優先順位を冷静に即判断した事例の紹介(生徒編,保護者編,大人編,続編あり)ちょこっとアドバイスも

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今、学校が子どもたちを守るためには、先生方が互いに支え合うことが大前提になるのではないでしょうか。
そんな事例の一コマをちょこっと紹介させてください。
滋賀県ではなく、他の都道府県の中学校の校長先生です。

2020年4月、新年度最初の職員会議で、中学校の校長先生が全教職員に語りかけました。

「生徒が登校しない日は、
教職員のみなさんはご自分を守り、
ご自分の大切な人を守り、
ご自分の家族を守ることを最優先してください。
年休・半休・時休・災害特休(災害特別休暇)など、
どうぞ遠慮なくご自身で選んで自己決定してほしいと思います。
生徒たちを守る教職員のみなさんを守るのが、
校長の役目ですから、私が責任をとります」

職員室には、どよめき(リスペクトかな)が起きました。

私は、この校長先生の言葉を支持します。
北海道東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国四国地方、九州沖縄地方の、校長先生たち7人からも支持の声を直接聞くことができました(七人の侍?)。
今年度は総てが前例のないスタートですから、全教職員が不安な思いで出勤しています。
市町村教委も混乱している時でもあります(前例がないので)。
学校現場の責任者である校長先生が、
全教職員に謙虚に感謝し、
冷静に優先順位を判断し、
ちゅうちょなく決断することこそ、
全教職員の思いを、しんどいけど前向きにいざなえる唯一の方法だと、
この校長先生の言葉から学ぶことができましたこと、とても有り難く思います。

もちろん、状況は日々刻々と変わります。
毎日が出たとこ勝負になりますから、
腹をくくれるか、くくれないかで、
初動の成否が決まるでしょう。
そんな中でこそ、
子どもたちに新たな「」を語れるのが教師だと思える瞬間が来ると、
私は信じます。

私個人的には、
東京生まれの大阪育ちで京都大学で教鞭をとられた
数学者の森毅(もりつよし)先生の名言集の中に、
この難局ならではの「」のヒントがかくれているように感じます。

【生徒編】

他の府県の校長先生からメールが来ました。
その中学校の生徒会長がニュースで
「クラップ・フォー・ケアーズ」
の取り組みを知り、校長先生に電話してきて
ぼくらもやりたい
と言ったので即
OK
したとのこと→職員会議で校長提案→
(○曜日の正午に、各家庭の窓やベランダから30秒間の拍手
=子どもたちのモチベーション維持になると思います)。
今も毎週、続いています、学校の再開も願いつつ・・・。

子どもたちも、自分らで出来ることを見つけ、大人に働きかけ、やり始めていることが、
とても嬉しく頼もしく思いました
(この子たちの未来のために、私たち大人が踏ん張るのは、今ですよね)。
全国で広まっていること=「継続は力なり」「広がりは力なり」だと思いました。

ちょこっとアドバイス
小中学生のみなさんには、教科書が配られたのではないか、と思います。
定期的にプリントを、学校からもらっていますか。
でも、習っていないことのプリント学習って、
わからないこと、いっぱい
ですよね。
そんな時は、晩ご飯の時とか、おうちの人と話せる時に、
ここ、わからへん。教えて
と言っていいのですよ。

おうちの人も、教えてあげられない時だってあります。
ですから、
「困ったねぇ。でも、わからへんところ、見つけたの、えらいね
と、笑顔で、お子さんを、ほめてくださることを、オススメします。
どうせできないと、あきらめてしまう子にならないために、オススメします。
そうすることで、お子さんは次の2つの、どちらか(生きる知恵)を学びますよ。
わからない時は、聞いたらいいんや
わからない時は、自分で調べてみようかな

【保護者編】

その中学校区にあるゴミステーションも、在宅の人が増えたので、収集日に出るゴミ袋も増えていました。
そこで、ある保護者さんは、
たいへんな中のゴミ収集、ありがとうございます
という感謝のメッセージを、ゴミ袋の外側に書いておられることを伺いました。
今日から、ティッシュやマスクは小袋に入れてます
長続きさせるコツはシンプルなメッセージにすること、だそうです。
連休のゴミ収集、感謝します

それが記名と同じで習慣になってしまうと、苦痛でもなんでもなくなり、いつの間にか楽しみになるそうです。
夕食で、ゴミの分別が話題になりました
食品トレーは、スーパーの回収ボックスに入れてます
などなど、脱帽→リスペクトですよね。
新聞を読んで、日本中に広まっていることを知りました。

【大人編】
元X JAPANの、YOSHIKI(よしき)さんや、
元T.M.Revolutionの、西川貴教さんほどの寄付は出来なくても、
各自の出来る範囲で、
防護服の替わりに雨ガッパを病院へ寄付したり、
マスクを福祉施設へ寄付する人が徐々に増えてきました(企業も)。
YOSHIKIさん、西川貴教さん、先陣をきってくださって、有り難うございます。

【大人の続編(現在進行形)】
東京都墨田区・台東区の飲食店の大将らと
最前線の病院スタッフさんを
ベンチャー企業のオッチャンがボランティアで架け橋になり、
病院スタッフさんへ応援メッセージ付き弁当が届けられました。
看護師さんたちからの
おいしいお弁当と、温かいメッセージで、パワーチャージできました
などの、お礼の寄せ書きも読ませてもらいました。
5月12日「看護の日」にも、病院へお弁当が届けられました(それ以降も)。
東京の人らもやるやん!と思いました。
大阪の人らも阪大病院などへ支援してはるし、
日本って、やっぱり捨てたもんやないなあ、と再び実感させられました。
(何度も実感することが、私のモチベーションかな)

【私編】
私もぜひとも真似をさせてもらおうと、ちょこっとだけ思いました。
祭りのビニール雨ガッパを…と思ったら、上着だけでズボンがありませんでした。
使い捨て手袋を…と思ったら、どこも売り切れでした。

せめて、ゴミ袋メッセージは…ゴミを袋に入れてからでは、とても書きにくくて、難儀しました。
とてもじゃないけど、自分でも読めません。
けっきょく、何も入れてないゴミ袋に記名する時、なんとか読める字で書くことができました。
ふと、「クスッと川柳」を思い出しました。
記念日に今日は何の日?」「燃えるゴミ」』
【続編】で、東京の人らの心意気を知り、ちっさいことしかできませんが、私も散歩の時、手袋・ゴミバサミ・袋の持参、やめんと続けることにしました。
継続は力なり」「くり返しも力なり」「あきらめないのも力なり」そして「感謝し、夢を探すのも力なり」を実感させてもらって、改めて感謝します「ワンチームも力なり」。

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