担任の3K労働1~基本方針について~(岡篤先生)

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作成者:Shota Uchiyama (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

本記事は、岡篤先生のメルマガ「担任の3K労働~606号~607号」から引用・加筆させていただいたものです。

忙しい担任の先生のために一日7分で出来る基礎的な学級経営を紹介します。
岡篤先生のメルマガはこちらを参照ください。→http://archive.mag2.com/0001346435/index.htm

2 実践内容

■1日7分の基礎作業を

  • 天の時 1週間、1日の時間管理
  • 地の利 教室のそうじ
  • 人の和 名簿想起

この3つは、それぞれ、年間の見通し、板書、関係作り、などへも発展、深化していきます。それだけに、最初のレベルのものもかなり重要だと考えています。1日のスケジュール確認に1分、教室のそうじに5分、名簿想起に1分の1日計7分で、クラスの荒れはかなり防げるのではないかと思っています。

■担任の3K労働

教師の仕事は、授業がメインです。しかし、担任となるとそれ以外のことも色々と出てきます。私は、勝手に担任の3K労働と名付けて自分なりに分類しています。ちなみに、3K労働とは、以前、「若者が嫌う仕事」として、きつい、汚い、危険の「3K」といわれていたことがありました。(最近いわれなくなりましたね。どう考えたらよいのでしょう)それをもじったものです。私の考える「担任の3K労働」は、上とは違って、以下の通りです。

  • 基礎作業
  • 基本方針
  • 危機管理

■基本方針

基礎作業についてはすでに書きました。危機管理とは、いじめや荒れなどの予防や指導といったものです。基本方針は、学級目標の決定とその実践がメインになります。偉そうに色々書いていますが、私は、以前は3K労働はどれもきちんと考えてはいませんでした。痛い目にたくさん合って、少しずつ反省し、考えてきたことがある程度まとまってキーワードになったということです。ですから、学級目標も書類上、掲示用のものというくらいの認識しかありませんでした。今は、4月の大切な仕事に位置づけています。

■基本方針は、目標とテーマ

「基本方針」は、学級目標とテーマの2つです。前述のように、私は長い間、学級目標を重視していませんでした。「報告に必要だから何か決めて」「指導主事が来るから教室の全面に貼るように」といったことを言われて、決めるには決めていました。ただ、決めるときには色々考えてもしばらくすると忘れてしまい、そのままということがほとんどでした。学級目標なんか、決めなくてもやることは決まってる」とも思っていました。

■毎年、「みんなが伸びる」

毎年、「みんなが伸びる」にしていたときもあります。本当にそれが大事だと思っていました。読み書き計算をベースとした自分の実践にも合っているとも思っていました。それはそれで間違っていないとも思います。ただ、今は変わりました。ある先生と同じ学年になって学級目標の活用の仕方を目の当たりにしたからです。

■全てを学級目標につなげる

その先生は、じっくり学級目標を考え、決めたらとことん活用していました。学級通信のテーマ、掲示物、そして普段の指導。何かと学級目標につなげるのです。ということは、それにふさわしいものを決めておく必要があります。そのためには、子ども理解が基礎にならなくてはなりません。

3 執筆者プロフィール

岡 篤(おか あつし)先生
 1964年生まれ。神戸市立小学校教諭。「学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会(略称学力研)」会員。硬筆書写と漢字、俳句の実践に力を入れている。

4 書籍のご紹介

『読み書き計算を豊かな学力へ』2000年

『書きの力を確実につける』2002年

『これならできる!漢字指導法』2002年

『字源・さかのぼりくり返しの漢字指導法』2008年

『教室俳句で言語活動を活性化する』2010年

5 編集後記 

担任は授業の他に基礎作業、基本方針、危機管理という3K労働きちんと考えなければいけないことが分かりました。漠然と決めるのではなく最初に具体的な方針を決めることが大切ですね。ぜひ、参考にされたらいかがでしょうか。

(文責・編集 EDUPEDIA編集部 内山翔太)

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