学級内なわとびリーグ(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。

http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

概要

 
学級内なわとびリーグは学級を6チームにわけ、個人戦(短縄)団体戦(長縄)の回数で勝敗を決します。総当たり制で行いましょう。

  • グループ編成は、1チーム5~6人です。各クラス6チームを作ります(A~Fチーム)
  • 1試合は10分で行います。個人種目=6分・団体種目=2分×2です。
  • 試合は、2コートで行います。

  例:体育館前半分:AvsB(審判=C) 体育館後ろ半分:DvsE(審判=F) の形

  • 5回の授業で全ての試合(総当たり戦)が終了し、優勝チームが決定するようにします。

授業の流れ

  1. チーム練習(10分)
  2. 第1試合(10分=移動含む)
  3. 第2試合(10分=移動含む)
  4. 第3試合(10分=移動含む)
  5. 振り返り(5分)

・勝敗は,試合時間内に獲得した点数によって決します。

試合の進め方

 

1. 最初に個人種目(短なわ)を行います。

  
1人1分の持ち時間の中で,技に挑戦させます。各技には,難度・回数ごとに得点を決め,1分終了時点での達成回数を元に得点が算出されるようにしましょう。後ろ回しは得点表の2倍の点数とします。

各自が「チャレンジカード」(行った技、回数を記入するカード)を持っており,一度挑戦した技には,リーグ戦2周目まで挑戦できないこととしましょう。
回数を数えたり,点数を算出したりするのは審判のチームが担当します。

基本的には1人1回しか出場できませんが,6人チームvs5人チームの場合には,5人チームのみ,2回出場する人を1人選ばせましょう。(その場合は,既にチャレンジした種目でもかまいません)
メンバー全員が終了した時点で,得点板に得点を入れるようにしましょう。
 

2. 次に団体戦(長なわ)を行います。

  
基本的には個人戦と同じです。
「全員跳び」「八の字跳び」で回し手を変えて、全員が長縄にチャレンジした場合は、20点の全員ボーナスを加算しましょう。

グループ編成

  
各個人のなわとびカードなどをもとに、グループ間が均等になるよう教師が編成します。子どもたちの意見を聞きながら微調整しましょう。

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス

1984年創立。

「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。

最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

なわとびをなわとびリーグとしてゲーム感覚で行うことで、クラス全員がお互いに競い合いながら技術を高めあうことができると思います。個人戦、グループ戦を行うことによって楽しみながらなわとびに取り組むことができると思いますので、ぜひ授業に取り入れてみてください。

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