1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間教員をなさっている柴田克美先生がホームページに掲載されているさまざまな教育実践法の中の一つを紹介しています。
http://pinokio.blog.jp/
2 実践内容
中学校の先生はみんなのことを知りません。
何か質問された時、正しくはっきりとていねいに答えられるようにしておきましょう。
1 小学校について
①小学校の名前を言って下さい。
②小学校の住所は?
③校長先生のお名前は?どんな先生ですか?
④担任の先生のお名前は?どんな先生ですか?
⑤あなたの学校は今年で創立何年目ですか?
⑥あなたは何回目の卒業生ですか?
⑦児童数は何人ですか?
⑧6年生は何クラスで何人ですか?
⑨学校の特色は?
⑩小学校生活で最も嬉しかったことや楽しかったことは何ですか?
⑪小学校生活で最も大変だったことや苦しかったこと、苦労したことは何ですか?
⑫児童会活動や委員会活動で努力したことはどんなことですか?
⑬6年生として下級生を指導してきたと思いますが、その時最も大切だと思ったことは何ですか?
⑭クラブ活動はどんなクラブに入っていましたか?その様子を話してください。
⑮心に残る友達はどんな友達ですか?
⑯小学校の時何かスポーツの大会や何かのコンクールに出場したことはありますか?その時の感想は?
2 自分について
①あなたの生年月日は?
②名前はどのように書きますか?
③あなたの名前にはどのような意味があるのですか?
④あなたの得意な教科は何ですか?それはなぜですか?
⑤あなたの苦手な教科は何ですか?それはなぜですか?
⑥あなたの長所を言ってください。
⑦あなたの短所を言ってください。
⑧あなたの趣味は何ですか?どういうところが楽しいですか?
⑨あなたの特技、得意なことは何ですか?
⑩あなたが尊敬する人物は誰ですか?それはなぜですか?
⑪あなたの夢は何ですか?
3 家族・家庭生活について
①あなたの住所を言ってください。
②家族構成は?
③お父さんについてお話してください。(職業は?どんな人ですか?)
④お母さんについてお話してください。(職業は?どんな人ですか?)
⑤あなたの進学について家の人はどう考えていますか?どのように話をされていますか。
⑥あなたはご両親のどんなところを尊敬していますか?
⑦あなたの「家での仕事」は何ですか?
⑧家庭での学習時間は平均どのくらいですか?どんな方法でやっていますか?
⑨今までに通ったことのある(今通っている)塾について話してください。
⑩お小遣いはどのようにもらっていますか?またどうように使っていますか?
⑪家に帰ってからどのように過ごしていますか?
⑫休日はどのように過ごしていますか?
4 中学進学について
①どうしてこの学校を受験したのですか?
②中学で頑張りたいことは何ですか?
③どんな部活動に入りたいですか?
④学校へはどのようにして通いますか?
⑤あなたがこれから中学校生活をおくる上で最も大切だと思うことは何ですか?
5 その他
①最近読んだ本はどんな本ですか?感想を言ってください。
②最近のニュースで心に残っていることは何ですか?
③あなたが考える「思いやりの心」とはどんなことですか?
④あなたはどんな人間になりたいと思っていますか?
面接指導評価カード
以下の項目それぞれにつき、
A 大変良い B よい C 気になる D 直した方がよいで評価する。
入室態度、あいさつ、 礼儀作法、身だしなみ、 服・ボタン、 頭髪・爪、話し方、視線、声の大きさ、語尾、敬語使い方、返答内容、表情
総合評価
評価:A 大変良い B よい C 気になる D 直した方がよい
3 講師プロフィール
柴田克美(本名)
静岡県藤枝市生まれ。明治大学卒業後公立小学校教諭として33年勤め現在に至る。
その間、学研の「学習」「イマジン学園」連載、明治図書各雑誌の執筆、静岡出版文化会の「夏休みの友」など数々の著作がある。
「知的興奮・算数ドリル」(明治図書)はアドベンチャー算数として好評を博した。
近年は大手「アマゾン」の電子本サイトにてペンネーム剣崎克彦の名で「究極のダイエット」「雨ニ負ケ剣崎克彦詩集」「脳を鍛えて120歳」など多彩な分野へも執筆活動を続けている。
幼児教育の重要性を唱え、自分の息子は東大へ入学させている。現在、認知症の予防をするため介護施設をめぐりお年寄りに学ぶことの楽しさを届けている。静岡市在住。
近著
「教室掲示レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)
「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)
「係活動&アイデア事典(仮称)」「学級開き&アイデア事典(仮称)」(いずれも明治図書2015/2、発売予定)
4 編集後記
今回ご紹介した質問事項は、特に中学受験の再の面接を意識した内容のものとなっています。しかし、中学進学前に自分のことを自分の言葉でしっかり伝えられるようにする良い練習にもなりますので、ぜひ取り入れてみてください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)
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