「指導法」としての「相対性理論」

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「何も考えない、断定で事を起こさない」

これが、僕の信念でもあります。

僕は、探偵小説?の「メグレ警視」が好きなんですが、
このメグレ警視は、最後の最後まで、「断定的な考え」
で行動する事がなく、物事を客観的に捜査していきます。

「人々がどの様に動いたのか?」
「なぜ、その様に動かなければならなかったのか?」

を常に考えながら、判断を重ねていきます。

子供たちへの指導も同じじゃないでしょうか?

子供たちには子供たちなりの言い分もある。
それを聞かずして、大人のルールだけで判断をし、
結果を押し付ける事への怒りを感じる事があります。

子供たちも一人の人間であり、自分たちで判断をした結果
色々な行動に出ているはず。

親や、先生や大人のルールのみで、子供たちの行動を
判断するのではなく、子供たちの立場になって

「共に考える」姿勢が

指導者には必要なのではないでしょうか。

「人の行動は常に相対性理論」

ある行動は、
相手から見れば、良い行動に見えて
こちらから見れば、良くない行動に見える。

そして第3者から見れば、
どちらも正しいとも言えるし、間違いだとも言える。

但し学校生活の中では、生活指導には一定のルールが必要!
これは、社会生活を送る人間だからこそのルールである。

しかし学習指導では、
ルールを作ると子供たちにとっては難しい面もある。

「算数」は「算数」として解く。
「国語」は「国語」らしく解く。

一度この概念を捨てて指導するのも、子供たちにとっては、
理解しやすい授業の始まりになるのかも知れない。

算数の得意な子は、国語を算数の問題を解くように考えさせ、
国語の得意な子は、算数を国語と同じ感覚で解けるように考えさせる。

そんな工夫を、この夏研究課題にされるのはいかがでしょうか?

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