授業技術を身につけるために(早稲田アカデミー 牛嶋孝輔先生)

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

教育観や子どもを見取ることと同じように話術や指名方法などの授業の技術も大切です。本記事では、早稲田アカデミーに勤め、教師力養成塾のチーフインストラクターでもある牛嶋孝輔先生に伺った、授業の技術を身につけるために重要なポイントを紹介します。

2 授業技術習得 最大のポイント

授業技術習得には3つのポイントがあります。それは、

(1)見てもらう

(2)見に行く

(3)自分の姿を見る

の三つです。

(1)見てもらう

自分の授業を先輩講師に、あるいは教務主任や校長に見てもらいましょう。他人に自分の授業を見られるのは非常に緊張します。手を抜いていたらすぐさま見破られてしまいます。したがって、授業見学に入っていただく前には授業準備をいつも以上に周到に行わなければならないので、成長するチャンスとなります。

どの部分をどのように授業で扱うか、説明はどの部分にウェイトを置くかをよく考えるのが重要です。それから実際に指導する場面を想定して、板書案、発問や助言の仕方についてもイメージトレーニングしてみてください。

準備を万全にしても、完璧な授業を行うことはとても難しいです。授業を見ていただいた後の厳しい指摘を真摯に受け止め、ノートに書きとめると良いでしょう。そして、次の授業に必ず活かしてください。

(2)見に行く

校舎内の、あるいはブロック地域内の先生で高い評価を得ている人を校長などから紹介していただき、事前にお願いをした上で授業見学に行くと多くの学びが得られます。

その際に、板書の仕方、発問の仕方、教室空間の作り方など、どの部分を「見に行く」のかについても予め焦点を絞っておくとよいでしょう。

先生の授業技術のみならず、授業を受ける生徒の姿からも学べることは多く存在します。自分で試行錯誤しながら技術を磨くのもよいですが、素晴らしい講師の授業から盗めるものは盗んで真似をしてしまうのも一つの方法です。

(3)自分の姿を見る

授業を「見てもらう」、「見に行く」ことで、ある程度自分を客観視できるようになったら、自分の授業の姿をビデオに撮って見つめ直すことが一番勉強になります。どんなに経験を積んでも、どんなに自信を持った授業ができたと思っても、その姿を改めて眺めた時に反省点が見つからないことは決してありません。誰よりも厳しい批評者は自分自身です。発声方法や独特な癖、発問時に偏りはないか、視線は常に生徒に向かっているか、そうした基本的なことの大切さを確認できます。

3 編集後記

授業技術を身につけることは誰もが日々悩み、努力していることでしょう。本記事のようなポイントを意識することでより着実な技術の向上が期待できますね。とくに、ビデオを撮り「自分の姿を見る」ことは効果的です。ぜひトライしてください。

なお、牛嶋先生の他の記事はこちらのリンクからご覧いただけます。

http://edupedia.jp/keywords/show/365

(編集・文責 EDUPEDIA編集部 徳川龍一)

4 講師プロフィール

牛嶋孝輔 (うしじま こうすけ)

早稲田アカデミーで25年間勤務。教育事業推進部事業推進課上席専門職「教師力養成塾」チーフインストラクター。授業開始時3分間の重要性を「学習する空間づくり」という形で、小・中・ 高・大や私塾での指導に力を注いでいる。社内外の研修、講演活動等を担当。NPO法人Teach For Japan 研修開発部顧問。


教師力養成塾e-講座(http://youseijuku.jp/) 

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〜2014年度年主な協働の履歴〜

東京都足立区初任者教員研修年間サポート(http://bit.ly/19gImkH
東京都その他の区でも初任者教員夏期宿泊研修や校内研修を担当

大阪市スキルアップ講座(http://bit.ly/1EpnH7d

大阪府立佐野高等学校校内研修(http://bit.ly/19gH9tr

沖縄女子短期大学教育方法論(特別講義)(http://bit.ly/1DKvkEX

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