小学校第3・4学年社会科授業のキーワード ~シャカリキ社会科~(中村祐哉先生)

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こちらの記事は,広島県で教員をなさっている中村祐哉先生が,教育関連情報を提供するwebサイト「学びの場.com」にて連載されている「シャカリキ社会科」の「第4回『小学校第3・4学年社会科授業のキーワード』」の内容を,許可をいただき転載しています。

目次

1 第3・4学年社会科キーワード

その1 『地域と人々』

小学校第3・4学年の社会科における指導内容と言えば,教員の間では一般的に「地域教材」と呼んでいます。小学校社会科の指導内容の中では,子どもたちのもっとも身近にある教材といえます。ということは,視点を変えてみると,教員のもっとも身近な教材であるとも言えます。

学習指導要領解説社会編には第3・4学年における具体的な内容項目として,以下の6つが挙げられています。
ア 身近な地域や市の地形,土地利用,公共施設などの様子
イ 地域の生産や販売に携わっている人々の働き
ウ 地域人々の健康な生活や良好な生活環境を守るための諸活動
エ 地域人々の安全を守るための諸活動
オ 地域の古い道具,文化財や年中行事,地域の発展に尽くした先人の具体的事例
カ 県の地形や産業,県内の特色ある地域

前述した「地域教材」という略称をもつだけあって,学習指導要領解説にあるすべての内容項目に『地域』というキーワードが出てきます。そして、その次に見えてくるキーワードが『人々(人)』です。今回は,この『地域と人々』のキーワードを軸に,第3・4学年の社会科について幅広く考えてみたいと思います。

その2 『工夫と努力』

ここまで述べてきたキーワード『地域と人々』,子どもたちには,そこにどんな視点をもたせて学習に取り組ませるとよいのでしょうか。ここに出てくるのが2つ目のキーワードである『工夫と努力』です。

2 実践の続き

この記事の続き,キーワードその3『フィールドワーク』と具体的な実践は、以下のURLでご覧になれます。
中村祐哉のシャカリキ社会科 ~第4回『小学校第3・4学年社会科授業のキーワード』~

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3 実践者紹介

中村 祐哉 (Yuya Nakamura)

1984年,広島県生まれ。
教育学士。専攻は中学・高等学校社会科教育,都市社会学。

公立小学校 教諭。元上海日本人学校 教諭。
広島県国際理解教育研究協議会 研究部長。

大学を卒業後,22歳で公立小学校の教壇に立つ。以後,公立小学校教諭として勤務。
2012年,上海日本人学校へ赴任。上海日本人学校社会科副読本教材『上海』編集委員を歴任。
教育研究会講師(社会科教育・国際教育・ICT活用教育・学級経営論)として,自らの実践・研究・考察に基づいた教育実践事例発表や講話を行う。また,『社会科教育』(明治図書出版)をはじめとする教育雑誌,国際理解教育系機関誌や教育系ウェブサイト『Globaledu』(PortraitBOOKS.Inc.)・『学びの場.comー教育つれづれ日誌ー』(内田洋行教育総合研究所)のコラムや連載執筆,単著本の出版からラジオのゲスト出演までその活動は多岐に渡る。

趣味は,検定受験や国家資格取得。

著書

「上海の摩天楼を吹き抜けるビル風はどこに向かい北京の五星紅旗はどこにたなびくのか」ブイツーソリューション

「社会科教育3月号」明治図書出版

4 サービス紹介

内田洋行教育総合研究所が運営する『学びの場.com』は,教員や保護者の方をはじめ,教育に興味のある全ての方へのさまざまな教育関連情報を提供するWEBサイトです。学びの場.comホーム

5 編集後記

学習指導要領をもとに、中学年での社会科指導におけるキーワードについて解説しています。それぞれのキーワードの中にも関連性があり、そのつながりを踏まえながら扱うことで、こどもの学びにより活きてくることがわかります。この実践の続きでは、各キーワードをおさえた楽手活動を実現するための方法、「フィールドワーク」について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 山下麻衣)

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