もののとけ方6 ~温度によるとけ方のちがい

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスHP

2 温度によるとけ方のちがい

ホウ酸を使って、温度によるとけ方のちがいを学習した。

実験1 試験管に水を半分ほど入れてみよう。その中に小さじ一杯のホウ酸を入れてとかし てみよう。

1杯目のホウ酸はすぐにとけた。2杯目3杯目になるとだんだんとかしにくくなったきた。 冬の冷たい水である。なかなか思うようにはとけない。でも子どもたちは「これでもか」と力を込めてシャカシャカと振っていた。何十回も振っているうちに手の温みで水が温められて、ホウ酸がとけた。

指示1 ホウ酸を一杯ずつ入れて、どこまでとけるか溶かしてみよう。

次第に試験管を振る速度が速くなっいった。中には狂ったように振っている子もいる。それでも すぐに限界がおとずれ、小さじに 10 杯も入れれば完全に下にとけ残ってしまった。

指示2 とけ残ったホウ酸を何とかしてとかして下さい。理科室にあるものは何でも使って いいです。

< 丸底フラスコ > < アルコールランプ > < スタンド > < ビーカー >
ホウ酸はグラフのように温度によってとける量がずいぶん違う。温めるとあっという間に 10 杯のホウ酸はとけてしまった。こうなると面白がって、どんどんホウ酸をとかしていった。10 杯 20 杯 30 杯ととかし、30~35 杯というと、半分くらいになってしまう。

えー?すごいねー。よくとかしたね。ちょっと先生にも見せて (と、ぬれたハンカチで試験管をさわる)

私が「すごいねー」といってハンカチで包むようにして持っていると、ホウ酸が見る見るうち
に析出してきた。これは限界までとけたホウ酸水溶液がぬれたハンカチで冷やされることによっ て、再び結晶となって出てきてしまうためである。 「あれっ、おかしいよ。とけていないよ」と試験管を帰すと、子どもは首をひねりながら帰っていく。「おかしいな、さっきはとけていたのにな?」もう、おかしくて仕方がない。何回も繰り 返しているうちに、ハンカチがぬれていることに気づかれてしまった。

発問1 溶かしたのにホウ酸がまた出てくるのはなぜですか?

・水が冷やされたから。
・ぬれたハンカチでさわったから。

発問2 今までとかしたホウ酸をまた出すにはどうしたらいいですか?

< 氷で冷やす > < 水道で冷やす >
このように冷やすとよいことに気づいた。実際に試験管を冷やしてみると、信じられないくらいのホウ酸が析出してきた。これには子どもたちもずいぶん驚いたようである。温めることで多量 のホウ酸が溶けたことを目で確認することができた。

指示3 わかったことをノートにまとめよう

・実験中に、ホウ酸をアルコールランプで温め、とかしたものを森竹先生の ところに持っていこうとして、アルコールランプを消したら、もとのよう に、ホウ酸が水の中に出てきた。ホウ酸をアルコールランプでとかしたら とけて、氷水などで冷やしたりするとまた出てくる。
・試験管の中に、初めの小さじ5杯くらいまではとけていたけれど、さらに 5杯つけたしました。私はずーっと手で振っていました。(水も入れない)でも残念なことに、とけませんで した。その代わりに水で冷やすとだんだん増えます。

3 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

4 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。

「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。

最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。

「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

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