社会科 「わたしたちのくらしと商店」 指導のポイント(はなまるサポート)

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目次

1 概要

この実践は(株)教育同人社の許可を得て、「はなまるサポート」の学習指導ポイント一覧より転載しています。 実践の続き(無料)は最下部のURLからご覧ください。
また、以下より実践をPDFでダウンロードできます。
添付ファイル

2 (1)買い物調べは家庭の事情に配慮して!

3年生の社会科で「わたしたちのくらしと商店」という単元の導入として、「買い物調べ」の活動をすることがよくあります。下のようなカードを配って、1週間程度記録させることを宿題にします。

そして、翌週の社会の時間に、宿題にしたカードをもとに、

・どこの店で多く買い物がされているか。
・なぜその店を選んだのか。
・買い物で気をつけていることはなにか。

などが話し合われながら学習問題を作っていきます。

しかし、その時間になると必ず、「先生、宿題できませんでした。」とか、「1日しか書けませんでした。」という子がいます。単に忘れた子もいますが、様々な事情があることに気付きます。
そこで、次のことに心がけてください。

・保護者に誤解を受けないように、保護者会や学年だよりで買い物調べの活動(宿題)の趣旨と内容を伝える。
・買い物の内容を詳しく知ろうとしない。
つまり、およその傾向(どの店で買い物が多いか、食料品などはどんなことに気をつけて買っているかなど)が分かればよい。

・ライフスタイルの違いに配慮する。
週1回まとめて買うとか、注文して配達してもらうなど、宿題の期間にカードに記入できない家庭の場合は、買い物で気をつけていることを家の人に取材するように声をかける。

とにかく、個々のカードの埋まり方はまちまちであっても、できている部分を認め、クラス全体で表をつくり、学習問題つくりに役立てるようにします。

3 (2)お店の見学は地域の実態に合わせて!

① 身近な地域に共通に調べられる店があるかどうか。

② 子どもの見学を受け入れてくれるかどうか交渉する。

私の経験1 —単学級のA小学校の場合—
交渉したほとんどのお店で受け入れてくれたため、スーパーマーケットは全員で見学に行った。次に個人のお店は子どもが調べたいお店ごとにグループをつくり、スーパーマーケットで調べた内容に沿って取材ができるように計画した。

私の経験2 —3クラスのB小学校の場合—
人数が多く、スーパーマーケットでは見学を断られた。そこで、個々で自分の家でよく使っているスーパーマーケットに取材に行かせることにした。もちろんその場合は、取材の方法が分かり、取材したことを記入できるワークシートを配布した。また、取材のマナーについては教室で練習させた。保護者にも、放課後や休日の活動になること知らせ、理解を求めた。

クラス全員では、徒歩15分ぐらいのところにある商店街にお願いし、その中から子どもたちが調べたいお店を決めて、取材できるようにした。

4 実践の続き

続きは以下のURLよりご覧下さい。
@<href{http://www.djn.co.jp/support/special/point/docs/2011/9/4/3.php}

5 実践者紹介

初等教育研究所 加藤良子

元公立小学校教諭、23年3月末で退職。
38年間に4区5校で勤務する。各区で社会科部に所属。地域教材を開発して、各学校で実践してきた。趣味は、江戸の歴史や文化に親しむこと。月に数回、江戸東京博物館で展示ガイドボランティアをしている。

6 サービス紹介

教育同人社の「はなまるサポート」では、若い先生のための授業ヒント集として、毎月の学習指導ポイントを細かく解説をしています。また、不明点や疑問点などを無料で相談できます。
http://www.djn.co.jp/support/

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 鈴木鷹志)

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