評価の規準を意識していますか?~学期末、学年末に慌てないために~(はなまるサポート)

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目次

1 概要

この実践は(株)教育同人社の許可を得て、「はなまるサポート」の学習指導ポイント一覧より転載しています。

実践の続き(無料)は最下部のURLからご覧ください。

また、以下より実践をPDFでダウンロードできます。
評価の規準を意識していますか?~学期末、学年末に慌てないために~.pdf

2 内容

(1)評価についての基礎知識を身に付けよう!

経験が浅い先生方、新規採用の先生方は、今の時期はとにかく目の前の仕事、明日の授業に追われていることだと思います。単元の指導計画や1時間ごとの授業のめあては分からなくてはやっていけないので、学年の先生に聞いたり指導書その他で理解したりしながら授業の準備をしていると思います。

しかし、評価についてはどうでしょうか。「評価規準」・・・言葉は知っているけど・・・、「通知票」・・・テストに頼って何とか・・・、「指導要録」・・・はるか先のこと・・・と考えている先生はいませんか。そんな先生の理解の助けになればと思い、昨年は7月に評価のことをお話ししましたが、今年度は早めに取り上げることにしました。

それからもう一つ。今回はうれしいリアクションがありましたので、最後に紹介します。このコーナー「今月の指導4月」で紹介した、6年生の歴史の導入の授業をした先生から、子どもたちの授業後の感想を一覧表にして送ってくださいました。その中からいくつかをお伝えします。

1、 評価の観点、評価の規準って何ですか?

たぶん、所属している各学校、または区市で各教科の単元毎の評価規準を作成していると思います。それを見せてもらってください。ここでは、私が昨年度作成した試案(3学年1学期)を例に説明します。

2、評価の場面や、評価の方法は?

日々の学習指導で、あまりに「評価すること」ばかりにとらわれてしまうと、全体に目が行き届かなくなったり、記録ばかりしていて子どもから目が離れてしまったりしてしまいます。それでは疲れるばかりで何もなりません。ですから、「どの場面を評価しようか」とか「この活動は必ず評価する」と決めておく必要があります。場面が決まったら、どんな方法で評価するのが一番自分にとっても子どもにとってもよいかを考えてみてください。例えば、町探検に出かけるときは、探検バックにワークシートをはさんでいくと思います。活動中は、先生は、子どもたちの安全に神経を集中させなければなりません。ですから、帰ってきてからワークシートやノートに書いたことから、「関心・意欲・態度」や「思考・判断」の評価をします。その後、町探検で観察したり調べたりしたことを、何らかの方法でまとめると思います。そのまとめは評価の資料になります。

新聞形式は記録が残りますが、発表形式の場合は、発表を聞きながら記録を取っていかないと記憶があいまいになってしまいます。また、発表に至るまでの子どもの様子は、気になったことだけでも記録に残しておくと、後で大変役に立つことがあります。自分だけが分かる簡単な記号でよいので、評価記録簿(私は児童名簿を工夫した自作のものでした。)に残しておいてください。

前の表のCは、あくまでも参考程度です。自分が考えている学習活動や子どもの実態に合わせて様々な方法を考えて、子どもにとって授業が楽しくなるように工夫してください。

3、一人一人を評価するために

グループで作品を作る場合の配慮点です。

(2)参考資料

3年生1学期の「評価の観点」とそれに対応した「評価の規準」は、(1)で示した通りですが、4年生、5年生、6年生(それぞれ1学期)についても参考までにご覧ください。
昨年度作成した私の試案です。

3 実践の続き

続きは以下のURLをご覧ください。

評価の規準を意識していますか? —学期末、学年末に慌てないために

4 実践者紹介

加藤良子

元公立小学校教諭、23年3月末で退職。

38年間に4区5校で勤務する。各区で社会科部に所属。地域教材を開発して、各学校で実践してきた。

趣味は、江戸の歴史や文化に親しむこと。月に数回、江戸東京博物館で展示ガイドボランティアをしている。

5 サービスの紹介

教育同人社の「はなまるサポート」では、若い先生のための授業ヒント集として、毎月の学習指導ポイントを細かく解説をしています。また、不明点や疑問点などを無料で相談できます。

はなまるサポート

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 川原悠成)

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