研修参加への心構え(早稲田アカデミー 牛嶋孝輔先生)

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作成者: EDUPEDIA編集部 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

普段は教える側である先生にとっても研修や勉強会に参加し学ぶことは大切です。忙しい毎日の合間を縫って参加する研修ではなるべく多くのことを学びたいところです。そんな先生のために、本記事では研修参加にあたって必要な心構えを早稲田アカデミーに勤め、教師力養成塾のチーフインストラクターでもある牛嶋孝輔先生に伺いました。

2 研修の限界

研修に臨む気持ち。それはいわば研修を受講する側の“レディネス”とでも言いましょうか。当然研修を受けるにはやる気・熱意を持って臨む必要があります。しかし仮に事前の意識を揃えることができていても、その後の“効果”には大きな差が生じます。その理由は「考え方」「行動力」などが異なるからです。以下にその「考え方」や「行動力」のレベル分けを紹介します。

研修を“受ける人”のレベル

  1. 批評…この人は話が上手い・下手だと評価します。
  2. 理解…話者が何を言っているのか理解を示します。
  3. 判断…これは使える、あれは自分の環境には合わない話だなどと判断します。
  4. 模倣…研修が終わった後、真似してみようとします。
  5. 実行…計画するだけではなく、実行に移してみます。
  6. 反省…うまくいかなくても終わりにせず、反省し改善に努めます。
  7. 確立…自分なりのノウハウを確立します。
  8. 指導…他者に自分の成功ノウハウを指導できるようになります。

さて、上記1~8の中に大きな壁が存在するのにお気づきでしょうか? それは3と4の間です。1~3は評論家の域です。頭でっかちであれこれ理屈をつけて動かないタイプです。この姿勢では10教えられても、せいぜい1~2程度の効果しかないでしょう(ゼロもあり得ます)。

結果を出す人は(特に短期間に一気に頭角を現す人は)4以降を必ず行っています。他人の良いところを盗む(真似る・取り入れる)のが上手です。そして8の最終段階まで到達し、全幅の信頼を置ける素晴らしい部下を育て上げることでしょう。また、研修の話者として拍手を浴び、人気を集めることでしょう。

私は力の入った研修の前に必ずこう前置きします。「皆さん、1~3の聞き手にならないでください。私も本音で皆さんに語ります。どうぞ始めからバーを8に置いて受講してください!まずはあれこれ言わずやってみて、文句や提案はその後から言って下さい!」

始めから8にバーを置いて人の話を聞く。つまり自分が他人を指導できる状態をイメージして聞く。成功者に共通の大切な要素だと考えます。

3 編集後記

他の人に教えることでより理解が深まる経験はだれにでもあるものです。普段子どもたちに授業をしている先生は一番そのことを深く理解していると思います。研修には他者に指導することをイメージしながら臨むとよいでしょう。

なお、牛嶋先生の他の記事はこちらのリンクからご覧いただけます。
http://edupedia.jp/keywords/show/365
(編集・文責 EDUPEDIA編集部 徳川龍一)

4 講師プロフィール

牛嶋孝輔 (うしじま こうすけ)

早稲田アカデミーで25年間勤務。教育事業推進部事業推進課上席専門職「教師力養成塾」チーフインストラクター。授業開始時3分間の重要性を「学習する空間づくり」という形で、小・中・ 高・大や私塾での指導に力を注いでいる。社内外の研修、講演活動等を担当。NPO法人Teach For Japan 研修開発部顧問。


教師力養成塾e-講座(http://youseijuku.jp/) 

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〜2014年度年主な協働の履歴〜

東京都足立区初任者教員研修年間サポート(http://bit.ly/19gImkH
東京都その他の区でも初任者教員夏期宿泊研修や校内研修を担当

大阪市スキルアップ講座(http://bit.ly/1EpnH7d

大阪府立佐野高等学校校内研修(http://bit.ly/19gH9tr

沖縄女子短期大学教育方法論(特別講義)(http://bit.ly/1DKvkEX

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