、わが子を連れて行きます。そこからが大切です。まず、親が頭を下げて
「このたびは、うちの子が大変ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。」
と、おわびをする親の姿を、わが子に見せることが一番大事だと思ってください。自分の「失敗」のために、親が一生けんめい頭を下げてあやまってくれている姿を見た子どもは、言われなくても「2度と同じ失敗はしないぞ」と思います。そして、親にうながされたら、
「ごめんなさい」も心から素直に言えるにちがいありません。連れて行って、親があやまるという態度のお手本を見せてやらずに、子どもに
「さあ、あやまりなさい」と言うだけでは、せっかく心がひとまわり成長できる絶好のチャンスを逃してしまうのです。もちろん、子どもは家で、親だけがあやまりに行くのも、もったいない!

おうちの方へ 57

わが子が担任の先生の文句を言い始めた最初がかんじんです。わが子の不満・言いぶんをじっくり聞いてあげます。
「そうかい、くやしかったんだね」とわが子の気持ちには、いったん共感してあげます。そして、それは実は子どもの誤解なんだよという時は、 
「こういう見方もあるんだよ」「わざとじゃないんだよ」と教えてあげてください。しかし、子どもの言っていることが、どう考えても正しい時は、
「たしかにお前の言うとおりだね」と認めてあげてください。ただし、子どもの言っていることが事実のずべてとは限りません。それは、ウソをついているということではなくて、いきさつには、両者の言いぶんが必ずあるからです。ですから、
「もしかすると、こういう理由があったかも知れないよ」とつけ加えてあげてくださると、子どもの感じ方に広がりが出てきます。こんなやりとりを親がすると、子どもはまず安心できます。そして、先生への不信の芽生えが消えることもあります。たいてい誤解によるケースが多いからです。おうちの方は、どっしりかまえているのが、子どもにとっては1番安心できるようです。

おうちの方へ 58

子どもの批判的な言葉が、先生だけでなく親に向いてくることもあります。
「お母さんだけずるい」「お父さんは口先だけやん」などと、親がムカッとすることも、批判力がついてくると言ってきます。これは、わが子が成長してきた印です。言わば、自立へ向けての1歩をふみ出したんだと思ってあげましょう。これが思春期なら、一人前に少しずつ近づいて来たんだと内心では喜びましょう。親への反抗や批判には、子どもの意見の正当性も認めつつ、上手につき合ってあげてください。
「そうやね、お母さんもちゃんとするわ。よく教えてくれたね。ありがとう」とでも言ってあげましょう。
「こんな子に育てた覚えはない」「育ててやっている親に、そんな言い方はないやろ」なんて嘆いてはいけません。逆に思春期なのに全く批判・反抗する姿を見せない子は「押さえつけられガマンして大丈夫かな」と心配になります。

おうちの方へ 59

自由と自分勝手を勘違いしないこと
さて、将来、わが子が「1人前の社会人」になるために、今、親がすべきことをいくつか・・。
◎自分の子さえよければ、他の子はいいと思わないこと(自己チューな子になります)
◎自分の子は、子ども集団の中で日々、社会性を身につけている事実を知ること
◎「無理・できない・ダメ」連発マイナス思考の親にならないこと(子も真似をします)
◎特定の個人の人柄のせいにしないこと(人のせいにする無責任な子になります)
◎特定の個人に責任を押しつけないこと(自分のことをたなに上げる子になります)
◎今の親集団みんなで、少しずつ苦労を分かち合うこと(各自が、できる範囲で)
◎朝は、わが子に「登校班長さんの言うこと聞くんだよ」と言って送り出すこと(ルールの守れる子に育っていきます)
◎「おはよう」「ごめん」「ありがとう」を言ってよかった喜びを体験させること(これらがちゃんと言える大人=人間関係をむすべる社会人に育っていけます)
◎遅れる時・休む時は、同じ登校班の子の家に電話連絡すること(必ず!です)
将来、わが子が「自分勝手な大人」にならないために、親がお手本を見せましょう。

