小学校水泳 写真で見る段階的練習②中・高学年「クロール系」

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作成者: Nagaさん

1 小学校水泳 写真で見る段階的練習②中・高学年「クロール系」

小学校の学習指導要領では、水泳系の運動を、1,2年生を「水遊び」、3,4年生を「浮く・泳ぐ運動」、5,6年生を「水泳」という領域名で構成しています。技能の内容も、上記の2学年ごとに例示されていますが、このうち3,4年生の「浮く・泳ぐ運動」から5,6年生の「水泳」にかけてのクロール系の学習内容が一目でよくわかるように、段階的な練習方法を写真で紹介します。

  

3,4年生「浮く・泳ぐ運動」について

3,4年生の領域名は「浮く・泳ぐ運動」という耳慣れない言葉で、内容を見ると「呼吸をしながらの初歩的な泳ぎ」とあり、さらに解説を読むと「…呼吸しながらのばた足泳ぎやかえる足泳ぎなど、クロールや平泳ぎなどの近代泳法以外の泳ぎのことである。」と示されています。

読めば読むほど「???」という思いになりますが、これは決して「3,4年生ではクロール、平泳ぎを練習しない」というわけではありません。その証拠に、例示には「ばた足」や「かえる足」さらに「補助具を使ったクロールと平泳ぎのストローク」という言葉が出てきます。

つまり、3,4年生の学習では、

クロールと平泳ぎの手足の泳ぎや、面かぶり(呼吸をしない)クロール・平泳ぎは練習するが、呼吸をしながらのクロールと平泳ぎの完成形は求めない

ということです。

活動の工夫

「呼吸をしながらの初歩的な泳ぎ」については、「クロールや平泳ぎの(ような)手足の動きを使い、(なんとか)呼吸をしながら泳ぐこと」と考えます。手を前に揃えてばた足で進み、顔を上げて呼吸をする「ばた足泳ぎ」や、呼吸の時に顔が前に上がってしまう「惜しいクロール」、平泳ぎの動きだけど、足先が「かえる足」のようにちゃんと曲がっていない「惜しい平泳ぎ」などでも、呼吸しながらなんとか25m泳げたら、3,4年生では「やったね!」というわけです。

資料の使い方

この資料では、練習方法の工夫として「泳ぎのリズムや動きをかけ声にする」ことや「ペアによる補助や声かけ」を活用しています。また、例示にはありませんが、「面かぶりばた足泳ぎ」や「面かぶり手だけクロール」など、泳ぎの中の部分的な動きだけを練習することで、「手足の動きで水中を進むことを感じる」ような工夫をしています。3年生以上の学年で、泳力の実態に合わせてご活用ください。

他の学年の内容

このシリーズには、ほかに

小学校水泳 写真で見る段階的練習①低学年「水遊び」

小学校水泳 写真で見る段階的練習③中・高学年「平泳ぎ系」

があります。こちらも1年生から6年生まで使える練習方法が満載です。ぜひご覧ください。

【提供資料のダウンロードはこちらから】

小学校水泳 写真で見る段階的練習②中・高学年「クロール系」(PDFファイル)

添付ファイル

【講師プロフィール】

Naga
東京都小学校教員。平成22年度の文部科学大臣優秀教員表彰者。また平成22年7月10日朝日新聞夕刊の連載記事「花まる先生」で紹介されている。東京小学校体育研究会(http://www.syoutaiken.com/)水泳部に所属。東京都の小学校で体育指導、特に水泳の指導に力をいれている。水泳の授業では、児童に水に慣れてもらうことを第一目標に掲げて「ドーンじゃんけんぽん」など、遊びを取り入れながらも個々人の目標が自然と達成できるような指導を行なっている。

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