私たちのくらしと政治 5 ~ 無料サービスのお金の出所 ~(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

前回の授業で、私たちの身の回りには無料で使えるサービスがあることがわかりました。では、そのお金はどこから出ているのか、お金の出所について考えてみました。

 発問1

「私たちが使える無料サービス。このお金はどこから出ているのでしょう。いろんなサービスがありますね。」

  • 税金で集めている
  • みんなでお金を出しあっている

など、すぐに子どもたちは税金の存在に気づきました。そこで、プリントを用意して、

 発問2

「そうですね。私たちは生活していく中で税金を支払っています。この絵の中で、税金がかかるものはどれでしょう。」

・ガム(消費税)  ・空き地(相続税)  ・ワイン(酒税)
  ・自動車(自動車税)・たばこ(たばこ税) ・道路(地方道路税)
  ・風呂(入湯税)  ・給料(所得税・住民税)
  ・ガソリン(揮発油税)

絵の中で、税金を払うものについて色を塗らせていったら、そのほとんどが塗りつぶされてしまいました。子どもたちもこれにはびっくりしていました。最後に、

 発問3

「税金のおかげで私たちがただで使えるものはほかに何があるでしょう。」

・遊具 ・公衆トイレ ・白線 ・信号

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
(2015年9月時点のものです)

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

社会科(公民分野)の実践です。自分の身近にある商品やサービスから、政府の役割やその限界について学ぶことができます。こういった学習を機に、子どもたちが政治や行政に対して興味・関心を抱くことができればと思います。ぜひご活用ください。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 佐藤光紘)

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