おうちの方へ 60

朝食は、1日の生活のリズムをつくり出す大切な食事です。朝食を食べて胃腸が働き出すと、今日1日の活動が始まったことを体全体が認識するのです。その朝食を抜いてしまうと…集中力が保てなくなります。人間は食事を体内で糖分に変え、エネルギー源にして活動しています。朝食を抜くと、午前中の活動に必要な糖分が入ってきません。特に脳は糖分をため込めないため、食事の間隔があきすぎると活動が鈍り、集中力も保てなくなります。くり返しになりますが、脳のエネルギー源になるのがブドウ糖です。だから朝食でご飯やパンを食べることは、大切だということです。それが朝食抜きでは、午前中は脳がエネルギー切れのまま活動することになってしまい、これでは集中力もなくなり、学校や園での学習などに身が入らなくなってしまうのです。他にも睡眠中に低下した体温を上昇させ、身体活動を活発化させる効果が朝食にはあります。どうか、お子さんには朝食を食べる習慣を身につけさせてやってください。お願いします。

おうちの方へ 61

お子さんがクラスの中で、どのような位置にいるかによって、おうちの方の感じ方も大きく変わってきます。ですから、全保護者と先生方で基本的に一致すべき点だけ書きます。まず、クラスの中に、悲しく、つらい思いをする子を1人もつくらないこと、そして、クラスの中に「わるもの」を1人もつくらないこと、この2つでしょうか。この2つに関して、すべての親と教師が目標として団結できたら、クラスは必ずよい方向へ向かいます。

おうちの方へ 62

お子さんが、いやなことをされたり、言われたりしたのなら、
おまえはね、友だちからバカにされるような子では絶対ないよ」と言ってあげてほしいと思います。お子さんが、いやなことをしたり、言ったりしたのなら、
「おまえは・・」と怒鳴るのは逆効果、友だちに八つ当たりをするので、
「こういうことをしたり、言ったりするのが、いけないわけはね・・」と言ってあげてほしいと思います。どちらも基本線だけですが。

おうちの方へ 63

クラスが落ち着かないと、おうちの方も心配で不安になられるのは当然だと思います。そういう時こそ、お子さんが、おうちで安心感や満足感がたっぷり味わえるようにしてあげてほしいと思います。それが、お子さんの「見えない支え・力」になるからです。しからなあかん時はしかります。それは、いのちに関わる時と、人の心を傷つけた時です。でも、どなるのではありません。
「どうして、したの」と、気持ちを受けとめてあげます。必ずそれなりの理由はあるはずです。
「だって、○○ちゃんがいやなこと言ったんだもん」と、子どもは、いいわけをすることもあります。親は
「くやしかったんだね」と、相づちをうってから、
「じゃあ、こんなことをしてもいいの」
子「わるい」
親「じゃあ、なんでしたの」
子「だって・・・」と、すねます。ふくれます。
親「じゃあ、あなたがそんなことしてもいいの」というやりとりをくり返します。そのうち、子どもが甘えるような泣き方を始めるまで続けます。シクシク甘え泣きが出たら、わが子を抱きしめ
「悪かったなって思っているんだね。えらいね。わかってくれてうれしいな。もう泣かなくていいよ。意地悪なことをするのは、もうやめようね」と、やさしく語りかけてあげましょう。しかるのは、最後にほめるためだと、親はいつも自分に言い聞かせたいものです。

おうちの方へ 64

保育園・幼稚園はお迎えの時間や通園バスなど、わかりやすいのですが、小学校・中学校でも曜日によって、下校時刻が決まっています。一覧表も、小学校なら毎週の週予定、月予定、年間予定など、中学校なら毎週の週予定、部活の月予定、完全下校時刻(日没何分前というのが目安)の年間表など、つくっているはずです。それらは全保護者に配布されていると思います。それによって、寄り道をしない限りは何時何分ごろ帰宅するか、わかるようになっているはずです。とりわけ、冬至が近づいてくると、日没が早くなり、夕方になるとうす暗くなるので、曜日ごとの下校時刻が気になりますよね。ご不明の点は、学校に問い合わせてください。

