「スイミー」(Swimmy)国語・授業アイデア~目と耳と体で、美しさと勇気を読む~

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(写真は、バリ島のおすすめダイビングスポット! 青い海とサンゴ礁と魚たち|DeNAトラベル(スカイゲート)より)

はじめに

小学2年・国語「スイミー」(レオ・レオニ:作、谷川俊太郎:訳)の授業アイデアを紹介します。本単元は、一匹だけ黒色の特徴や仲間との協力して困難を乗り越えてる展開、ファンタスティックでカラフルな挿絵など、大人の心をも惹きつける作品です。

教科書だけではなく、絵本の読み聞かせをすると、よりスイミーの世界に浸れるのではないでしょうか。記事末に、綺麗な海中の動画も紹介しています。

国語の授業とは言え、文字で視覚的に理解するのが苦手な子には、音声や映像で伝わりやすいこともあります。動作化で理解する子など、言葉だけでなく、様々な手立てで学習を進めることが大切だと感じています。

(EmodulThuega、Published on 16 Mar 2010)

目次

1 指導目標(光村図書出版HPより)

◎文章の中の大事な言葉や文を書き抜き,それをもとに感想を書くことができる。

○人物の行動や場面の様子などについて,想像を広げながら読み,感想を書くことができる。

・様子を表す言葉を使って文を書くことができる。

2 発問

左が本文:右が発問

1の場面

  • 魚のきょうだいたち、挿絵:どれくらい兄弟がいた?
  • 楽しくくらしていた。:みんなで何をしていた?

2の場面

  • おそろしいまぐろ:どれくらいおそろしい?大きさは?速さは?色は?形は?
  • にげたのはスイミーだけ:どうしてスイミーだけ?
  • こわかった:何が?
  • さびしかった、とても かなしかった:何が?なんで?今まではどうだった?これからは?どう読む?

3の場面

  • けれど:何と何が反対?2の場面とは何がちがう?
  • にじ色、ドロップ、もも色:頭の中に想像してみよう。絵を描いてみよう。

4の場面①「そのとき、~うんと考えた。」

  • スイミーは見つけた:兄弟が生き返った?
  • 「出てこいよ。~いっぱいだよ。」:スイミーは一緒に何がしたかった?なんでこう言った?
  • 「だけど、~考えなくちゃ:何を考える?
  • スイミーは考えた。いろいろ考えた。うんと考えた。」:どれくらい考えてるんだろう?なんでいろいろ考えた?

4の場面②「それから、とつぜん~まもること」

  • さけんだ:なんでさけんだ?
  • けっして、はなればなれにならないこと。みんなもちばをまもること。:簡単?難しい?やってみよう。(教室か外)

5の場面「みんなが一ぴきの~おい出した。」

  • 「ぼくが、目になろう。」:なんでスイミーが目に?他の魚はダメなの?
  • 大きな魚をおい出した。:なんで追い出した?スイミーや魚たちの気持ちを吹き出しに書こう。

3 ワークシート

毎場面の読み取りで、
①「スイミーがしたこと」を視写
②「スイミーが思ったこと」を想像する
③「スイミーに言ってあげたいこと(感想)」
の3つを書いて交流します。

*写真の一番上が元版、以後は記入例です。

ダウンロードはこちらから⇒スイミー ワークシート.doc

4 学習発表

(treponte、Published on 24 Dec 2017)

赤と黒の衣装、カラフルな傘、巨大なマグロなど手作りで楽しそうです。
歌って踊って、音読の成果も発揮できますね。
上の動画の他にも、小学校や劇団の発表劇も参考になります。

5 その他、授業アイデアなど

(AQUA Geo Graphic、Published on 6 Jul 2015)

(funnyvideos215、Published on 6 Feb 2014)

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