6年分数トランプ・熱中して休み時間もやるぞ!(柴田克美先生)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間教員をなさっている柴田克美先生がホームページに掲載されているさまざまな教育実践法の中の一つを紹介しています。
http://pinokio.blog.jp/

2 実践の内容

◆分数トランプを作りました。

 画用紙を配り、16分割した後、次の数字を書かせました。

 1/2、2/4、3/6、5/10、1/3、2/3、
   2/6、3/9、1/4、3/4、7/1、1、
   1/5、2/5、3/5、6/5

 裏に写ってしまうので鉛筆で書かせました。

◆次に二人組になり、良くきってからいっせいの~どんでカードを1枚出します。
   大きいカードを出した方が勝ちです。

 最初に大きいカードを出すと勝ちますが、
   よく考えて出さないと、あとから小さいカードばかりに
   なってしまいます。

(実はもっと仕掛けがあってこの勝負は・・・)

◆次に、お互いのカードを机の上に並べ、神経衰弱をやりました。
   同じ大きさのカードが出たら、2枚とれます。
   同じ大きさを頭の中でやることで、1/2=3/6
   ということを瞬間的に感じさせ、訓練するゲームになるわけです。

◆次に「ばばぬき」と同じ要領で、2枚同じ(大きさの)カードが揃ったらすてられ、一番早くなくなった人が勝ち、というのもやりました。
   これも子ども達は楽しそうにやっていました。

◆小数でも同じように応用できます。

3 講師プロフィール

柴田克美(本名)

静岡県藤枝市生まれ。明治大学卒業後公立小学校教諭として33年勤め現在に至る。
その間、学研の「学習」「イマジン学園」連載、明治図書各雑誌の執筆、静岡出版文化会の「夏休みの友」など数々の著作がある。
「知的興奮・算数ドリル」(明治図書)はアドベンチャー算数として好評を博した。
近年は大手「アマゾン」の電子本サイトにてペンネーム剣崎克彦の名で「究極のダイエット」「雨ニ負ケ剣崎克彦詩集」「脳を鍛えて120歳」など多彩な分野へも執筆活動を続けている。
幼児教育の重要性を唱え、自分の息子は東大へ入学させている。現在、認知症の予防をするため介護施設をめぐりお年寄りに学ぶことの楽しさを届けている。静岡市在住。

近著
 「教室掲示レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

 「係活動&アイデア事典(仮称)」「学級開き&アイデア事典(仮称)」
 (いずれも明治図書2015/2、発売予定)

4 編集後記

遊びながら楽しく勉強ができることほど子どもたちにとって嬉しいことはありません。今回紹介した実践はそんな子どもたちのワクワク感をくすぐり、学習意欲を高める勉強法です。慣れてきたら更にカードを増やし、中途半端な数値の分数を加えると難易度がグンとアップして、分数マスターになれそうですね。ぜひ学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 (編集・文責:EDUPEDIA編集部 村上多恵子)

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