1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の1つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/
2 実践内容
「鳥のちえ」(教育出版)という教材は、読書教材です。子どもたちに鳥や動物の本に興味を持ってほしいとの思いから、校内でバードウォッチングをしました。
バードウォッチングをしよう
バードウォッチングをします。学校のどこかに鳥が隠れています。鳥を見つけて、どんなことをしているか観察しましょう。
雰囲気を盛り上げるために、トイレットペーパーで作った双眼鏡、帽子、リュックサックなどを持っていきました。中には「先生、双眼鏡を作れって言ったから作ったのに、何にも大きく見えないよ。何か意味があるの?」と怒り出す子もいましたが、格好から入る事でバードウォッチングの雰囲気が盛り上がると思い、双眼鏡も作ることにしました。
【バードウォッチングのやり方】
- 教科書にある鳥の写真をカラーコピーします。
- 学校内の適当なところに掲示します。
- 掲示した鳥の写真の横に、その鳥を説明する教科書の本文を添えます。
- 子どもたちがバードウォッチング(鳥探し)をします。
- 鳥を見つけたら、ワークシートのヒントを見ながら記録します。
【ワークシートの内容】
- 見つけた鳥の名前の記入欄
- 鳥のしていることの項目
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
(2015年1月時点のものです)
4 書籍のご紹介
「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)
「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)
「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)
「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)
5 編集後記
宝探しのように構内でバードウォッチングするというのは楽しそうだと思いました。教室の中で教科書の写真を見ながら説明を聞くだけよりも、鳥に興味を持ちながら楽しく学ぶ事が出来るのではないかと感じました。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 栗林茜)
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