校務の情報化の推進 ~教職員への研修と伝達事項

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目次

一年をかけてプチ研修を


学校に於いてICTの活用は業務改善と絡んで、重要な課題です。

「学校の多忙化」の改善(業務改善)4 ~具体的な業務改善のアイデアICT編

児童生徒にICTを教える立場であるのに、教員のスキルがなかなか上がらないことが、長年改善できないままになっています。
ICT担当教員としては、研修や職員会議を通じて教職員に伝えたいこと、伝えるべきことがたくさんあると思いますが、一度に伝えようとしてもなかなか伝わらないし、スキルアップも難しいです。ICT研修と銘打って2時間ほどを任されることが今まで何回もありましたが、2時間と言われても、意外と「まとまった伝えるべき内容」というのはありません。教員によってスキルや知識量の差が大きいため、一斉に教授・伝達できる内容が見つかりにくいのです。
そこで、一年をかけて少しずつ伝えるべきことを伝えます。職員会議の機会に、一度に5~10分程度のICTに関する伝達やプチ研修を行います。

下のリンク先のファイルをダウンロードしてください。※このファイルは1年間を通じて伝えたことのダイジェスト版で、異動で新しく赴任する教職員に見てもらうための文書です。

校務の情報化通信vol-0000.docx



ファイルには、下記の内容について書かれています。こうしたことを一年を通じて少しずつ話してゆくことで、教職員の理解を深めます。

1.職員会議・職員朝集
2.情報の発信について
3.ファイルを配布したいとき、ファイルで提出書類を要請するとき
4.ショートカットキーを使ってみましょう
5.端末の一発シャットダウン・スリープの仕方について
6.フォルダの整理を
7.アドレスの表示
8.画面のコピー(Snipping Tool)が便利です
9.PC室に関するお願い
10.ちょっと工夫して印刷
11.教材の共有を
12.フォルダの整理を
13.アナログとデジタルの使い分けを
14.ICTには、便利な面と危険な面があります
15.エクセルファイルへのご理解を
16.係の負担軽減に関してご理解を

校務の情報化推進担当の設置とエクセルによる成績処理の導入


私の職場では「校務の情報化推進担当」という校務分掌を立ち上げて、情報担当とは仕事内容を分けています(と言っても、結局は同じ者が担当したり、相互補完的な動きになったりしていますが・・・)。校務の情報化推進担当は、研修や推進のためのルール作り、使い勝手の良いICT環境作りなどを広い視野を持って推し進めます。

教員のスキルアップを図るのであれば、エクセルによる成績処理を導入するのが良いと思います。成績処理という必須の業務でエクセルを使えば、「コンピュータを活用しないという手はない」という事を理解してもらえると思います。コンピュータ活用の意義が分かって何度も操作を繰り返せば、教員のスキルはぐぐっと底上げされることと思います。
下記リンク先を是非ご参照ください。

評価・評定をエクセルで「ダイレクト」「確実」に算出する ~ 評価の現状と課題【教育事務ファイル】

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