踊れる音楽を選ぶ ~運動会ダンス曲

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音楽が良ければ


運動会や体育の時間にダンスをする機会は多いと思います。ダンスの振り付けをどうするか、ボールやフープ等の道具を持たせるかどうか、隊形をどのように変化させるか・・・等々、考えるべき問題は多いと思います。
考えるべきことの中で、重要な要素の一つに、「音楽に何を選ぶか」があります。
少々下手な指導であっても、音楽が良ければ救われるケースが多々あります。最近(2018年時点)は登美丘高等学校の活躍もあり、日本のダンス文化も認知されてきたようです。YOUTUBEにもダンスの動画たくさんアップされているので、振り付けも様々なバリエーションを引用することが可能になっています。音楽やダンスは人間にとってプリミティブな営みです。小さい時期にダンスを通して共鳴や解放を体感させることは、子供たちにとって貴重な経験になると思います。

音楽選びのポイント


音楽選びのポイントを挙げてみました。

1.子供たちが喜びそうな曲を選ぶ。

2.子供の年齢に合った曲調を選ぶ。・・・小さい子供にはあっけらかんとした明るい曲がいいだろうし、思春期に差し掛かれば少しばかりドライブ感??がある曲もOKかな?

3.子供の年齢に合った歌詞を選ぶ。・・・けっこう大事です。小さい子供に「大人な歌詞」は不味いですし、幼稚な歌詞で思春期の子供を躍らせることも難しいです。思春期の5年生~高校生であれば、少々斜に構えた歌詞でも、いけるかもしれません。


4.大人(指導者)の趣味になってしまわないように、注意が必要です。
過去(1991年)、小学校5年生で近藤等則の「337」という曲で運動会ダンスに挑戦しましたが、子供にも大人(保護者・教師)にも理解をしてもらえず、自分でも何がやりたいか分からなくなって酷い結果になってしまったことがあります(恥)。チャレンジし過ぎると、みんなに迷惑が掛かります(反省)。

5.何度聞いても飽きがきにくい曲を選ぶ。


6.時代を経ても親しまれる曲を選ぶ。


7.今、流行っている曲を選ぶ。・・・音楽には旬だからノれる作品(旬が過ぎると色あせる作品)と、後世まで残る名作があります。旬の力に頼ってみることも悪くないと思います。ダンスに「鮮度」は重要です。


8.リズムがつかみやすい曲を選ぶ。・・・2曲でつなぐなら、前半はゆったりリズム、後半はテンポアップがいいかもしれません。


9.尺を気にせず、1曲で燃え切ってさっさと退場でもいいと思います。


10.そもそも運動会で運動場でダンスをするのは、あまりいい環境とは言えません。体育館や教室の音響のいい場所でやった方がいいと思います。運動場を「気」で満たすことはかなり難しいですが、体育館であれば音響もよく足音が揃うこともあってお互いの「気」が共鳴します。運動会でダンスはやめて、参観日にダンスが良いと思います。

おススメ曲あれこれ


現時点(2018年)でのおススメです。「7. 今、流行っている曲」もいくつかピックアップしているので、年月が経つと旬が過ぎているかも知れません。ジャニーズや三浦大知、ディズニー、モー娘。、エグザイル系、AKB系等は相当な数の踊れる曲があると思いますが、多すぎるし有名すぎるので敢えてほとんどピックアップしていません。リンクをたどってもらうと動画に行きつきます。一部の動画はYOUTUBEの映像をこの記事内で直接見られるようにしています。選曲はあくまで筆者の好みで、ダンススピリットに溢れる曲を選んだつもりですが、かなり偏りがあります。あまり知られていないかもしれない名曲も含めました。一応、小学生が踊る曲をピックアップするのが前提でしたが、結果的にかなり横道にそれ、中高生・大人向きのものも多数含まれています。各ビデオからダンスの振り付けのパターンを少しずついただくのもいいと思います。

Another Day of Sun – La La Land Opening Scene

近年のダンス大会を見ていると、超絶テクニックの進化ぶりに驚かされます。それはそれで素晴らしいことだと思っていますが、テクニックだけではないスピリッツが大切であることをこの映画の冒頭シーンを見て思い知らされます。超絶的なテクニックを敢えて廃しているかのようなシンプルな振り付けに見えますが、おそらくそこには常人には太刀打ちできない所作やスピリッツが集積されているのでしょう。ただの歩き姿にも魅了される奥の深さ。曲・演奏・歌詞も含めた総合芸術としてアメリカの歴史と文化を感じさせられます。これで小学生の運動会でどう踊れるのかと言われると・・・ちょっと難しいでしょうか。