おうちの方へ 65

わが子の「エーッ」という姿に、思わずイラッときてしまうことは、よくあります。その時の親の言葉や態度に、わが子もイラッときてしまいます。こうなると、お互い悪循環に陥ってしまいます。泥沼です。そうならないためにも、親の基本は「ちゃんとしなさい」「しっかりしなさい」「いい子でいなさい」のような、あいまいな表現を使わないことです。例えば、子どもが朝食の時、みそ汁をこぼした場合です。「何やってんのよ」「この忙しい時に」のように、子どもの失敗をとがめても、親も子も後味の悪い結果にしかなりません。まず「やけどはしなかった?」と心配すべきでしょう。そして、大丈夫なら、「さあ、どうしたい?」と、後始末をどうするか、子どもに投げかけます。子どもの失敗ですから、子どもに考えさせることが大切なのです。子どもが「テーブルの上はフキンでふく。下は雑巾でふく。お母さん、手伝って」と言ってくれたら、「かしこいね。いっしょに片付けようね」と、子どもをほめることができるのです。いろんな状況があるますので、子どもが失敗した時のキーワードは「大丈夫?」と「どうしたい?」になるのでしょうか。

おうちの方へ 66

文句を言うのは簡単です。批判をするのも簡単です。でも、「じゃあ、どうしたいのか?そのためには、どうすればよいのか?」を考え、相談し、実行するのは、簡単なことではありません。そして、100点満点の50点であったとしても、やりとげた成就感を味わうことを、ぜひ実感してほしいものです。おうちの中でも、子どもが不平不満を言った中身によって、子ども自身に考えさせるのにピッタリのことがあるかも知れません。まずは、1人でできないこと(親がしてあげていること)の中で「一緒にしよう」と誘うことがスタートでしょうか。子どもが
1人でやる」と言ったら、基本的にはチャンスです。お風呂上がりのパジャマなどを用意するとか、洗濯物をたたんで自分の物をしまうとか、いっぱいあります。親と一緒にやっているうちに、1人でできたら、ほめながら、子どもが自分で「ジャンプ」したいと思える機会をつくってあげてみませんか。

おうちの方へ 67

大人も子どもも、山あり谷あり、いつも、うまくいくとは限りません。結果が失敗に終わることだってあります。失敗しないように歩んでいける方法って、たぶんないと思います。それよりも、失敗から学びながら歩んでいくのが、人生だと思います。ですから、失敗した時が大切です。くじけずに立ち直れるか、くじけてしまって自信を失うか、その分かれ道になるのが、自分に自信を持っているか、自分を信じられるか、自分を好きかといったことになるのでしょうか。親の言うとおりにして、うまくいっても、自信とまではいかないでしょう。やはり、子どもが自分で考えて、迷って、悩んで、決めて、試してみて、最後までやりとげて、初めて自信となるのです。親がしてやれることは、子どもが1人でチャレンジしている時は、手を出したり、口をはさんだりしないで、見守ってあげることです。その結果、失敗したとします。その時こそ、わが子がチャレンジしていたことの、どこがよかったのか教えてあげながら、そこをほめてあげてください。その積み重ねをすることで、子どもは自分に自信を持ち、自分を信じ、自分を好きになれるのではないでしょうか。わが子を信じ、わが子を好きでいてあげるのが親の役割です。

おうちの方へ 68

子どもだって、さまざまな理由で、イライラしたり、何かに八つ当たりしたくなったり、満たされない気持ちをぶつけたりしたくなる時もあるんじゃないでしょうか。子どもの表情を見ていれば、あれっ、いつもと違うということがあると思います。笑顔がなかったり、無表情だったり、無口だったり、目つきが気になったり、トゲトゲした言葉を返してきたり、いろいろです。理由を言ってくれたら、話は早いのですが、気持ちを聞いてあげたくても、できない時もあります。そんな時、効果があるとは言いきれませんが、人は、「腹をかかえて笑うこと」「涙を流して泣くこと」「ぐっすりと眠ること」によって、心がスッキリすることだってあるかも、と思い出してみてください。
本に書いてあったのですが、人間の脳波には、リラックスしている時に出るアルファ波、集中して考えたり緊張している時に出るベータ波、脳の機能が低下している時に現れるデルタ波、シータ波があるそうです。それで、たとえば落語を聞いて笑うと、アルファ波とベータ波が増え、デルタ波とシータ波が減ると書いてありました。笑うことは、人間にとって、家族にとって、親子にとって、心(頭)のプラス効果があるということを科学的に説明してありました。

