映画「Most Likely to Succeed」について

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目次

1 概要

この記事では、教育関係者の間で人気を博している映画「Most Likely to Succeed」について簡単な紹介を行っております。また記事の最後には、EDUPEDIA編集部が2018年12月9日に東京都渋谷区にて共催をするこの映画の上映会の情報も掲載されています。

2 映画「Most Likely to Succeed」とは

「Most Likely to Succeed」 は、「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属の、トニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。2015年の公開以来、5000以上の学校や図書館、公民館といった公共施設や、SXSW edu を含む教育カンファレンスなどで上映されています。

米国のカリフォルニア州にある High Tech High というチャータースクールに通う二人の高校1年生の成長を追いかける過程で、日本と同様な受験偏重型教育と、生きる力を身につける実践的な教育のバランスをどう考えるかなど、国は違えど似た状況も多く、教育を取り囲む様々な視点について考えさせられる作品です。親や教育者の悩みに触れ、有識者の意見や子供の変容を受け止めて、我々の置かれた環境を今後どのように変革していくべきかという事を、我々一人一人が自分ごととして考え、その場に集まる仲間と意見交換するという目的で自主上映会を開催しています。

ディスカッションでは、ライフスキル(非認知能力)の重要性について、これからの学校に求められる姿、家庭で取り入れるべきこと、今後のカリキュラムのあり方など、多様な立場の方々が話し合いをすることで、考えを深めています。参加者にとっての気づきも非常に幅が広く、立場や現状により幅の広い感想が毎回みられます。(FutureEdu TOKYOより引用)

3 こんな先生にオススメの映画です

  • 大人数一斉授業に違和感を感じている先生
  • エビデンスベースの教育改革の手法を知りたい先生
  • 教科横断型PBL学習について理解を深めたい先生 etc…

4 どうやったら観れるの?

初公開から2年以上経った今も日本各地で自主上映会が行われています。単に、映画を観るだけではなく、参加者同士で映画の感想をシェアしてリフレクションを行う時間があることが特徴です。

全国各地での上映会のスケジュールはこちら

5 EDUPEDIA編集部が共催している上映会情報

日時
2019年2月17日(日) 10:00~13:00
場所
東京インターハイスクール 渋谷キャンパス(東京都・渋谷区)
実施主体
東京インターハイスクール・NPO法人ROJE(EDUPEDIA所属団体)
お申し込み・お問い合わせ
こちらのホームページにて受付中

6 編集後記

私自身も実際に映画を観て、アメリカの最先端の学校はここまで進んでいるのかと驚きました。テストも教科書も無い、日本とはあまりにも違う学校のスタイルに呆気に取られながらも、いきいきと学ぶ生徒達の姿を見て、「これが次世代の教育の姿なのかもしれない」と感じました。次はまた違った角度からも観ようと思える素敵な映画でした。皆さんも是非機会があればご鑑賞ください。(EDUPEDIA編集部・石川 瑛士)

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