【Cover Version】USJ「Another Day of Sun」

映画のサントラは大人っぽいアレンジと歌唱なので、子供は踊りにくいと思います。たくさんのダンス映像や音源がネットやCDで視聴できますので、振り付けも含めてサーチしてみて下さい。

【CM】ポカリスエット 「キミの夢は、ボクの夢。」全篇【歌詞付き】

挙手空拳であっても高校生ならこれだけできる。やや曲調も歌詞も大人(学生・青少年)向きでメロウ。キレッキレのダンスが感動的。「子供じゃなくて大人でもないそんなジェネレーション!」「くだらないとか、笑われても、フツウじゃ足りないの!」って、青春しています。こちら↓も面白い。

ポカリスエット WEB動画 | 「ポカリガチダンス フルバージョン」篇 150秒

Michael Jackson – Beat It (Official Video)

マイケルジャクソンは1979年になるとソロで活躍を始め、1980年前半にはMTVの映像によるプロモーションで大ヒットを連発します。 “Beat It”と言われると攻撃的な意味かと思いがちですが、これは「逃げろ!」というスラングで、「ずらかれ!」が近いとのことです。巨匠マイケルは平和主義者です。

マイケル・ジャクソン トリビュート熊本-Michael Jackson Dance Tribute JAPAN2011-

熊本県でのフラッシュモブ。マイケルの上記のダンスを地方の商店街で繰り広げます。東日本大震災の復興応援イベントとして開催。
熊本から精一杯の思いをこめて東日本へエールを届けよう!をテーマにマイケル・ジャクソンのダンス・トリビュートが開催されました。

やぎさんゆうびん by マイケル・ハクション

グッチさんのこのシリーズのトチ狂った感じが好きでした。完成度が高いです。NHK教育テレビで放送された子供番組「ハッチポッチステーション」から。

Janet Jackson – Rhythm Nation

1980年代にマイケルジャクソンが大活躍した後、妹のジャネットが1980年代の終わりに打ち立てた金字塔。プロモーションビデオが秀逸。冒頭で“With music by our side To break the color lines Let’s work together To improve our way of life”「音楽を心に抱いて人種差別をなくすの みんなで一丸となって生き方を良くしていきましょうよ」と歌っています。アルバム中では貧困やドラッグに抗議した曲もあり(1960~1980年代はロックやダンスがドラッグと深い関係を持っていた)、ジャネットの挑戦でもあったようです。私はこの曲で1994年の5年生で運動会のダンスに取り組んでみました。後に市の表現大会にも出場しています。当時は体育の「表現」領域でこうしたロック系のダンス曲を使って大会に出場する教師はいなかったので、先生たちの反応は、「?(@_@)?」でした(笑)。

Janet Jackson – Rhythm Nationパロディー版(とんねるず)


パロディー版ですが、とんねるずの魂がこもっています(笑)。これだけ完成度が高いダンスのパロディーがTVの人気番組で放映されたことに衝撃を受けました。

西城秀樹 YOUNG MAN(Y.M.C.A.) (1979)

西城秀樹のレコード大賞受賞曲。Young Man Can do Anything(若いうちはやりたいこと何でもできるのさ)!

当時はピンクレディーが絶頂期でしたが、男性歌手でこれだけ歌って踊るのはジャニーズにもおらず、西城秀樹と沢田研二ぐらいだったのでは?みんなで踊れる振り付けの完成度という意味では、抜きん出ていたように思えます。客席といっしょにY!M!C!A!で盛り上がれます。
40年の歳月が経ってもカバーされるのは「曲の良さ」なのでしょう。「青春の日々は二度と来ないから思い出になると思わないか?」「ほら両手挙げて、足踏み鳴らして、今思う事をやっていこう」。私は発売当初青春真っただ中だったのだけれど、あまりにもベタな歌詞が心に響きませんでした。でも40年近くを経た今、不思議と心に響き、勇気づけられます。ストレートで明るい曲調がエバーグリーンな要素なのでしょう。

PS.
こんなことを、書いていた矢先に西城秀樹さんの訃報が・・・西城さんありがとう!

