理科室での約束事

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

1 学年のはじめごとにしっかり約束を

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3年生になると、理科が始まり、理科室を使う必要がある単元が増えてきます。実験に失敗はつきもので、十分な試行錯誤を重ねながら考えさせることは子どもにとって必要なことだと思います。ただし、集中力の不足からむやみに失敗をしたり、危険な行動に走ったりすることは避けなければなりません。最初に理科室に入った時間に(たとえ6年生や中学3年生であっても)年度のはじめに担当の教師が約束事を確認する作業は必要です。
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2 折に触れながら

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多くの約束事がありますので、一度に話しても、子どもの頭に入りません。大事なことは最初に言いますが、後は折に触れながら、話していきましょう(たとえば、ガラスや薬品の注意はそれぞれを初めて使用する折にふれながら話すとよい)。

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3 基本的な約束事を列挙してみました。

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1.理科室には危険なものが多くあります。人にけがをさせない、自分もけがをしないように行動します。・・・・・大原則です。
2.静かに実験を行うことは大原則です。驚くことがあっても、大きな声を出しません。また、先生が話をし始めたら、いったん手を止めておへそから先生の方を向きましょう。
3.立ち歩きません。・・・・・原則立ち歩かないを宣言しておきましょう。他の班の実験の様子を観察する必要があるときには、その都度「他の班の様子を見て回ってよろしい」と許可を出します。
4.理科の授業以外の時間に理科室には入りません。理科の授業中でも理科準備室には勝手に入りません。また、関係のない器具を勝手に触りません。
5.器具をとりに来るのは、班で一人ずつ、順番に来ます。番号がついている器具は、番号(机番号・班番号・出席番号)通りにとりなさい。・・・・・「これがフラスコです。机の右の前に座っている人、取りに来なさい」など、教師側が指示を出すとスムーズです。複数を一斉にとりに行かせるのは、避けた方がいいです。
6.理科の器具はたいへん値段が高いです。大切に扱ってください。・・・・・「このビーカーは1500円もします。割れる時は一瞬です。」などと、具体例を挙げて説明しておくといいと思います。
7.先生が話をするときは、すぐに作業をやめて、一旦実験器具を置きます。体ごと(おへそから)先生の方を向きます。
8.実験は交替でやります。誰かが一人でやってしまうことのないように、はじめに順番を決めておきましょう。
9.実験は机の真ん中でみんなが見える位置でします。
10.実験中は教科書、ノート・プリントは机の中にしまっておきます。ひと通りの実験が終わってからノートにまとめましょう。・・・・・実験しながらノートやプリントに書き込む場合も。
11.火や危険な薬品を扱う実験の時は椅子を中に入れて、立って行います。・・・・・危険回避のため。全ての実験は立って行うことを主張する教師もいます。私は全部立つ必要があるとは思いません。子どもを立たせると落ち着かない学級もあります。場合に応じて、座らせていてもいいと思います。
12.器具は元の場所に戻します。番号がついているものは、番号通りになおします。
13.器具を片付けるときには、きちんと洗い、乾かします。乾きやすいように、斜めや反対向きで置きます。全部の片づけができたら(机は雑巾がけ、雑巾は干す、椅子を中に入れる)、手を上げて先生に合図します。
14.ガラスが割れたら先生に報告します。勝手に片付けません。ガラスの小さい破片は布テープにひっつけて取ります。
15.薬品が手に着いたり、目に入ったりした場合は、水でよく洗い流します。

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4 教師側の準備も大事

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準備がたいへんですが、なるべく、実験器具は箱などに班ごとにセットしておきましょう。一度に渡して子どもの立ち歩く頻度を減らしましょう。
各机でそろえておくべき用具を板書しておきましょう。
教師側は、実験器具を入れる箱、乾かせる場所(箱)を確保しましょう。ホームセンターなどで便利な大小のプラスチックケースがたくさん販売されています。
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