帰りの会で「友達タイム」ご機嫌でさようなら(柴田克美先生)

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作成者:Akane Yoshida (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間教員をなさっている柴田克美先生がホームページに掲載されているさまざまな教育実践法の中の一つを紹介しています。
http://pinokio.blog.jp/

2 帰りの会で「友達タイム」

不満から悪循環へ

クラスのみんながご機嫌で「さようなら」をしないと不満がくすぶり、それを家に帰って子どもが親に言い、親は「学校に電話」という悪循環になりやすい。

敏感になる教員

そして今の保護者は学校に頼るしかないので、小さなことでも「学校に電話」することになる。

  • 「◯◯さんがボクのことを◯◯と言った。なぐった。」
  • 「◯◯さんがわたしのことを無視した。」

それは「いじめではないか」と、「いじめ」という言葉そのものにとても敏感になっている。

みんなで作るクラスの雰囲気

そこで、帰りの会で「友達タイム」という時間を設ける。

  • 「◯◯さんがボクのことを◯◯と言った。なぐった。」

本当にそうしたのか、そこでその日のうちに確かめ、検証する。事実であれば、謝らせ、今後しないことを約束させる。

悪いことばかりでなく、いいことの報告もさせる。

  • 「◯◯さんが今日の昼休みにトイレのスリッパをそろえていました。」

みんなで拍手する。

大切にする「友達タイム」

こうして、「みんなご機嫌で帰ろう」を合い言葉にして「さようなら」をする。だから、本当に心を開いて、勇気をもってその場で言うことが必要である。

「友達タイム」という時間を大切にしている。

3 講師プロフィール

柴田克美(本名)
静岡県藤枝市生まれ。明治大学卒業後公立小学校教諭として33年勤め現在に至る。
その間、学研の「学習」「イマジン学園」連載、明治図書各雑誌の執筆、静岡出版文化会の「夏休みの友」など数々の著作がある。「知的興奮・算数ドリル」(明治図書)はアドベンチャー算数として好評を博した。近年は大手「アマゾン」の電子本サイトにてペンネーム剣崎克彦の名で「究極のダイエット」「雨ニ負ケ剣崎克彦詩集」「脳を鍛えて120歳」など多彩な分野へも執筆活動を続けている。
幼児教育の重要性を唱え、自分の息子は東大へ入学させている。現在、認知症の予防をするため、介護施設をめぐりお年寄りに学ぶことの楽しさを届けている。静岡市在住。

近著
「教室レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)


「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動&アイデア事典(仮称)」「学級開き&アイデア事典(仮称)」(いずれも明治図書2015/2、発売予定)

4 編集後記

子どもを守りたい思いは、親も先生も同じであるのに関わらず、教育現場で起きる問題の複雑化などから対立が生まれ、先生が辞めてしまうという残念なことが実際に起こっています。

この柴田克美先生の実践は、問題防止に役立つだけでなく、クラス環境の改善、そして、子どもとの心のつながりや信頼関係にも結びつく、多くの先生の手がかりとなるものではないでしょうか。真に子どものことを願う先生の下で学ぶ機会を子どもたちから奪うという、あってはならないことを防いでくれることを願っています。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 吉田明香音)

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