GENERATIONS from EXILE TRIBE / 「Y.M.C.A.」Music Video ~歌詞有り~

エグザイル系でカバーされたらこうなる。携帯会社のcmに起用されるところが凄い。西城さんは脳梗塞の後遺症でリハビリに取り組む中、2018年にお亡くなりになられました。若い人たちがダンス文化をこうして継承してくれていることは嬉しいですね。

E-girls / Y.M.C.A. (E-girls version) Music Video ~歌詞有り~

エイベックスが推しているのでしょうか。女性グループもやってくれています。高校生が制服(制限された服)を着て踊る(自由)という「制服×ダンスのコントラスト」はなかなか面白みがあります。数あるカバーバージョンの中でも、E-girls版は、不思議と心に沁みます。

Village People YMCA OFFICIAL Music Video 1978

ヤングマンはこれが原曲。原曲のYMCAの意味は、Young Man’s Christian Association(キリスト教青年会)。

富士森高校 ダンス部 – YOUNG MAN(Y.M.C.A.)

YOUTUBEでは高校生~大人たちがYMCAを踊る姿をけっこうたくさん発見できました。これだけ広く継承されるのは、楽曲の良さなのでしょう。アレンジの多さにも驚きです。

Be True To Your School- Beach Boys

初期のビーチボーイズの曲はどちらかというと能天気なサーフソングのような扱われ方をしがちです。この曲はサーフソングでもホットロッドでもなく、アメフトのゲームを想定して「自分の学校を大切に」といった意味を込めて作られた曲のようです。どうってことはない歌詞なのに、何故かブライアンの美メロに誘発されて愛校心を喚起されるから不思議です。上↑の動画は誰かがカバーしたロングバージョンで高校生が”Lip Dub”という口パクで自校の盛り上がっている様子を演出しています。同様のバージョンがYOUTUBEに多数アップされています。ビーチボーイズがこんなにも愛されていて、しかも今なおダンス曲としてきちんと成立していることに感激しました。

あなたに- MONGOL800

モンパチの名曲。メロディーも歌詞もシンプルかつストレート。小学校高学年~高校生あたりでやってみると面白いと思います。楽曲のよさはダンスを盛り上げる上で有利に働くと思います。

あなたに・合唱バージョン

少し脱線。映画「うた魂」のラストシーン。
※ これは、ダンスシーンではありません。参考ビデオです。

小学校低学年|表現運動・現代的なリズムのダンス模範演技

少し脱線。YOUTUBEにはたくさんのダンス教則ビデオがあります。これは、基本の動きとして部分的に取り入れられますね。

ウルフルズ – ええねん

中高生向けでしょうか。やや熱すぎる?

THE ROLLING STONES Around & Around

故チャックベリーの曲をストーンズがカバーしています。初期ストーンズはカバー曲が中心でした。古典を愛していたんですね。ミックジャガーが若くてかわいいです。半世紀以上前の映像なので、ダンスのテクニックに関してどうだこうだと言ってみても仕方ないです。この映像が放つ「場のエネルギー」を感じてもらえれば・・・

できっこないを やらなくちゃ/ サンボマスター

これも、小学校でやるには熱く激しすぎるかもしれません。小学生には「感情過多」でしょうか。

いきものがかり じょいふる dance cover

ポッキーのコマーシャルソングですね。ポッキーシリーズはよくできています。

後世に残したい新垣結衣のポッキーCM

ガッキーのポッキー、ちょとした革命でしたね。本当に後世に遺したいです。

The Greatest Showman – This Is Me [Official Lyric Video]

映画「The Greatest Showman」主題歌。平昌オリンピックフィギュアのエキビジョンに使われていました。

PyeongChang Olympic GALA Finale Yuzuru Hanyu

その平昌オリンピックフィギュアのエキビジョンの様子がこれです。みんな、競技に心血を注いでいたはずなので、おそらくこの演技に関しては短時間の付焼刃的な練習だったろうけど、熱量はすごいです。様々な事情を抱えた国の勝者と敗者が集い、勝ち負けを超え、「これが私(たち)」と群舞する姿は映画(ちょうどこの時期に上映中だった)のテーマともシンクロしていて、感動させられました。

グレイテスト・ショーマン主題歌This is me(日本語字幕あり)

「The Greatest Showman」のキアラ・セトルの歌唱シーンです。ヒュー・ジャックマンも感動しています。感情過多にも思えますが、アメリカンスピリットの底力を見せつけられた気がします。

星野源 – ドラえもん 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】

ドラえもん人気は侮れません。ちょっとユルくて、ビート感に欠けるかも。

【公式】「恋ダンス」日野+やっさん+ナツキ+柚ver &第8話予告 1129火『逃げるは恥だが役に立つ』

星野源つながりで、逃げ恥。番組放映中、放映後しばらくはたくさんの動画が見られましたが、残念ながら著作権の関係(下記)でYOUTUBEでは歌付きの完全版は見当たりませんでした。ケネディー駐日大使がアップした動画はすでに見られません。ガッキー率いるキャストたちが踊る映像のユル楽しい雰囲気は圧巻です。そういえば、番組名はマイケルジャクソンの“Beat It”と通じるものがあるようですが、意図的なのでしょうか?