おうちの方へ 69

卒業式の朝は、水分ひかえめにすることが一番大切でしょう。式の途中で、トイレに行きたくなるかも知れないからです。当日が寒いと、よけいに行きたくなるものでう。それと、前日練習までの、学年練習・在校生練習・卒業生練習では、ジャンパーを着用します。まだまだ寒い季節だからです。しかし、卒業式当日は、体育館に入場する時に卒業生も在校生もジャンパーを着用しません。卒業式は、学校で最も大切である厳粛な式だからです。ですから、足もとや背中が冷えないように、温かい服装(靴下も含めて)を「重ね着」させてあげてほしいと思います。くり返しますが、1時間~1時間半、体育館でイスに座っていても、足の指先も、背中も、寒くないと、お子さんが感じられる「重ね着」をお願いします。

おうちの方へ 70

集金(お金)のことは、子どもを飛ばして、親と先生で直接しゃべる方がいいでしょうね。経済的にきびしい時に、あるおうちでは、次のようなことをされていて、感心させられました。子どもたちに、今月の家の収入はこれで全部だと見せたのです。それで、電気・水道・ガス・電話・クルマの維持費・家賃・税金・集金などの月平均額を見せはりました。子どもらの前で電卓でひき算をして、残ったお金が食費・生活費になることを教えはったのです。子どもたちは、節約に心がけるようになり、家の手伝いも以前より積極的にするようになったと、おうちの方は、うれしそうに話してくださいました。きびしい現実に親子で共に立ち向かおうという心意気のある、おうちの紹介でした。

おうちの方へ 71

3月ですから、卒業や卒園など、どの子も1年間のしめくくりの月です。親の目から見ると、気になることも多々あるかと思いますが、それよりも、修了式(3学期の終業式のこと)・卒業式・卒園式の日までに、具体的にほめてあげたい点を10個見つける3月にしてみませんか。これを実際に実行なさった親御さんもおられました。わが子のよいところを10個言える親って、日本一の、最高にステキなお父さん・お母さんに思えるというのが、聞いてみた子どもたちの多数意見でした。

おうちの方へ 72

しつけをするにはタイミングがあります。しつけについては、怒鳴ってしつけようとしても絶対身につきません。チャンスをのがさず、今、この子には、これが必要だからしつけようとすると徐々に身についていきます。もちろん、しつけもほめながらです。例えば、お金の使い方です。お金は必要なものを買うために使うものだと教えます。おごったり、貸したり、借りたりするために使うと、後々の友だち関係にも、ゆがみが出てくると教えます。また、友だちの家へ遊びに行く時は、行った先のおうちのルールに従うことを教えておくと、友だちと行き来することが長続きします。

おうちの方へ 73

おまけ「にらめっこ」も「くすぐりっこ」も「人間関係」がつくれてないとできません(親密度のバロメーター)
4月、新しいクラスになってすぐ、教室で「となりの人と、にらめっこをしてみましょう」と言っても、サッとできる子は多くはありません(そんなことをさせる先生もいません)。たまたま去年も同じクラスだった子同士なら、なんとかできます(試さないでください)。でも、初対面では、「にらめっこ」のヘンな顔はできないものです。どうも「にらめっこ」という遊びには、お互いの気心が知れた関係の子ども同士が、
「この子を笑かしてやるぞ」「この子と笑い合いたいな」という気持ちにならないと、楽しくできないところがあるようです。ですから、3月なら、たいていのクラスでできると思います。それだけ、子どもたちの人間関係がつくれてきたしるしです。つまり、「にらめっこ」はクラスの子らの人間関係と比例して、楽しくなる遊びだと言えます。そして、「にらめっこ」をする2人の親密度で、大笑いできるかどうかが決まるとも言えるでしょう。「くすぐりっこ」も同じです。そもそも知らない人にくすぐられて、うれしいと思う人はいません。女性なら、イヤどころか大問題になります。と言うことは、くすぐられるということは、本来的に不愉快なことかも知れません。ところが、親子とか、きょうだいとか、親友同士なら、「くすぐりっこ」が楽しくなります。どうやら、よい人間関係には不愉快なことも楽しい気分に変える不思議な力があるようです。親子で「くすぐりっこ」ができるということは、よい親子関係が築けているということです。親子で「くすぐりっこ」をするのが、ぎこちなかったら、どうすればいいでしょうか?大笑いできるまで、毎晩、寝る前に布団の上で、親子で「くすぐりっこ」を続けてみましょう。親子の「くすぐりっこ」を好きな子になってほしいからです。

