地球環境プロジェクト~考えよう!地球のあした、行動しよう!身近なところから~(ESD環境教育プログラム・岡山県)

29
目次

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。
地球環境プロジェクト ~考えよう!地球のあした、行動しよう!身近なところから~121-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 相互性…自然観察や生物の採集などを通して、身近な環境と自分とのかかわりに興味・関心を持って取り組む態度を培います。
  • 有限性…地球温暖化問題の現状を学び、地球環境や有限資源(エネルギー)の大切さを理解します。
  • 責任性…環境問題に対する自分の考えを持つとともに、自分ができることを実践していこうという態度と生かす力を身につけます。

ESDで育みたい能力・態度

【未来】未来像を予測して計画を立てる力
地球の未来を救うために自分ができることを考え、地球温暖化対策を計画・実践する力を養います。
【多面】多面的、総合的に考える力
地球温暖化のメカニズムや環境と自分の生活とのつながりについて理解し、実践活動の効果を考えます。
【伝達】コミュニケーションを行う力
体験から得られた知識や情報の整理、他者からの意見を踏まえたプレゼンテーションを行い、情報リテラシーを培います。

 

プログラムの目標

  1. 周囲の環境と関わって生きていることを理解し、身近な環境に対して自分との関わりという視点で興味・関心を持つ。
  2. 地球全体の環境について考え、その保全の大切さを理解し、自分たちが何をしなければならないのかを考え、その思いを表現する。
  3. 外部講師や地域の人たちとの意見交換を通して、環境問題に対する自分の考えを持つとともに、何か自分にできることを行動していこうとする態度を身につける。

プログラムの概要

まずは身近な自然環境に目を向けるきっかけとして、学区内の河川で生き物観察や水質調査を行います。また、野外活動を通じた県内の他地域の環境を知る活動や、外部講師から地球温暖化問題の現状について学習することで、地球環境の大切さを理解し、自分たちができることを考え、夏休みの生活の中で地球温暖化対策を実践します。そして、その実践活動とそこから得られた学びを、写真や統計資料を効果的に取り入れたプレゼンテーションにまとめて、保護者や地域、他学年に向けて発表し、環境に配慮した行動を実践する仲間を広げていきます。

学習指導要領との関連

  • 小学校5年 社会
  • 小学校5年 理科
  • 小学校5年 国語
  • 小学校5年 家庭
  • 小学校5年 道徳
  • 小学校5年 総合的な学習の時間

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全11時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

  
地球環境プロジェクト ~考えよう!地球のあした、行動しよう!身近なところから~121-1.pdf

引用元

4 編集後記

生き物観察や水質調査など、実際に自然にふれあうことで、今まで気付くことのできなかったことに気付いたり、新しい発見があったりするのだと思います。また、プレゼンテーションに向けた意見交換やまとめの段階で、さらなる課題や目標を見つけることができるでしょう。子どもたちにとって、楽しく環境について考え、学べるプログラムとなっています。是非参考になさってください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 Fumika Abe)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次