恋ダンス踊ってみた動画 ⇒ 星野源の所属レコード会社「削除して」

ダンス動画について考えさせられる記事です。著作権の問題は真摯に考えねばならない案件ですが、一方で一般人がダンスでつながることによって境遇・国境を越えた連帯感(ひいては平和な世界)を産み出すメリットについても十分に考えられるべき案件であると思います。こうした貴重な映像に関しては、企業側がきちんと著作権をクリア(収益性を確保)した上で、有料でいいのでオフィシャル版をネット公開していく方向で頑張って欲しいです。下記リンクは、有料映像コンテンツサイトの例です。
https://www.paravi.jp/ paravi「今すぐ、どこでも見放題」
普及するのに月額925円はまだ少しハードルが高いような気がしますし、YOUTUBEほどの網羅性(一般人や海外を含めた動画)がありません。「無法地帯のYOUTUBE」にとって代わる「まっとうな映像コンテンツサイト」による動画配信の時代までもう一息か。

【MV full】 恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]

誰にでも踊れるテンポにした上でテクニックの難易度を下げ(されど、極めるにはけっこう難しい)、中高年にも親しみやすいモータウンサウンド&希望的な歌詞で仕上げて一般に広げて売るという戦略(コンセプト)は見事だったと思います。ダンスが公共の財産であるという考えがバックグラウンドにあったことが大成功につながったのでしょう。AKB48の偉業であると思います(※筆者は特にAKBファンではありません)。

Mr.Children「overture ~ 蘇生」Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012

発表後15年を経て下記CMで採用されたミスチルの名曲。

Mr Children/蘇生(花王洗濯用洗剤「アタック」新テレビCM曲) (曲情報)

そのミスチルの曲のCMバージョン。渡辺直美はダンスの動きをコピーする能力が半端ではないそうです。彼女がワールドワイドな活躍ができる理由はその辺りにもあるようです。ダンスの能力を育てるには、幼少期からの経験が大事だと言われています。

Taylor Swift – Shake It Off

曲名の意味は、「気にしてなんかいられないー」。ご機嫌な感じで、明るいし、歌詞もダンス向きの自由さがあって楽しいですね。

WANIMA「シグナル」OFFICIAL MUSIC VIDEO

昨年、タウンワークのCMでブレイクをし出したWANIMA。若い層に受けているらしく、NHKの「18祭」は見ごたえがありました。ややストレート過ぎるかな?

土屋太鳳 × ASICS | HELLO ME 第6話 | I MOVE ME

「ガチで踊る女優」というジャンルを確立した感のある土屋太鳳。「幸せなら手を叩こう」といういにしえの子供向け曲でここまでやるのはご立派。

FARRAH Happy And You Know It -しあわせならてをたたこう-

こんな↑風に昔の名曲を踊れるように今風にアレンジしてくれるのはありがたいです。

マイムマイム/高中正義

ついでに、「マイム」高中正義バージョンです。かっこいいです。

【TETRIS】KOROBUSHKA(M.S Remix)【Remix】

もうひとつ、コロブチカリミックスバージョン。プロの方々にはどんどんこうしたダンス曲を演奏して、配信してほしいです。著作権切れの楽曲を上手にアレンジすれば有料でも購入する人は多いと思います。

THE BLUE HEARTS – リンダリンダ

これは、小学校ではアウトでしょう。テレビ初登場時の朴訥かつ尖がった雰囲気は衝撃でした。

THE BLUE HEARTS – 人にやさしく

曲中の「がんばれ!」を唱和することで、盛り上がれます(笑)。「リンダリンダ」に比べれば、十分に小学校でも使用可能な曲です。2018年のドラマ「チアダン」でもこの曲が使用されていました。上記の土屋太鳳・石井杏奈(Yangman)・八木莉可子(ポカリスエット)の三者がこのドラマに出演しています。ベタな筋書きでしたが、けっこう楽しめました。
この動画も、女子高生グループ(何者かはよく知らないです)がダンスナンバーとして使用しています。邦楽ロックの名作が受け継がれていることが嬉しいです。

座頭市タップダンス

映画「座頭市」でのタップダンスシーンは圧巻です。ただ、映画の中で座頭市が人を斬りまくるので、ちょっと小学生には・・・

GReeeeN「あいうえおんがく」

小学校低学年向き。けっこう低学年がノレるダンス曲は難しいです。ダンス動画見本もわかりやすくて楽しいです。

東京事変 – 新しい文明開化

シンプルでアップテンポで美メロの名曲だと思います。こういうのを作るのはけっこう難しいと思います。各楽器のはじけっぷりもいいし、PVもよくできています。林檎姐さんの旗振りパーフォーマンスも冴えています。さすが東京事変。アルバム「大発見」を携えたツアー「DISCOVERY」の大ラスに選択したのがこの曲です。

木村カエラ – You know you love me?

