子どもの名前を早く覚えるために(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

新年度担任する学級が決まったあと、なるべく早く子どもの名前を覚えるためにこんなふうにしています。

ICレコーダーに名前を録音し、行き帰りの車の中で繰り返し聞いています。
”1番 ○○,2番 ○○,……”と録音します。
”1番”と”○○(氏名)”の間に,”間(ま)”を置きます。
番号のあとにある一瞬の間に名前が出てくれば、覚えてきた証拠。
名字と名前が頭の中に蓄積されていく感じがあります。

初日から名前を覚えるまでは、出席番号順に座らせます。
その座席表をつくり、次は座席表を横目で見ながらICレコーダーを聞いていきます

次に昨年度の学級写真を借りて、顔と名前を確認します。
また、指導要録を見させていただき、座席表に、その子のよいところをメモしておきます。

出逢いの日に、名前を呼んだあと
「○○さんのいいところは、○○なんだね」と声をかけます。
きっと子どもたちは
「どうして先生は、知っているんだろう?」とびっくりします。

2日目には写真を撮り、座席表に貼っていきます。
座席表には最終的に、出席番号・名前・よいところ・顔写真の情報が集まります。
これを見ながら、子どもの名前を1日でも早く覚えていきます。

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

新学期が始まって間もないですが、新しいクラスの児童の顔と名前をより早く覚えるためのコツをご紹介しました。ぜひお試しください。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)

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