佐保に生きる~ビオトープを育てる(ESD環境教育プログラム・奈良県)

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作成者:Mana Tanaka (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

佐保に生きる~ビオトープを育てる117-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 多様性…ビオトープを育てる活動を通して、微妙な自然のバランスを成り立たせる上で、生物多様性が大きな意味を持つことに気づくことができます。
  • 相互性…日常的な自然観察を通して、様々な生き物が互いに関わり合っていること、また自己と自然環境も関わり合っていることに気づくことから、自然とのかかわり方を養います。
  • 責任性…責任をもってビオトープを育てることを通して、佐保の地の自然環境や生物相について学び、それを守り伝えようという地域社会の担い手としての責任ある態度を養います。

ESDで育みたい能力・態度 

【多面】多面的、総合的に考える力

ビオトープを育てる活動を通して、人間の活動が自然のバランスに与える影響について、多面的・総合的に考える力を育てることができます

【協力】他者と協力する態度

豊かなビオトープを育てるという目的のもと、環境カウンセラーや専門家のアドバイスを受けながら、友達と協力することの大切さを実感できます

【関連】つながりを尊重する態度

生態系を構成する多様な生き物の関わり合いを観察し、それぞれの生き物どうしのつながりを意識し、尊重することができる

プログラムの目標

  1. ビオトープを育てる活動を通して、自然への配慮、自然との付き合い方を身につける
  2. 日常的な生き物の観察により、空間的・時間的な命のつながりに気づくことができる
  3. 友達や地域の人たちと協働的に取り組むことで、コミュニケーション能力を高める

プログラムの概要

日常的な自然とのふれあいを通した時間的な命のつながりや命の大切さを実感させることを目的にしています。3月に新5年生にビオトープがバトンタッチされるところから学習はスタートします。4月に受け継いだビオトープを改善し、自分たちの手で育てることを目的に計画図を作成し、一年の見通しを持ちます。そしてビオトープを育てながら四季折々の生き物探検を行い、命のにぎわいを感じさせています。もちろん、簡単な取組ではありません。様々な努力をしても、生き物は増えていかず、なかなか思い描いているようなビオトープにはなっていかないからです。その体験を通して、自然への配慮や付き合い方を体感させたいと考えています。

学習指導要領との関連

  • 小学校5年 理科
  • 小学校5年 社会
  • 小学校5年 国語

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全12時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

佐保に生きる~ビオトープを育てる117-1.pdf

引用元

4 編集後記

次の学年へとビオトープが受け継がれていく仕組みが素晴らしいと思いました。一人一人がこのビオトープにどのように関わっていっているのか、非常に気になるところです。子ども達が豊かな生き物たちに出会う貴重な機会になることと思います。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 田中真奈 )

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