子どもたちは身の回りの掲示物をよく見ていますよね。
「きれいだなぁ」「素敵だなぁ」と感じたり、「そうなんだ!」「おもしろい!」と関心を持ったり。
何気なく目に入った掲示物から、自然に学び知識を蓄えることも少なくないと思います。
私たちは“掲示物は物言わぬ教育”と考えています。
心豊かな子どもを育てるために、掲示物を大事にしてみませんか。
掲示板はもちろんのこと、壁・窓・扉・・・など掲示できる場所は様々ありますよね。
素敵な掲示をしたいけど・・・ 目を引かないみたい、ワンパターンになってしまう、どうしたらいいの?
そんな方にぜひ見てほしい!!
ちょっとした工夫で、掲示物をより良く見せるためのヒントをご紹介します。
1.1 タイトルの作り方
教室掲示には欠かせない「タイトル」の簡単・便利な作り方をご紹介します。
①色の異なる画用紙(正方形1辺約8cm)を用意します。
②ずらして重ね、貼り合わせます。
③1文字ずつ書きます。
これでできあがり。すべて重ねられるので収納にも便利です。
掲示する時にもスペースに合わせて文字を離したり角度をつけたりと、さまざまな掲示の仕方ができます。
1.2 立体的に見せたい!
掲示物の中に立体感が出ると、見る人の気持ちを引きつけますよね。
そこで、パーツを浮き上がらせるために、小さな画用紙を四角に折って裏に貼ります。
これは畳むと収納する時に便利なんです。
1.3 身の回りの宝物?
荷物や商品に付いている緩衝材やプチプチ。
ゴミになってしまいそうなものほど、掲示物にはすごく生きるんです。
貴重な宝物と言えるでしょう。
①スチロール素材の緩衝材
「つばき」・・・垣根を表現しました。
②紙の緩衝材
「クリスマス用靴下」・・・毛糸のゴム編みのように見えます。
1.4 折り紙作品を使う
少しでも立体的に見せたいときには、折り紙は便利です。
海の中のいかとたこをそれぞれを折り紙で折り、貼りました。
子どもたちに、折り紙は人気です。
このような掲示を見ると作りたくなるようで、早速、先生に折り方を聞いてきたそうです。
1.5 秘密道具(?)登場!
掲示物製作の際に時々登場して、いい仕事をしてくれる道具たちがあります。
①ピンキングばさみ
ギザギザに切れるはさみです。
「バッタ」・・・草むらを表すのに使ってみました。雰囲気が出ます。
②修正液
色画用紙を白く塗る時、白い絵の具を使うと染み込んでうまくいかないことがあります。
字の場合は白ポスカで結構うまく書けますが、 細い線を描きたい時には修正液がいいです。
「砂浜のカニ」・・・波の白
③クラフトパンチ
文具屋さんなどで売られている、紙を模様に切り抜けるパンチです。
「植物を育てよう」・・・じょうろ
④サークルカッター
きれいな円が切り抜けるので、仕上がりが良くなります。
「月とウサギ」・・・月
他にもたくさんのアイディア・ヒントをご紹介しています。
宜しければ「手作り教材・掲示物のアイディアルーム ぽけっと」のページをご覧になって下さい。
http://pocketinfo.jimdo.com/掲示のヒント/
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