EDUPEDIAスタッフのおすすめ記事特集

36
目次

1 はじめに

本特集は、EDUPEDIAに掲載していないものも含め、多くの教育実践を見てきたEDUPEDIAスタッフとして、皆様におすすめしたい記事をまとめた特集です。
若手の先生方やそうでない先生方、あるいは教師を目指す方など様々な人たちの役に立つであろう記事がたくさんあるので、是非ご覧ください。

2 スタッフのおすすめ記事一覧

「教師の心得/授業準備」の記事

教師一日目にすること(今井成司先生)

  • おすすめの理由…「教師一日目に何をしなければいけないと思う?」と今井先生から聞かれた時に、私は子どもの名前を覚えること、挨拶をしっかりすること、ということくらいしか思いつきませんでした。この記事は、今井先生が新任の頃に、ある先輩の先生に言われた『教師一日目にすること』が載っています。学校で子どもを育てているのは、教師だけじゃない、多くの人に学校の中でも子どもたちは育てられているんだということに気づかされる記事です。

教師としての心構えと学級運営のポイント(梅原幸子先生)

  • おすすめの理由…梅原先生の実践として、保護者の方に授業をしてもらうというのがあります。保護者の方が授業をされるのは普段の授業とは雰囲気が異なると思います。だからこそ、子どもたちは意欲的になるでしょうし、他の保護者の方も興味を持つのではないでしょうか。この記事では教師になる上での心構えが記載されているので、教員志望の学生に是非読んでもらいたいです。

教員のソーシャルメディア利用のガイドライン~気をつけて使うために~

  • おすすめの理由…ソーシャルメディアは気軽に多くの人と交流ができるためとても便利ですし、授業などの取組について情報交換もできます。けれども、個人情報への注意や誤解による思わぬ炎上などネット社会のリスクがネックとなり、気持ちはあっても投稿できない方もいらっしゃいます。便利で色々な交流や活用もできるソーシャルメディアとより良い付き合い方をするための実践です。

簡単作成・毎日継続、コツコツ計算プリント

  • おすすめの理由…「先生の手間を減らす」ために最もシンプルかつ、優れた教材です。特別なアプリケーションやソフトのインストールは必要ありません。誰もが使い慣れたMicrosoft OfficeのExcelというソフトがあれば、誰でも簡単に、プリントアウトするだけで全学年分の計算プリントを作成することができます!どのように活用するかはもちろん先生次第ですが、学級の状態や、生徒一人一人の状態に応じてさまざまに応用しうる可能性があります。

「教科教育」の記事

英語授業の作り方(古賀真也先生)

  • おすすめの理由…小学校の段階では、英語を語学として学ばせるのではなく、親しめるものと感じてもらいたいということを以前から思っていました。そのためには、毎回の授業で同じ英語、同じアクティビティを繰り返すのではなく、多少の変化を加えて子どもたちが興味を持ち続けられるように英語の授業づくりをすることが重要です。古賀真也先生の実践を見て、自分なりのアレンジを加えて英語の授業作りをする手立てを得られる記事です。

拝啓、私の読書感想です(大造じいさんとガン)(鈴木綾花先生)

  • おすすめの理由…小学校の国語の授業において、非常に巧みな仕掛けによって児童に能動的な学習を促しているとても素晴らしい実践です。教師が一律に読み方を児童に提示するのではなく、児童それぞれが自分なりの解釈を考え、共有し、発信する、そんな高度な取り組みがどうして可能になったのか、その秘密が詰まっています。国語の授業にグループワークを導入する際に、とても参考になる実践だと思います。文科省の研究開発校に指定されていた学校の実践です。

思考力を育てる場面~国語社会算数理科道徳~(シリウス)

  • おすすめの理由…それぞれの教科で、どのような学習を行えば思考力をはぐくむことができるのかを簡単に説明しています。正解が一つでない問題や、答えのなかなかでない問題をじっくりと考えることは子どもの思考力を鍛え、子どもたちの将来に必ず役立つはずです。今すぐにでも実践できそうな簡単な例が紹介されていますので、授業に取り入れてみてはいかがでしょうか。

書く・読む・共感の輪をひろげる作文の授業(小美濃威先生)

  • おすすめの理由…"この記事は、2013年3月31日に朝日新聞の連載記事「花まる先生」で実践が紹介された、元杉並区立桃井第五小学校の小美濃威(おみのたけし)先生への取材をもとにしたものです。作文とは、児童ひとりひとりが自身の体験・心情を吐露するとてもプライベートなものです。しかし、それを個人のもので終わらせず、クラスメートの前で発表することで、絆を深め、互いへの思いやりの気持ちを育てる素晴らしい『教材』にもなります。授業の冒頭や朝・帰りの会など、短い時間でも習慣にすることで、書くことへ抵抗が減り、楽しみへと変えることが出来たら素敵だと思います。"

徹底反復学習~漢字前倒し学習~(山根僚介先生)

  • おすすめの理由…この記事は、平成26年12月に行われた徹底反復研究会の山根僚介先生講演を記事化したものです。徹底反復学習として、漢字前倒し学習を行う実践です。前倒し学習を行うことで多くの新出漢字を早い段階で身に着けることができます。漢字学習を行う上でとても参考になる実践であると思います。

ICTを活用した授業は難しい?