Don’t be timid Be yourself (縮こまらないで、あなたらしく)
歌詞にも魂がありますね。ストレートでいいです。

ポンキッキーズ体操/“歩いて帰ろう”

いろいろな場所に繰り出してしまう自由度がよかったですね。キッズ向けである事や安室奈美恵&鈴木蘭々そして斉藤和義を採用したことや、「ユルいダンス」の可能性を提示したことなど後に与えた影響は大きいです。文化遺産です。

You Can’t Hurry Love

多数のアーチストによるバージョンがある中でも、このいにしえの録音の原曲は秀逸です。マイケルジャクソンが生涯想いをはせた女性「ダイアナロス」の声がキュートです。フィルコリンズによるカバーもリスペクト感に満ちていてよかったです。上記の斉藤和義「歩いて帰ろう」も、モータウンサウンドへのオマージュを捧げたものではないかと思います。

Petit Caprice 20131122~24 京大11月祭 ◆◇6曲目You Can’t Hurry Love◇◆

京大生も踊っています。難しいテクニックを追求しなくても、見せることが可能であることを示してくれているように思います。

宇多田ヒカル「道」

アルバム「Fantôme」1曲目として収録されています。「Fantôme」は亡くなった母へ捧げるという意味を含んだアルバムでもあったそうですが、この曲には5年の活動休止と母の喪失からの回復を感じさせる力を感じさせられます。「道」という題名だけあって、空手風パンチが似合いそうな曲です。このCM↓もいいです。

Radiance – 1999 (Prince Cover)

有名な人たちではないみたいなのに、プリンスの原曲を見事にカバーしています。米国文化、恐るべし。

WILLITARY PRINCE MEMORY WEEK!!1999 FULL BODY WORKOUT!

この↑リンク先動画は、「1999」で延々とワークアウト。こういうのも、アリだと思います。

爆笑!フェルナンデスのエキシビション

平昌オリンピックエキビジョンで、男子シングル銅メダルのハビエル・フェルナンデスが踊ったダンス名曲の数々。過酷な練習を積んだであろう本番演技(素晴らしかったです)の「後」にこれだけのことをやってのけるサービス精神に敬服です。
※ この素晴らしい動画、削除されてはまたアップされます。これは、平昌バージョンではありません。著作権問題、残念です。削除されていたら、ごめんなさい。

BEATLES DANCE! TRIBUTE

ビートルズはもはや古典ですが、あまりダンスナンバーとして捉えられはないのかな?あれだけの名曲を残しながら、ダンス曲として使われている動画が少ないような気がします。ビートルズを含め古典的な名曲をダンスナンバーとしてリメイクする試みを期待しています。

07 PRK Tae Ok RYOM & Ju Sik KIM – 2018 Four Continents – Pairs SP

話がややそれます・・・。ビートルズつながりで、フィギュアスケートです。平昌オリンピックにも出場した北朝鮮代表リョム・テオク&キム・ジュシク組がなんとBEATLES「A Day In The Life」を選曲、世界大会で演技をしています。この曲は反戦の意味を持っていると思うので、北朝鮮ペアがこんな選曲をしたことに驚きました。難解な歌詞ですが・・・
A Day In The Lifeの歌詞について
音楽やダンス、スポーツを通して国境をこえた交流が進み、世界が一歩でも平和に近づくとよいなあと思います。

David Bowie – Modern Love – Run

ラストはデビットボウイ。彼の作品の中でストレートに踊れる曲としては最高傑作ではないかと思います。アルバム「Let’s Dance」に収められたこの曲、なぜか疾走シーンとマッチします。映画「汚れた血」(レオス・カラックス監督)の中でもドニ・ラヴァンが疾走するシーンに挿入されています。“don’t believe in modern love”“Church on time”(=定時に教会(に行くなんて、くだらない))と言い放っています。クレイジーです。小学生にはまだ早いかも。

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