おうちの方へ 74

子どもが読むよりも、親が読んでほしい、という絵本を教えてもらったので、さっそく、図書館へ借りに行きました。なんか、すぐに読みたくなって、図書館のある建物のロビーで、読んでみました。一気に読みました。そして、涙がボロボロこぼれました。すぐれた児童文学の本で、泣けてきた経験はありますが、まさか、私が絵本で泣いてしまうとは・・・子育て中の全ての保護者のみなさんに、ぜひ読んでほしい、ステキな親子でいるために、と思い、紹介します。
題名 「おこだでませんように」(「ま」という字は鏡文字になっていました)
作者 くすのき しげのり 発行 小学館 定価 1,500円
作者の、くすのきしげのりさんの「あとがき」だけ紹介します。「『おこだでませんように』そう書かれた小さな短冊(たなばた)を見た時、私は涙が出そうになりました。短冊を書いた男の子は、いつも怒られているのでしょう。この子が、楽しいと思ってしたことや、いいと思ってしたことも、やりすぎてしまったり、その場にそぐわなかったり、あるいは大人の都合に合わないからと、結果として怒られることになってしまうのかも知れません。でも、この子は、だれよりもよくわかっているのです。自分は怒られてばかりいるということを。そして、思っているのです。自分が怒られるようなことをしなければ、そこには、きっとお母さんの笑顔があり、ほめてくれる先生や、仲間に入れてくれる友だちがいるのだと。そんな思いを持ちながら、それをお母さんや先生や友だちに言うのではなく、七夕さまの短冊に、1文字1文字けんめいに書いた『おこだでませんように』。この子にとって、それは、まさに天に向けての祈りの言葉なのです。子どもたち一人ひとりに、その時々でゆれうごく心があります。そして、どの子の心の中にも、このお話の「ぼく」のような思いがあるのです。どうか私たち大人こそが、とらわれのない素直なまなざしを持ち、子どもたちの心の中にある祈りのような思いに気づくことができますように。』以上、作者の、くすのきしげのりさんの「あとがき」でした。みなさんも、ぜひ一度、図書館へ行って、絵本『おこだでませんように』を手にとって読んでみてください。読み終えた瞬間から、お子さんを見る目が、「曇りなき眼(まなこ)」で見つめられるステキな親になれますよ。私は、1冊買って、手元に置いてあります。

