なたねプロジェクト~タネは命の循環~(ESD環境教育プログラム・茨城県)

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作成者:宇野 元気 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

なたねプロジェクト ~タネは命の循環~97-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 有限性…食用油を大量に生産・消費・廃棄していることに気づき、油を有効に使う方法を考える。
  • 連携性…地域の住民、店舗、学校、家庭などのヒアリングを行うとともに、調べた結果を地域の人や保護者に発表し対話によって学びを深める。
  • 責任性…事業者と家庭での廃食油の処理方法を知り、自ら進んで廃食油の有効利用をする方法を考え、提案する。

ESD視点で育みたい能力・態度 

【未来】未来像を予測して計画を立てる力

廃食油のリサイクルについて、自分なりの考え方を持ち、地域の人たちに提案するとともにさまざまな人と意見を交わして提案をより具体化する。

【多面】多面的、総合的に考える力

なたね油について、生物的な意義、人間の生活の中での使われ方、廃食油の処理の仕方など多様な観点から学ぶ。

【参加】進んで参加する態度

廃食油の処理方法について、地域の店舗、学校、家庭の実態を把握し、あるべきリサイクルの姿を描き、自ら提案するとともに対話によって解決しようとする態度が養われる。

プログラムの目標

  1. ものや命を大切にすることや、家庭廃油のゆくえについて学び、市民としての責任を感じる。
  2. タネや油と人間の生活、地産地消、3R、ライフスタイルの見直しなどを総合的に学ぶ。
  3. 地域、家庭、校内へのインタビューや提案、交流を通じ、自分と地域とのつながりを意識する。
  4. グループワークや発表を重ね、他者と協力する態度やコミュニケーション能力を伸ばす。
  5. 地域を巻き込んだ家庭廃油循環の仕組みづくりを提案し、計画を立て実行する力を身につける。

プログラムの概要

なたねをテーマに、①ものの循環(もったいない) ②命の循環 ③家庭廃油循環の仕組みの、3つの循環を体験的に学ぶ。さまざまな種から油を抽出する実験を通じて、種は命、エネルギーの源であることや生物の成長・生活に油が重要な役割を担うことを理解する。次に、学校、地域の店舗、家庭を対象としたインタビューやアンケートによって、油のリサイクルの現状を把握する。家庭廃油回収の必要性に気づくとともに、ワークショップ形式で家庭廃油回収に関するアイデアをまとめ、地域住民や保護者を対象とした交流会を開催し、自分たちのアイデアを提案するとともに、対話を通じて地域の人の意識や行動の変革のきっかけとする。

学習指導要領との関連

  • 小学校5年 社会
  • 小学校6年 理科
  • 小学校5,6年 家庭
  • 小学校5,6年 道徳

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全8時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

なたねプロジェクト ~タネは命の循環~97-1.pdf

引用元

4 編集後記

自分たちが日々使っているものがどのように作られているのか、そして、どのように処理されているのか、を考えることはとても大切だと思います。子どもたちの視野を広げることもできますし、環境について考える良い機会にもなるのではないでしょうか。地元の食材や自然を教材にできるのが、ESDの特徴の1つだと思うので、ぜひそれぞれの地域でのESD環境教育の参考にしてください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 宇野 元気)

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