目次
1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/
2 実践内容
目標
そりと点の筆使いを理解する。そりと点の穂先の向きや力の入れ方に気をつけて「心」などを書く。
展開
- 「心」の書き順を確かめる。
- 墨を薄めに摺(す)る。
- 薄墨で1回目。手本を見ないで書く。
- そりの筆使い(筆先の動き)を確かめる。(始筆:左→送筆:中央→終筆:左 穂先 45° 強く止めて)
- 点の位置を検討する。どれが本当の「心」でしょうか? ゴシック体、明朝体、教科書体などを見せる。
- 教科書体で、3画目に点がある字とない字ではどちらがいいのだろう?
- 2画目のはねからつなげて3画目の点を書く。
- 墨汁で清書をする。
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介
「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)
「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)
「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)
「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)
5 編集後記
「心」は大きなハネがポイントなので、ハネが次の点へとつながっていることを理解させることが大切です。また、コジック体、明朝体、教科書体では字体が大きく異なるので、それぞれを比較することで、字の表記の違いについて理解も深まるでしょう。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 岡本佳菜子)
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