おうちの方へ 75

「どうする?親の出番」という「親が出るとき、出ないとき」について考えるシリーズが朝日新聞で2011年9月4日(日)から始まりました。1回目は幼い子どもの「小さないざこざ」に親はどう向き合えばよいかについて、です。
京都教育大学付属幼稚園の副園長先生の見方、以下、記事の抜粋(ごく一部)です。『子どもの成長に、いざこざはとても大切。けんかやいざこざを経験しながら、相手の気持ちを理解していく。自分たちで解決する力をつける機会と捉えてほしい』『いざこざが起きた時の保護者の役割について、3才児までは気持ちの代弁者、4才児はあったことを聞き出す司会者、5才児は思いの吐露の交通整理役と考える』
「子どもへのまなざし」などの著書で知られる児童精神科医の佐々木正美さんが述べる、乳幼児期から思春期にかけての子どもへの接し方について、以下、記事の全文です。『過保護はよくないと言われがちですが、子どもが望むことを聞き入れてあげるのは良いんですよ。例えばおっぱいをほしがったり、砂場遊びをしたがったり。とことんつき合うと、ある時、満ち足りて自立していきます。依存体験を抜きに自立はあり得ません。ただ、「あれ買って」と言われて与え続けるといった、「物」で満たすことではないのです。子どもが物を要求してきた時は、心の要求の満たされ方が足りない、ぐらいの気持ちで接したらいいと思います。よくないのは親の望みを伝えすぎたり、子どもが嫌がっていることをやり過ぎたりする過干渉。教育やしつけの面から、適度な干渉は必要ですが、親の期待や要求を伝えすぎないよう気をつけなくてはならないと思いますね。あなたの現状には満足していない、と否定的なメッセージを伝え続けることになるからです。逆に、上手に絵が描けたり、テストで良い点を取ったりした時に、過剰にほめすぎるのも考えものです。そうでないと落胆させてしまうのだ、と子どもは察するからです。子どもへの愛情のように見せかけて、実は親自身が安心したいから、というのはよくあること。乳幼児ならオムツをはずすトイレトレーニング。小学生以降は、勉強について口出しする機会が増えるでしょう。進学や就職を決める時にも見られます。最もいけないのは他の子と比べること。自尊心を傷つけます。その子のペースで進み続けられるよう励ましてあげてください。こちらが言うことが正しくても、ゆっくり待ってあげる。「いつ実行するかは自分で決めていいですよ」とゆだねる。そうすることで自分を律する「自律心」が養われ、社会で生きていく力が育まれるのです。』以上です。

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「どうする?親の出番」という「親が出るとき、出ないとき」について考えるシリーズ。朝日新聞2011年9月18日(日)は「イジメに気づいたら」です。東京学芸大学の小林正幸教授の助言に関する、記事の全文を紹介します。
『「親が出て行く前に、することがある」という。子どもが元気のない時は、
「何があったの、イジメじゃないの」と問いつめず、
「元気がないね」と心配していることを伝える。泣き出したら、
「くやしかったんだね」と気持ちに寄り添う。イジメの被害を打ち明けられたら、
「あなたはどうしたいの?」「親に手伝ってほしい?」とたずねる。子どもの気持ちを考えず親が出ていくと、親子の信頼関係はこわれてしまう。「『いざ鎌倉』の前に、子どもとのていねいなやりとりが必要です」』
以上です。次に、教育評論家の親野智可司さんの助言に関する、記事の全文も紹介します。
『「ふだんから子どもの表情や生活態度をよく見て、変わったことがないか気を配って」と助言する。イジメの兆候があるなら、子どもはすでに自分で解決できない事態におちいっている。できるだけ子どもと同じ気持ちになり、口をはさまず話を聞く。
「あなたがしっかりしないから」「イヤなことはイヤと言いなさい」などと、たしなめるのは禁物。それができずに困っているからだ。話そうとしない時は他の友だちや母親仲間から情報を集める。「イジメを受けているとわかったら、親はまず、子どもに守り抜くという意思を伝えてほしい」と親野さん。相手の子や親には直接言わず、第三者を通すといいと言う。互いに自分の子が正しいと信じていると、感情的にこじれやすく、解決が難しくなるからだ。イジメが起きているのが学校なら、早めに担任に相談しよう。「すぐに解決されることも多い。担任でだめなら校長先生との面談を求め、それでもだめなら 教育委員会へ」。学校へ行く時は、「親の本気」を見せる。正装で、夫婦や祖父母など複数で行く。話し方にも気をつけたい。「苦情」ではなく「相談する」姿勢が大切だ。その上で「いじめている子に、やめるよう指導してほしい」など、学校への要望を具体的に伝える。解決までの時間が長引き、子どもに元気がないなら、学校を休ませる方法もある。親野さんは「学校で緊張しているのに、家で『今日はちゃんと言い返したの』などと言われるとつらい。家を子どもが安心してくつろげる場にすることも大切です」と話す。
主なイジメの兆候
・妙に元気がない。・ふだんに比べて変に明るい。・体の不調を訴え、登校をしぶる。・鉛筆など持ち物が減っている。
・お金をほしがる。(親野智可司さんによる)
親の対処法
・「子どもを守る」という姿勢を見せる。・相手の親に直接言わない。・担任・校長に相談。・学校側に解決を約束してもらう。・学校には正装で行く。(親野智可司さんによる)』以上です。学校へ「苦情」ではなく「相談する」姿勢で行くことが大切な理由を補足します。感情的に「苦情」を学校側にぶつけると、学校側が解決をあせることで、表面的な解決で終わる場合があるからです。保護者が「相談する」姿勢で来てくださると、学校側も、子どもの心に、わだかまりの残らないような解決ができるように、複数でていねいに聞き取り・支援・指導・見守りを全職員が一丸となって全力でしてまいります。(「いじめ防止対策推進法」の成立を受け、文章表現は要検討です)