  • おすすめの理由…最近、電子黒板やタブレット端末を利用したICT教育という言葉が聞かれるようになりました。いざそうした機器を使用するとなると、その扱いに不安を感じる先生方が多いのではないでしょうか。本記事ではそうした不安に答えると共に、授業内でのICTの活用例が紹介されています。ICT教育のイメージを膨らませるために、是非読んでいただきたい記事です。

「教科外教育」の記事

「防災教育実践50選」をもっと活用する4つのポイント

  • おすすめの理由…EDUPEDIAが特に力を入れている分野の一つに、防災教育があります。サイトには50を超える防災教育実践の記事がありますが、それらを組み合わせて効果的に教室で実践するためのポイントが凝縮されているのがこの記事です。執筆者の宮﨑賢哉様は防災教育の専門家で、弊団体と共催のイベントも過去に複数回開催しています。防災教育の重要性は理解しているけれど、何から手をつけたら良いのかわからない…そんな防災教育初心者の先生方の、はじめの一歩をサポートする内容に仕上がっています。ぜひご覧ください。

Facebookを活用したキャリア教育(埼玉県越谷市立大袋中学校)

  • おすすめの理由…Facebookもキャリア教育も学校に身近ではないかもしれませんし、情報発信も慣れてはいないと思います。戦略的に学校の情報を発信し、協力者を巻き込みWin-Winの関係を構築することが、これからの学校経営には求められるのでしょう。

ニュースの見方を考えよう~メディアリテラシー教育~

  • おすすめの理由…生活科の授業で身の回りのことを知り、児童または中学校の生徒は身の回りを超えて「世間」に興味を示すようになっていきます。本実践では架空の新聞を題材にしてメディアがどのような特性を持ち、どのように発信しているかを学びます。一つの物事もメディアを一度通すことで我々の目の前に現れる記事はまったく違って見えるということを学ぶことで、所謂メディアリテラシーを身につけ、正しく世の中を見つめる目を育てる契機とすることができます。情報波乱時代とも呼ばれる現代において物事の本質を見極める能力を養成することはより重要になっていきます。社会科での調べ学習の事前などに本実践を用いてみてはいかがでしょうか。

NHKforSchool「いじめをノックアウト」

  • おすすめの理由…現在においては社会問題としてもとりあげられる、「いじめ」は無くさねばならないもの、あってはならないものであるという考えが主流になっています。それが故にいじめについて学級で話し合う、ということを避けてしまってはいないでしょうか。本実践の紹介は番組を教室で放映し、先生も生徒と共にいじめについて考え、話し合う機会を提供するものです。番組の回ごとに指導案、ワークシートが添付されているのでいじめについて扱うことにためらいがある先生でも教材の力を借り、いじめの予防だけではなく、いじめが起こったとしても、皆で自己解決できるようなクラスの形成への一歩目となるのではないでしょうか。

「学級運営」の記事

「教室はまちがうところだ」で失敗をおそれない学級づくり(長谷川隼土先生)

  • おすすめの理由…このクラスでは教室は間違っても平気な場所ということを、先生が繰り返し言うのではありません。子どもたちが「教室はまちがうところだ」という詩を群読することでより効果的に印象付け、発言を恐れない学級経営をすることが出来ます。

1日に児童全員と会話のできる「一人一役当番表」(長谷川隼土先生)

  • おすすめの理由…ホワイトボードとマグネットを効果的に使うことで、1日のうちに必ず学級の子どもたち全員と会話できる仕組みを創ります。ただ単に会話をするのではなく、一人一人に役割が与えられていて、それを達成するごとに先生は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて、子どもたちは達成した自分の行動に自信を持っていくことが出来ます。

叱ることは難しい

  • おすすめの理由…他人を叱ることは非常に難しいです。しかし、どうしても叱らなくてはならない場面も出てくると思います。そんな時にどう叱るのか、何に気をつけるべきなのかが紹介されています。感情に任せて「怒る」のではなく、相手のことを考えて適度に「叱る」ことは、先生にとっても子どもたちにとっても重要なことなのではないでしょうか。

「学校運営」の記事

Web上で学校の情報発信力を強める—地域全体で支える学校づくり—

  • おすすめの理由…学校というコミュニティーはどうしても閉鎖的になりがちですが、地域との連携を強め、地域全体で支える学校づくりを促進するためには、このような「情報発信力を強める」ということが1つの有力な手段になります。

「特別教育」の記事

ADHD/LDについての参考資料(対応と算数)

  • おすすめの理由…ADHD・LD児へのサポートに関する実践です。発達障害を有する子どもの対応をするときは教室での実践的な事柄だけでなく知識的な事柄を先生が身につけておく必要があります。本実践では実際の対応方法だけでなく、発達障害の知識事項を絵図を用いてわかりやすく説明されています。知識の内容など特別支援学級との交流会などの前に一読してみてはいかがでしょうか。

小学校で学習する文字の PowerPoint スライド(Microsoft)

  • おすすめの理由…読み書きに困難を抱える児童の漢字の学習を支援する教材です。パーツごとに色分けしたりアニメーションを使ったりしており、感覚的に学習することができます。読み書き障害の有る無しに関わらず、一人ひとりの児童に合った学習方法を提示することができればと思います。そのような多様な学習方法の一つとして、参考にしてみてはいかがでしょうか。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次