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「どうする?親の出番」という「親が出るとき、出ないとき」について考えるシリーズ。朝日新聞10月2日(日)は「取った」「取られた」「なくなった」についてでした。記事の後半に表がありました。『トラブルの自衛策は?
◎学校の持ち物などには記名する。◎子どもの持ち物は、親が働いたお金で買い与えた物なのだから、子ども同士でやりとりしたら、必ず親に報告するよう普段から言って聞かせる。◎見せびらかす、ということはどういうことなのか、親子で話し合う。(教育雑誌の編集人で小学校教諭の岡崎勝さんによる)
もし、子どもが取ってしまったら・・・◎一緒に謝りに行く。親が謝る姿を子どもに見せる。◎子どもが悩みを抱えているケースも少なくない。よく話を聞く。◎人格を全否定するようなしかり方、逃げ場がなくなるようなしかり方をしない。◎親も自分自身を責めすぎない。子どもの成長過程の1つの出来事として受けとめ、親子で話し合う。(東京都西東京市立ひばりが丘児童センター長・高橋ヨシエさんによる)』
『トラブル、成長のきっかけに  教師・教育雑誌編集人 岡崎勝さん
取った、取られたというトラブルに、親はどうかかわったらいいのか。教育雑誌「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)の編集人で、小学校教諭の岡崎勝さんに聞いた。低学年の子が物を取るのは、単純にそれが欲しいからとか、相手と友だちになりたいというケースが多い。だからたいてい見つかります。高学年や中学生になると、うらやましさや、好きな相手の物だから、いやがらせにイジメと理由も複雑になり、見つからないケースも出てきます。親は解決を急ぎます。かつては
「管理しなかったあなたも悪い」と子どもをさとす親も多かったのですが、最近は相手を責める傾向が強まっている。あの子があやしいから先生から聴いてください、と言われることもある。実際は、取った現場を先生が見たり、見た子が話してくれたり、取った本人が打ち明けたりしない限り難しい。ただ、背景にイジメがありそうな場合は、早めに学校に相談してください。子どもの持ち物がなくなった時、親は
「お宅のお子さんが取った」と言うのではなく、
「間違って、まぎれていませんか?」と持ちかけるのがよいのでは。一方、自分の子が物を取っていた場合は、親に正直に事実を打ち明けてもらうことが大事です。持ち物をいっしょに点検するのもいい。
「いっしょに、あやまってあげるから」と安心させ、したことを見つめるよう、うながしてください。子どもが集まれば、物がなくなるのはよくあること。もし、魔が差して取ってしまっても、子どもを全否定しないでほしい。トラブルは成長のきっかけをとらえてください。』

2 おわりに

以上、最初は、学年通信等の余白をうめるために書き始め、ブログ記事にも採り上げた【子育てワンポイントアドバイス】(77例文)・・・内容が重複しているところがあり、すみません。記事が長く前半・後半に分けました。さて、絵本の紹介と新聞記事以外は、静岡県浜松市にある「あすなろ幼稚園」坂本園長先生に教えていただいた内容が多いです。他に出典としては、かつて手元に置いておりました「子育てハッピーアドバイス」シリーズ①②③明橋大二[スクールカウンセラー・医師]著(1万年堂出版)です。もう1年以上、三男の本棚に並んでいます。譲った覚えはないのですが、本人は「ええ本や」と気に入っているみたいで、私も「返して」ではなく「貸して」と言っています。わかりやすく、読みやすく、直接、本書を読まれることをオススメします。

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